「TV-Watch」2001年4月分

 わたしが見たテレビ番組の感想を適当に掲載していきます。雰囲気としては、喫茶店の隅で仲間が集まり、見たばかりの番組をネタにして、勝手な放言をしているという感じです。読んだ人は、メールなどで反論をよこしたりしないようにしてください。ただし、事実誤認があれば、それだけは指摘に応じて訂正するつもりです。それ以外のクレームはいっさい受けつけません。
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 2001/04/01 (Sun)

「RUN=DIM ランディム」テレビ東京 毎週日曜日6時30分〜7時
 春のアニメ新番組ラッシュである。しかし、この番組はもう見ない。前にも書いたことがあるかもしれないが、フル3Dアニメをひとつのジャンルとして確立させていくためには、この作品のように、どん底のレベルから商業ベースにのせていくことが重要な意味を持つ。それについては理解できる。理解できるが、それを見て評価することはできない。少なくとも、わたしの能力では不可能である。デッサンすらまともにとれていないキャラクター、稚拙な演出、素人じみたアニメーティングをどうしても看過できないからだ。これに関しては、もっと任に適した人が評価を与えてくれることだろう。わたしは視聴対象外とする。

 2001/04/01 (Sun)

「超GALS!寿蘭」テレビ東京 毎週日曜日8時30分〜9時
 いきなり説教全開ときた。ああ、うざったい。おまけに、これ、いつの渋谷の風俗なんだろう。制作している間に、現実から置いてきぼりをくらっちゃったんじゃないの。……と反射的に言ってしまう波瀾の一発目だったが、一発目は一発目である。今後、どのように展開していくのかは予測できない。もう少し全体像が見えてきたら、なんか書いてみよう。

 2001/04/01 (Sun)

「コメットさん☆」テレビ東京 毎週日曜日9時30分〜10時
 九重祐三子さん、ナレーションは問題ないけど、せりふはへた。声質も、声優には向いていない。やはり俳優さんである。でも、狙いが狙いなんだから、これはどうしようもない。内容も、今回は導入部だけなので、まだ何も言えない。でも、アニメーティングにはちょっと驚いた。ああいうキャラデザインなのに、妙に指なんかの細部がきっちりと動く。おもしろいところにこだわりを持っているのね。そこには注目してみたい。

 2001/04/01 (Sun)

「機動天使 エンジェリックレイヤー」テレビ東京 毎週日曜日17時20分〜17時50分
 格闘士育成ゲームテーマの作品かな。1回だけじゃ、なんもわからないけど。でもって、この格闘人形は女性タイプしかないのだろうか。「天使の事典(ジョン・ロナー著 鏡リュウジ・宇佐和通 訳 柏書房刊)」の「天使の性別」という項目には、「神学者たちは天使を両性具有的存在としてとらえてきた」とある。ただし、サタンと戦う役割を担ってきた大天使ミカエルは、男性的に描かれることが多いらしい。まだ作品そのものについて言及できる状態にないので、とりあえず、どうでもいいことだけを書いてみた。
 ところで、東京タワーはいつでてくるの?

 TV Watch1周年を迎えて

 4月になった。3月末に「ここを開設してから1年が過ぎた」と書いたけど、Takachiho Notesを正式にひらいたのは、2000年の4月である。ひらいたとき、「風まかせ 月影蘭(2000年3月29日放送作品)」について述べた中で、わたしはTV Watchにおける基本的な評価方針(批評方針ではないよ)を開示した。わたしが評価方針に関してTV Watchで触れたのは、これ一度きりである。バックナンバーがすべて置かれていることもあり、その後はずうっとそのままにしてきた。ところが、昨今、なぜかわたしの評価方針を誤解されているらしい人がでてくるようになった。「(高千穂は)批評行為が公正なものだと思いこんでる」などと書かれたことまである。わけのわからない、的はずれな指摘だ。そこで、1年ぶりにわたしの評価方針を抜粋し、再掲することにした。
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 けっこういい。いや、いいというのは間違っている。わたしは基本的に好き嫌いで作品を評価しない。これは当然のことである。自分ひとりが勝手にそう思っているのならかまわないが、他者に対して評価を読ませるとなると、好き嫌いは絶対に言ってはならないことになる。これは自明の理である。わたしは嫌いな食材が多くて、とくにワカメを苦手にしているが、だからといって「ワカメは撲滅せよ。あんなもの食べているやつは人間じゃない」などと書いたりはしない。個人の嗜好とその評価は無関係である。仮にワカメに毒素があり、それが人間に害をなしているのなら、つぎのように書くことは問題なく許されるはずである。「ワカメに含まれている××という成分は人間のからだに悪いので、ワカメは食品として扱ってはいけません」むろん、そんな事実はないので、これは通用しないが、好き嫌いを無視して純粋に事象を客観的に評価するというのはこういうことなのである。
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 以上である。見てのとおり、どこにも「批評」とか「公正」などといった言葉は使われていない。自分にとって都合のいい言葉を勝手に選び、それを使って挑発したりするのは、因縁をつけるときの常道である。先に例として挙げたものがそれに該当するかどうかは不明だが、そういう意図を持った人に突っこまれることは皆無とはいえず、今回、1周年を区切りに、いま一度、評価方針をここへ載せてみた。同じ文章を何度もお見せしてしまって、本当に申し訳ない。
 そもそも、TV Watchの執筆方針自体は、いつもこのページの冒頭にちゃんと掲げられている。
「わたしが見たテレビ番組の感想を適当に掲載していきます。雰囲気としては、喫茶店の隅で仲間が集まり、見たばかりの番組をネタにして、勝手な放言をしているという感じです」
 この感想の中に、ときどき作品の評価を入れている。その評価の方針を示したのが、前掲の引用文である。感想部分と評価部分を混同したり、わたしが使ってもいない言葉を用いて方針をねじ曲げ、公開の場に掲載したりする行為は、迷惑以外の何ものでもない。ここを楽しみに読まれている方は、この手の流言蜚語に惑わされないよう注意していただきたい。よろしくお願いしておく。

