「TV-Watch」

 わたしが見たテレビ番組の感想を適当に掲載していきます。雰囲気としては、喫茶店の隅で仲間が集まり、見たばかりの番組をネタにして、勝手な放言をしているという感じです。読んだ人は、メールなどで反論をよこしたりしないようにしてください。ただし、事実誤認があれば、それだけは指摘に応じて訂正するつもりです。それ以外のクレームはいっさい受けつけません。
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 2001/10/01 (Mon)

「SAMURAI GIRL リアルバウト ハイスクール」キッズステーション 毎週月曜日20時30分〜21時

 視聴中止。

 2001/10/01 (Mon)

「旋風の用心棒」日本テレビ 毎週月曜日25時35分〜26時5分

 アニメ新番組。黒澤明監督の「用心棒」を原作にしたとある。舞台を現代にして、設定等を大胆にアレンジしているらしいが、あまり、その意味が感じられない。それなら、「血の収穫」をアニメ化したほうが、よほどいいものができるはずだ。黒澤監督の映像は、その内容において映像作品としての頂点を極めている。とりあえず、お手並みは意見させてもらうが、期待度はひじょうに低い。

 2001/10/02 (Tue)

「しあわせソウのオコジョさん」テレビ東京 毎週火曜日18時〜18時30分

 アニメ新番組。ハムスターが当たったら、今度はオコジョかよと思ってしまう。印象としては、すごく安直。しかも、ハムスターもでてきている。でもって、1本2話構成なので、基本的にこれはわたしの評価範囲作品ではない。ギャグは退屈で、滑りまくり。映像的にも見るべきところはなく、早晩、視聴中止となる作品であろう。

 2001/10/02 (Tue)

「ファイナル ファンタジー:アンリミテッド」テレビ東京 毎週か曜日18時30分〜19時

 アニメ新番組。キャラを見ていると、なんとなくなつかしい。ハイライトなしのべた塗り彩色は、むかしのサンライズのやり方そのままである。予算がなかったのかな。キャラ設定や作画はけっこういいのにね。しかし、CG部分はまるでだめ。例の2Gアニメ部分と完全に乖離してしまうださいタイプである。コンテがうまいから、CGさえもう少しちゃんとしていたら高めの評価がだせたかもしれない。でも、改善はされないだろうな。

 2001/10/02 (Tue)

「BS朝日スペシャル 人類の限りなき挑戦 国際宇宙ステーション 〜世界巨大プロジェクト」BS朝日 21時〜21時50分

 国際宇宙ステーションを堪能できる番組。詳細は後ほど。

 2001/10/02 (Tue)

「ちっちゃな雪使い シュガー」TBSテレビ 毎週火曜日26時50分〜27時20分

 アニメ新番組。おたくにいっさい興味を持たない会社の社長がおたく相手にどう商売をするかを考え、まんまと多くのおたくたちをその策に取り入れて成功を収めている。みごととしか言いようがない。今回も、その策に則った絵づくり、話づくりを披露して、たくさんのおたくたちを社長の思惑どおりに動かし、手持ちの金を根こそぎ吐きださせようとしている。……と思って見はじめたら、あらま、びっくり。ひじょうによくできた、いい作品に仕上がっているではないか。いわゆるうれしい誤算というやつね。堅実だが、よく練られた演出と構成。カットのつながりもきちんとしていて、編集にも心地よいリズムがある。しかも、第1話としての完成度が高い。世界とキャラクターが、構成を乱すことなく、きれいに紹介されている。作画も含めて、このレベルが最後まで維持できるのなら、これは予想外の佳作になりそうだ。注目して視聴していきたい。しかし、にしても、この放送時間はいったいなんなんだろう。わたしがおたく相手の商売アニメと思ったのも、この時間帯設定のせいだ。午後6時台に放送すれば、いくらでも健全な女児向け商品展開のできる正統派作品なのに、関係者は何を考えているのか? 編成担当者とブロッコリーの社長の目論見がさっぱりわからない。「策士、目が曇ったな」と言ってしまいたくなるような内容と放送時間帯のギャップである。

 *再放送情報

「BS朝日スペシャル 人類の限りなき挑戦 国際宇宙ステーション 〜世界巨大プロジェクト」10/22 BS朝日 21時〜21時50分

 2001/10/03 (Wed)

「X ―エックス―」WOWOW 毎週水曜日18時30分〜19時

 *「ドキュメント地球時間 再現!イエス・キリストの生涯」「しあわせソウのオコジョさん」「ファイナル ファンタジー:アンリミテッド」の穴も埋めた。よろしければ、見てやっていただきたい。

 アニメ新番組。映画版は、もう才能的に終わってしまっている監督を起用したため、業界内では「X(エックス)」じゃなく「×(ペケ)」と呼ばれていたようだが、さて、テレビ版はどうだろうか。って、川尻監督の絵コンテ、ずいぶん平凡だね。最初は抑えたのかな? 話がまだぜんぜんわからないので、しばらくは様子見ということになりそうだ。

 2001/10/04 (Thu)

「おとぎストーリー 天使のしっぽ」WOWOW 毎週木曜日18時30分〜19時

 アニメ新番組。願望充足型おたく対象アニメ……かな。雰囲気からいって「夜伽ストーリー」にすればよかったのに(こらこら)。ツキのない無職男にしては、やけに広い部屋に住んでいるとか、設定がちょっとへん。あと、作画レベルがいまいち。とりあえず、はじまったばかりなので、感想の詳細は回を追ってからとしたい。

 2001/10/04 (Thu)

「ナジカ電撃作戦」TVK 毎週木曜日25時40分〜26時10分

 アニメ新番組。パンツだしっぱなし。パンチラではない。ずうっとだしっぱなし。何を考えているのだろう。パンチラはパンチラという言葉どおり、本来、見えないようにしているものがちらりと見えることをいう。このスタッフはエロティシズムの意味や本質を理解しているのだろうか。だしっぱなしなら、これは水着と同じである。テレ東の絶対ださない姿勢も不自然だが、このだしっぱなしも不自然の極み。頼むから自然な描写をやってくれないかなあ。強引と無理は、作品をだめにするよ。で、演出だが、これがまたひじょうにレベルが低い。アクションシーンは、すべてどこかからの借り物。決めポーズも含めて、見たことのあるようなカットの連続である。オリジナリティは皆無。この程度の演出能力だから、女性ふたり、車でただ走るだけのシーンだと、もうお手あげ状態である。ここは、何も借りてこれないものね。リズムも画面切り換えタイミングもぼろぼろ。間延びすることおびただしい。けっこう丁寧な作画とアニメーティングが、しくしく泣いているんじゃないかな。

 2001/10/04 (Thu)

「格闘王」TBSテレビ 毎週木曜日26時5分〜26時35分

 TBSがK-1の新シリーズの放映権を獲得したためつくられた格闘新番組(らしい)。つくられたのか、つくらされたのかは不明。このあたりは「追求しないほうがいいよ」と夢●獏(とくに名を秘す)という人から忠告されている。しかし、よくやるね。ついに在京キー局3つを制覇だよ。でも、NHKスペシャルは無理だろうな。

 2001/10/05 (Fri)

「VANDREAD the Second Stage」WOWOW 毎週金曜日18時30分〜19時

 アニメ新番組。といっても、これは続編である。基本的には、何も変わっていない。CGが2Gアニメとまったく融合していないところも従来のままである。主人公がただの馬鹿なのも同じ。1話としての出来も、あまりよいとはいえない。どうして、こんなひとりよがりな作品をつくってしまうのだろう。不可解である。

 2001/10/05 (Fri)

「手塚治虫の旧約聖書物語」BS日テレ 毎週金曜日19時〜19時30分

 アニメ新番組。といっても、つくられたのはかなり前である。1992年に、手塚さんの全体構成、アニメ制作総指揮によって完成し、イタリアのテレビ局で放送されたらしい。製作は、日本テレビとイタリア国営放送RAIテレビ。日本語版はDVDで販売されていたが、BSとはいえ、日本のテレビで放送されるのは、これがはじめてかもしれない(調べたけど、わからなかった)。旧約聖書の映像化はむずかしい。正確に描けば、それはもう残虐な映像の連続ということになってしまう。映画の「十戒」も、大幅に内容を改竄し、描写をごまかしていた。今回は「手塚治虫の」「旧約聖書物語」である。当然、物語として、手塚さん流の解釈やアレンジがたっぷりと施されているはず。そう思って、ちょいとDVD版の紹介を読んでみたら、あら意外。旧約聖書に即して、かなり忠実にエピソードが描かれているらしい。あの「エリコ」も、DVD第6巻にちゃんとタイトルとして存在している。これは、楽しみだ。じっくりと見せていただこう。ただし、1話を見た限りでは、映像的には何も期待できない。聖書の記述をただ絵に移しただけの凡庸な作品である。

 *テレビ初ではなく、以前、WOWOWの有料放送でオンエアされたことがあるとの指摘を多くの方からいただきました。ご指摘に感謝し、ここに追記しておきます。

 2001/10/05 (Fri)

「ドキュメント地球時間 ローマの決闘〜コロッセウムのグラディエーター」NHK教育 毎週金曜日22時〜22時45分

 ただ古代ローマ剣闘士のエピソードを紹介するだけの番組かと思っていたら、コロッセウムが誰により、どうやって建設されたのかまで、CG映像を用いて詳細に描いてくれた。参考になるなあ。「グラディエーターが脚光を浴びていた古代ローマ社会では、エロスとバイオレンスがすべてを支配していた」なんてナレーションまで入っている。それって、いまの日本と同じね。結局、平和だとか人権などと言ったところで、人間はこういうのが好きなのである。某漫画喫茶の1番人気作品は「グラップラー刃牙」なんだもん。みんな、正直に生きなきゃだめだよ。

 2001/10/05 (Fri)

「まほろまてぃっく」BS-i 毎週金曜日24時30分〜25時

 アニメ新番組。本来は26時からオンエアらしいが、志ん朝師匠逝去に伴う追討番組が入って、時間が大きくずれてしまったらしい。BSデジタル放送は直前の番組チェックが欠かせないね。
 というところで、内容である。GAINAXの新年会で、わたしは監督から「この作品、しゃわぁ(入浴シーンを意味する、ごく狭い範囲での業界用語)がいっぱい入っていますよ。期待していてください」と言われた。その期待は裏切られなかった。いや、期待以上であった。まじにここまで描いちゃっていいの? 思わず、そう画面に向かって尋ねてしまうほどだ。むろん、しゃわぁはしゃわぁとして、他のシーンでの節度はきちんと保たれている。だからこそ、しゃわぁが場面として生きる。この作品の主眼は、主人公であるまほろをどこまで愛らしく、可憐に描けるかどうかであろう。それができないと、この作品は意味をなくす。第1話は十分によくできていた。次回以降のしゃわぁ……じゃなくて、さわやかな展開をさらに期待する。傑作になってくれるといいな。

 2001/10/05 (Fri)

「バビル2世」テレビ東京 毎週金曜日27時10分〜27時40分

 アニメ新番組。しかし、なんでいまさらという印象は拭えない。アニメ業界って、そんなに企画が払底しているのかなあ。そんな話、聞いたことがないぞ。とりあえず、映像的にも構成的にも見るべきところはなし。漫画をアニメにしただけで映像作品になると思ったら、大間違いだ。それなら漫画を1コマずつ画面に映しだしてくれたほうが、よほどましな番組になる。

 *再放送情報(変更)

「NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録〜東海村臨界事故」10/10 NHK総合 25時15分〜26時5分

 2001/10/06 (Sat)

「ガイスターズ」テレビ東京 毎週土曜日7時30分〜8時

 アニメ新番組。小惑星が地球に衝突し、大惨事が起きてから300年後の世界を描いている。300年? 300万年の間違いじゃないの? SFは、どうしてこんなに舐められてしまうんだろう。悲しくなってくるね。お馬鹿に徹していた「宇宙船レッド・ドワーフ号」でも300万年の時間をきちんと設定していた。常識と才能のあるスタッフがつくれば、コメディであっても、当然そうなるのである。この作品世界の場合、より現実的にいえば1000万〜3000万年くらいあけてほしいんだけど、300万年なら、ぎりぎり納得できる範囲に入ると思う。しかし、このスタッフに、そういうまっとうな要望はかけらも通じない。CGは2D作画と馴染んでいないし、第1話としての出来も相当に不出来である。将来的な期待度はゼロ。それ以上のものには、なりそうにない。

 2001/10/07 (Sun)

「激闘!クラッシュギアTURBO」テレビ朝日 毎週日曜日7時〜7時30分

 アニメ新番組。これも2Dアニメに対するCGの融合性が低い。どの作品もできていないのならいざ知らず、先駆者的な存在であるゾイドがきちんとやってみせてくれたのだから、いまに至ってもこんな状態というのはまったく納得できない。作品評価の前に、まずそれが気になってしまう。なんとかしてくれないかなあ。

 2001/10/07 (Sun)

「NHKスペシャル ウォーター・ビジネス〜水を金に変える男」NHK総合 21時〜21時50分

 文字どおり水商売の話。胡散臭いところまで、お水の世界にそっくりである。世界中を飛びまわり、水をボトル詰めして売りまくる。水源を見つけ、工場をつくり、清涼飲料水メーカーに売却する。水源はきれいである必要はない。見つけた水は加工され、不純物が根こそぎ取り除かれる。先進国ではヘルシーを売りにした天然水が売れるが、途上国はそうではない。何よりも清潔な飲料水が必要とされている。だから、世界中、すべての国で水は商売になる。ボトル・ウォーターが必ず売れる。そして、その戦略の要になるのが、水の安全基準だ。途上国で安全基準が定められると、地元企業はその基準を満たすことができなくなる。そこへコカコーラなどの大手海外資本がどどっと流れこんできて、市場を席捲する。そのレポートの舞台はインド。うーん、ガンジスの水を平然と口にできる人も、不潔な水道水は敬遠してしまうのね。
 しかし、湧き水は無限に存在しているわけではない。その大本となる地下水脈は、大量に汲みあげられることにより、急速に枯渇へと向かう。そのトラブルがボトル・ウォーターの隆盛とともに増加しはじめている。いやはや、どこにでも商売の種と問題のネタは転がっているんだねえ。このままだと深大寺の水もあぶないかな。

 2001/10/10 (Wed)

「テニスの王子様」テレビ東京 毎週水曜日19時〜19時27分

 アニメ新番組。でだしが、いきなり下品である。どうして敵役をこんなに下品にする必要があるのだろう。ぜんぜんわからない。「スラムダンク」に影響されているのかなあ。あれは必要があってそうしているわけで、これとは根本的なところで異なっているぞ。無意味な設定は、作品の質を悪化させる。原作がそうなっていても、アニメでは質を高める努力をする。それが演出であり、脚色である。独立した映像作品をつくっているんだという気概を忘れちゃだめだよ。

 2001/10/10 (Wed)

「ヒカルの碁」テレビ東京 毎週水曜日19時27分〜19時55分

 アニメ新番組。これはいい。素直におもしろくつくられている。読んでいないけど、たぶん、原作の素性がいいんじゃないかな。作画も丁寧だし、対局シーンの演出も、リズムがきちんと刻まれている。ゆかり先生の囲碁教室で、囲碁の勉強ができるってのも、けっこうナイス。

 2001/10/10 (Wed)

「クローズアップ現代 緊迫のアフガン」NHK総合 20時〜20時45分(NHK衛星第1 21時25分〜22時10分)

 拡大枠の特別版。アフガニスタン内戦のこれまでの経緯や現況をおさらいするための番組。冒頭で、ロンドン大学東洋アフリカ研究所のファルク・アザムという人が「市民の間で死傷者がでている」と語った。これ、なんの意味もない言葉だ。米英連合軍の攻撃は、不意打ちでも奇襲でもない。予告をした上で軍事目標を選び、堂々と毎日つづけている空爆である。くるとわかっている攻撃。それに対して、あなたなら、まず何をする? 自分をアフガニスタン政府のトップだと思って考察してみてほしい。予告があり、そこに攻撃部隊がくるのだ。政府は何をすべきか? わたしなら、攻撃目標近辺に住む民間人をすべて即座に安全な場所へと避難させる。国が国民に対してやらねばならぬこと。それはかれらの身を守ることだ。それができなくて、何が一国の政府であろう。避難させれば、当然、攻撃に巻きこまれて被害に遭う民間人の数をゼロに近づけることができる。当り前だよね、攻撃は予告されているし、どこに攻撃を仕掛けてくるのかも明らかになっているんだもん。にもかかわらず、タリバンは、民間人に多数の被害者がでていると発表する。なぜか? 民間人を避難させていないからである(あの貿易センタービル突入攻撃を思い浮かべてみるといい。あれが事前に予告されていたら、アメリカ政府はどうしたか。ビルのいる人たちとビル周辺の住民を即座に避難させたはずである。タリバンがやっているのは、予告があっても、人びとをビルの中からださない。そういうことだ)。どうして避難させないのか? ここから先は書かない。タリバンの発表を聞けば、その理由は想像できる。この疑問を抱いた段階で、答えはすぐに頭に浮かんでくる。しかし、世の中には、こんなにわかりやすい疑問ですら、まったく気がつかない人たちがいる。かれらはどういう頭の構造をしているのだろう。タリバンの発表を鵜呑みにし、「米英軍の攻撃で民間人に被害がでている。けしからん」などとわめいたりする。かれらは「くるとわかっている攻撃で民間人に被害を及ぼしたくないのなら、事前に避難させればいい」とはかけらも思わない。タリバンが「政府のやるべきことを放棄している」とは爪の先ほども考えない。こういう人たちを呼ぶのに適した、いい言葉がある。
 平和ボケ。
 というわけで、北部同盟などを使い、アメリカはきちんとアフガニスタン国民に対し、避難・退避勧告をだした。そして、そのあとも、空爆を続行すると公式に宣言して攻撃をつづけている。至れり尽くせりの戦争だ。しみじみと、そう思う。1945年3月10日の東京、8月6日の広島、9日の長崎は、こんなにきちんと国際法に則った扱いをしてもらえなかった。あれから56年、戦時国際法はここまで力を持つようになった。この意味、戦争と聞いただけで拒否反応を示す平和ボケさんには、永久に理解できないことであろう。

 2001/10/10 (Wed)

「Hellsing」フジテレビ 毎週水曜日26時40分〜27時10分

 アニメ新番組。吸血鬼を題材としたホラー作品(らしい)。冒頭の説明台詞が少し気になったが、それを除けば、展開も演出も作画もひじょうにレベルが高い。詳細については、回が進んで全体像が見えてきたころ、あらためて書いてみることにする。

 2001/10/11 (Thu)

「噂の覆面マジシャン V.S.プリンセス・テンコー 超魔術暴露バトルII」日本テレビ 19時〜20時54分

 6月に放送された「噂の覆面マジシャン 禁断のトリック大暴露」の続編。あいかわらず、トップクラスのマジックのネタは明かしてくれないけど、瞬間移動ネタの解説はいろいろと参考になった。こういう仕掛けを思いつくことができる人が密室トリックのミステリーを生みだしているんだろうな。で、最後のマジック(空中でマジシャンが忽然と消えてしまうというネタ。コマ送りで見ても、忽然と消えてやがる)の謎暴露は、またもや次回まわしとなった。テレビ屋さん、ひっぱってくれるねえ。なお、この覆面マジシャンだが、知人から、市販されているビデオの中で顔も見せているし、名前もちゃんと名乗っているという暴露報告があった。当然だよね。こんなことでいちいち生命を狙われていたら、たまったものじゃない。大仰なナレーションは、ただの演出だ。マジシャンの正体に興味がある人は、通販で出まわっているこの人のビデオを見ることにしよう。CSでも放送されたことがあるらしい。

 2001/10/11 (Thu)

「北欧トレッキング紀行(4) 氷河を越えて 北欧最高峰に挑む〜ノルウェー」NHK衛星第2 20時10分〜21時30分

 4回シリーズで北欧の各国を紹介する番組。「ラップランドの白夜」「フィンランドのムーミン谷」「デンマークの半島」ときて、この最終回が「ノルウェーの山」である。詳細は後ほど。

 2001/10/11 (Thu)

「コンドルヒーロー」BSフジ 毎週木曜日22時35分〜23時5分

 アニメ新番組。中国の人気作家、金庸の武侠小説を日本と香港の合作でアニメ化した功夫時代劇。おもしろいものをつくる。しかし、たるいシナリオ、凡庸なコンテで、残念ながら、1話を視聴した限りでは作品としてすぐれたところが見当たらなかった。功夫も神秘主義的で超能力みたいになっているしね。これではワイヤーアクションの実写をしのぐことはできないよ。

 2001/10/11 (Thu)

「ココロ図書館」テレビ東京 毎週木曜日25時15分〜25時45分

 アニメ新番組。よくこういう企画を通したね。いろんな意味で感心してしまった。脳味噌、溶けそう。これでストーリーがつづくのだろうかと思うが、それが楽しみになったりもする。ラスト、一般的な日本の映像作品だと、ナレーション口調で手紙の内容を流すところだが、それをしない。なかなかの演出である。ここについては、高く評価しておく。しかし、この三姉妹、収入はなんで得ているんだろう?

 2001/10/12 (Fri)

「ベスト・オブ ディスカバリー スパイ・テク〜命がけのゲーム」BS朝日 21時〜22時

 スパイの中でもイリーガルス……暗殺専門部隊を紹介している。ナレーターはロジャー・ムーア。中心となっているのは、イギリスとアメリカの第2次世界大戦における特殊部隊と戦後のKGB等。CIAもでてくるが、こちらは失敗つづき。カストロ暗殺など、8回もミスっている。そういう点では、自責の念にかられた暗殺者が自首するなんてこともあったKGBも似たようなものである。映画やテレビにでてくる殺しのライセンスを持ったスパイのようなイメージはどこにもない。むしろ、アルカイダのテロリストのほうが、自身の生命を捨ててかかっているだけあって、仕事の確実性が高い。で、後半は、それに対抗するためのアンチ・テロの技術レポート。ちょっと物足りない感じね。実質45分程度では、エピソードの表面を撫でることしかできなかったようである。

 2001/10/12 (Fri)

「ドキュメント地球時間 氷の地球」NHK教育 毎週金曜日22時〜22時45分

 6億年前の氷河時代、地球の全表面が氷で覆われていたという説がある。いわゆるスノーボールアース説だ。とんでも本のネタにあったような気がする。このBBCの番組は、その説にあらたな根拠が見つかったというレポートだ。アフリカのナミビアで、氷河時代の名残りであるドロップ・ストーン(氷河の流れで運ばれる丸い石。ニューヨークのセントラルパークなんかにも転がっている)が地層の中から発見されたというのだ。これは、かつて熱帯まで氷河が到達していたという証しになるらしい。でも、これだとパンゲア大陸が極地寄りにあったとする説に負けてしまう。わたしのような素人も、見ていてすぐにこのことを考えた。いま熱帯にある大陸が、6億年前も熱帯にあったとは限らない。ところが、鉱物の磁気検査が、その反論をくつがえした。ドロップ・ストーンが赤道近辺の熱帯で形成されていたというデータが得られてしまったのである。また、生物学的にも、この時期の生物種大滅亡が説として存在している。さらには5.5億年前あたりからはじまった種の爆発的多様化とも、符合するところが少なからずある。実際に、スノーボールアース説支持者は、この生命体の多様化が超寒冷化と超温暖化という大変動を経て一気に起きたものだと主張している。なかなかに興味深い指摘だ。
 ま、いずれにせよ、地球はいきなり氷結する。それは、たしかだ。しかも、その原因がわからない。わからないのに、温暖化で世間は騒ぐ。新しく甦ったスノーボールアース説でも、この極端な寒冷化状態から地球を解放したのは、超高濃度の二酸化炭素による地球温暖化であったと結論されている。人類の営みがどうのこうのというが、地球はこうやって温暖化と寒冷化を繰り返し、時を重ねてきた。そのタイムオーダーは数千万年から数億年にのぼる。この番組の最後でも、「いつまた地球に大変動が起きて氷河期がくるかもしれない。そのとき、人類は滅亡の危機に瀕する」なんて意味の言葉をまとめとして述べている。地球をうんとあっためておいて、寒冷化に対処するという考え方も、ちょっとくらいはあってもいいんじゃないかな。

 2001/10/12 (Fri)

「バビル2世」テレビ東京 毎週金曜日27時10分〜27時40分

 視聴中止。

 2001/10/13 (Sat)

「ガイスターズ」テレビ東京 毎週土曜日7時30分〜8時

 視聴中止。

 2001/10/13 (Sat)

「RAVE」TBSテレビ 毎週土曜日17時30分〜18時

 アニメ新番組。いまふたつくらい盛りあがらなかった第1話。こういうのはロケットスタートでつくってほしいなあ。あと、カジノに入場料という設定が気になった。一般的なカジノは誰でも入れるの。できる限りたくさんの人を集めて、その懐から金を吸いあげるの。だから、カジノによっては、チップのサービス券を配って集客につとめているところもある。会員制のクラブはいざ知らず、ふつうのカジノで入場料なんて、とんでもない話。原作にあったかどうかは不明だが、たとえあったとしても、無理で非合理的な設定は採用すべきじゃないよ。

 2001/10/13 (Sat)

「カスミン」NHK教育 毎週土曜日18時30分〜18時55分

 アニメ新番組。親が海外に行くため、他人の家に預けられる女の子が主人公。って、「だぁだぁだぁ!」じゃないよ。預けられる先の家はヘナモンと呼ばれるクリーチャーの住まい。そして、ここを紹介したのが荒俣宏さんという設定(らしい)。荒俣さんなら、たしかにこういう家を知っていそうだね。存在そのものがヘナモンみたいな人だから。この部分については適任だと思う(本当か?)。

 2001/10/13 (Sat)

「バンパイヤンキッズ」フジテレビ 毎週土曜日18時30分〜19時

 アニメ新番組。視聴対象外作品。

 2001/10/15 (Mon)

「夢伝説〜世界の主役たち アーサー・C・クラーク 未来と人類の予言者」NHK総合 23時(23時25分)〜23時45分(24時10分)

 「不定期写真日記」で書いたが、ちょいと飛騨方面に行ってきた。そのため、多くの番組がビデオ録画状態になっている。で、帰宅して最初にリアルタイム視聴したのが、これである。ニュース延長の都合だろうか、25分遅れではじまった。クラークについて語るゲストは高橋源一郎さんに大森一樹さん。小説家と映像作家という組み合わせである。しかし、どちらもSFの人ではない。そのため、いくつかピントのずれた発言があった。それに、「パンナムのスッチーが履く靴の底は磁石じゃなくてベルクロだよ」などと、ついつい反応してしまう。ま、それも愛敬ね。でも、クラークの作品を「ハードSF」と呼ぶのは、個人的に納得できない。クラークの作品はプロパーSFである。日本語に訳せば「本格SF」といった感じだろうか。「SFの中のSF」である。これがSFなのだ。そう断言していい。それを「ハードSF」などと呼ぶと、何か、数あるSFの中の一分野の作品のように聞こえてしまう。そもそもハードSFという言葉は、いまひとつ印象がよくない。科学検証にがちがちにこだわった、融通の利かない作品というイメージがある。その代表作家がハル・クレメントだ。クレメントの代表作「重力の使命」は多くの論争を巻き起こした。論争は文学論争ではない。科学論争である。設定されているメスクリンという惑星の形状が科学的に正しいか否かで、意見が激しく戦わされた。作品そのものの評価は、さほど高くない。異星人なのにメンタリティはヤンキーそのもの。ストーリーもとりたててすぐれたものではなく、ハードSFという言葉は「科学的には正確を期そうとしているものの、小説としては凡庸かそれ以下」という意味をそこはかとなく内包するようになってしまった。高校、大学生時代のわたしは、作品的にもひじょうに高度であったクラークの作品をハードSFと呼んでいる人をほとんど見たことがない。クラーク、アシモフ、ハインラインといった50年代のスター作家の作品は、そのすべてがプロパーSFと呼ばれていた。SFをやるのならプロパーを書く。これが、わたしたちSF作家予備軍の目標となっていた。クラークは、まさしくその頂点に位置していた人である。スペースオペラとかハードSFというと、SFの一部としてのジャンルという感覚からどうしても逃れることができない。それに対して、プロパーSFは堂々たる本流の王道という響きが、その呼称の中にある。なんたって「本格」なんだもんね。
 ところが、若手評論家などに聞いたところによると、最近、クラークの作品をハードSFと呼ぶ作家が増えてきているという。事情はおおむね想像がつく。日本のハードSF作家といえば、石原藤夫さん、堀晃さんといったところが先駆者である。この人たちの作品は、クレメントのハードSFとは根本的に異なっている。小説として、十分に熟成されているのである。小松左京さんの作品もそうだが、これらは本来、プロパーSFと称していい作品群だ。その証拠に、日本SF大賞の第1回受賞作品は堀晃さんの「太陽風交点」である。「SFの中のSF」として、SF作家たちにより最初に選ばれた作品がこれであることは、まさしくその本流がなんであるのかをはっきりと示していると言っていい。要するに、日本におけるハードSFと欧米におけるハードSFのレベルの差、これが混乱のもとになっているのだ。そりゃあ、どうやったって、クラークとクレメントを同列に評価はできないよね。クラークの作品はプロパーであり、クレメントのそれはハードSFだ。このように区別せざるをえなくなる。堀さん、石原さんや、ハードSF書きを自称している若手の作家たちも、願わくば、自作を「プロパーSF」と称してほしい。「SFとはこれだ。これがSFだ。だから、プロパーだ。本格だ」と主張できる内容が、かれらの作品にははっきりとあると思う。傍流のちょいとくだけた分野はスペースオペラやヒロイック・ファンタジーあたりにまかせておけばいい。まずは本格ありきである。それを明確にするためにも、日本でいうハードSFを書いている人たちには、ぜひプロパーSF作家を名乗ってほしい。SFとは何かを一般の読者たちに強くアピールすることを思うと、その呼称は「SFの中のSF」であることを意味するプロパーでなくてはならない。わたしはそう考えている。
 というわけで、クラークの作品はプロパーSFだ。ハードSFではない。これこそがSFなのだ。ああ、SFって本当にすばらしいなあ。

 *注 録画してある作品については、見たあとで順番に掲載することになる。中抜けばかりで申し訳ないがご容赦いただけると幸いである。

 *再放送情報

「NHKスペシャル 5億丁の戦慄〜小型武器拡散を追う」10/16 NHK総合 25時55分〜26時45分

 2001/10/16 (Tue)

「しあわせソウのオコジョさん」テレビ東京 毎週火曜日18時〜18時30分

 視聴中止。

 2001/10/19 (Fri)

「ドキュメント地球時間 サバン症候群」NHK教育 毎週金曜日22時〜22時45分

 何かを失うと、何かを得る。何かを得るためには、何かを犠牲にする。そういう原則が、すべての生命体に厳然と課せられている。宿命とでもいうべきだろうか。サバン症候群は自閉症患者のごく一部に存在する、驚異的な能力を持った人びとのことだ。ある人はカメラのような形状記憶力を有し、ちらりと見ただけの光景を、細部にわたるまで正確に絵で描くことができる。また、ある人は一度耳にしただけの旋律をピアノ等で完璧に再現演奏してしまう力を持つ。カレンダーを2世紀ぶん暗記している人もいる。映画「レインマン」の主人公は、このサバン症候群の患者をモデルとしている。最近の研究で、この能力発現が老化による記憶障害を起こした人などにも起きていることがわかった。脳梗塞など、なんらかの現象で脳が損傷を受けたとき、ある種の枷が外れた状態になり、能力が現出する。カメラのような記憶力は、本来、人間が生きていく上では必要のないものだ。いや、逆にそれが他の機能、能力の妨げになったりする。人間にしろ、動物にしろ、忘れるということは重要な意味を持つ。形状の細部に関する記憶やさまざまな思い出の多くは脳によって意図的に捨てられ、他の能力との調和を保つように調整がおこなわれる。サバン症候群の高度能力は、その調整がおこなわれなくなった結果として得られることになる特異な力だ。以前、NHKスペシャル「生命・脳」の中で少しだけ紹介された人びとを、この番組はあらためて詳しくレポートした。この分野については、もっともっといろんなことを放送してほしいね。すごく期待している。

 2001/10/26 (Fri)

 *多忙と外出つづきで、テレビ視聴リズムが完全に狂ってしまった。これまでは、ある程度たまってから3〜4日おきにアップしていたが、今後はたとえ見た番組が1本しかなくても、そのつどアップする形に体制を変更しようかと考えている。とりあえず、立て直しをはかってみるので、来週まで待っていただきたい。

 *再放送情報(変更の可能性あり)

「ワールドドキュメンタリー 追跡 アフガン麻薬ルート」10/28 NHK衛星第1 23時〜23時50分
「ワールドドキュメンタリー 大量殺りく テロに備えるアメリカ」10/28 NHK衛星第1 23時50分〜24時40分
「NHKスペシャル 戦場のITビジネス 〜狙われる希少金属“タンタル”」10/29 NHK総合 25時15分〜26時5分
「NHKスペシャル イスラム潮流 第1回 すべてはメッカに始まる〜世界に広がる13億人」10/28 NHK総合 10時5分〜11時21分
「NHKスペシャル イスラム潮流 第2回 人も金も神がつくった〜コーランと生きる」10/29 NHK総合 24時15分〜25時6分
「NHKスペシャル イスラム潮流 第3回 マンハッタンにコーランが流れる〜急増するアメリカのイスラム教徒」10/30 NHK総合 24時15分〜25時6分
「地球に乾杯 吹き矢と生きる〜アマゾン源流・知られざる民族(短縮版)」10/31 NHK総合 23時〜23時50分
「NHKスペシャル イスラム潮流 第4回 イスラムの定めに生きる〜革命20年目のイラン」10/31 NHK総合 24時15分〜25時16分
「NHKスペシャル 宇宙 未知への大紀行 第7集 ブラックホール〜銀河を揺るがす謎の天体」11/6 NHK総合 24時15分〜25時5分

  2001/10/27 (Sat)

 *BSデジタル再放送情報(変更の可能性あり)

「BS朝日スペシャル 南米ギアナ高地」10/29 BS朝日 21時〜22時50分
「BS朝日スペシャル 浅間山荘事件30年目の真実!今、初めて語る証言者たちの人質救出作戦」10/30 BS朝日 21時〜22時50分
「BS朝日スペシャル 人類の限りなき挑戦 国際宇宙ステーション〜世界巨大プロジェクト」10/31 BS朝日 21時〜21時50分
「ハイビジョンスペシャル ヒマラヤ最後の遊牧民ブロックバ」10/31 BS-hi 13時〜15時
「ハイビジョンスペシャル ガン攻略最前線・米国国立がん研究所」11/3 BS-hi 25時〜27時
「BS朝日スペシャル 人類の限りなき挑戦 国際宇宙ステーション〜世界巨大プロジェクト」11/11 BS朝日 13時〜14時50分

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