 2001/04/01 (Sun)

「フードファイト 香港死闘篇」日本テレビ 21時(21時50分)〜22時54分(23時44分)
 野球が開幕して、放送時間が大幅にずれこむようになった。また録画受難の季節のはじまりである。
 で、この「フードファイト」だが、連続ドラマとして放送されているときは視聴していなかった。しかし、今回はゲストに筒井康隆さんと小川直也選手の名前がある。これは見ておかなくてはいけない。とくに筒井さんとは以前、某パーティでこんな会話を交わしたことがある。

 筒井さん「電子出版なんて、ぜんぜん金にならない。印税が月に数百円では食っていけないぞ」
 高千穂「筒井さんは売れっ子役者ですから、そんなの関係ないじゃないですか。『ガラスの仮面』も見ていましたよ」
 筒井さん「いまは『イマジン』にでているんだ。『イマジン』は見ているか?」
 高千穂「うがうが」
 急ぎ話題を変える。
 高千穂「そういえば、CMでも売れっ子ですよね。サントリーのモルツとか」
 筒井「あれはこの前、馘首になった」
 高千穂「どっひゃあ」

 てなわけで、必死で見た。真面目に見た。筒井さん、お得意の中国人日本語会話、全開である。宮沢りえさんにいやらしく迫るヒヒ親父の役とあって、実にもう楽しそうに演じておられる。うん、これを見ただけで、この番組はいいな。会話は漫才、進行の段取りは超能力九官鳥まかせ。おまけにパロディごっそりというマイナス要素だらけの構成でありながら、それをリズムとのりだけで強引にエンターテインメントにしてしまう。よくも悪くも日本のドラマである。セットがちゃちなのと、小川選手が厚遇されすぎていることについては、ちょっと納得できなかったが、不快な印象はおぼえなかった。わたしの場合、これは稀有なことである。

 2001/04/01 (Sun)

「こみっくパーティー」TVK 毎週日曜日25時〜25時30分
 これも、アニメの新番組である。でも、まったく意味不明。ゲームのアニメ化らしいが、ゲームを知らない者には、何も内容が伝わってこない。最初はコミケの啓蒙番組かと思ったぜ。夢落ちのオープニングなんか、いまに至るも、何がやりたかったのかが理解できていない。世の中には、ゲームをやっている人以外に視聴者はいないと思っているのだろうか。ま、それはそれで、方針として成立しうる。否定はしない。だけど、そりゃ、独立した作品じゃないわな。

 2001/04/01 (Sun)

「NNN ドキュメント'01 アイデアとITで勝負! 中小企業で生き残り」日本テレビ 毎週日曜日24時55分(25時45分)〜25時25分(26時15分)
 墨田区にある中小企業のサバイバルレポート。NHKスペシャルで、同じようなことをしている大阪の中小企業を紹介していたが、こちらは東京のそれである。業種の異なる中小企業が集結し、ひとつの事業を興そうとしているところもよく似ている。紹介された異業種交流グループの名称は「NOVA'90」。ここは開発した雨水濾過装置をホームページで売りこもうとしている。また「Bus'91」というグループもあり、こちらもいくつかの新商品を生みだしつつある。なんか、町工場のこういうグループ化は全国的に流行しているみたいね。番組自体は、30分という短いサイズにいくつものグループや仕事を詰めこんでしまったため、印象が散漫になった。もっと対象を絞りこんだほうがよかったんじゃないかな?

 2001/04/02 (Mon)

「ER VI 救急救命室」NHK衛星第2 毎週月曜日23時〜23時50分
 オープニングから、パワー全開という感じ。ERは回を重ねても、やはりERだなあ。婦長さん、6か月の身重で出勤、途中でいくつかひやひやさせながら、ファストフードショップに入り、ミルクを飲む。そこで、生意気な坊やや黒人のおばちゃんと少しやりとりがあって、店からでる。でたとたんに暴走車。婦長さんをかすめてショップに飛びこみ、大惨事となる。つかみはオッケイね。前シリーズを見ていたかどうかの配慮はなし。新シリーズをいかにおもしろくはじめるかどうかだけに気が配られている。
 病院で、被害者の家族を処置室に案内する婦長さん、被害者のベッドに行くと、そこに横たわっているのは、ファストフードショップで言葉を交わした黒人のおばちゃん。死んでいる。愕然とする婦長さん。日本のドラマなら、ここでほぼ間違いなく回想シーンを入れる。ショップでの会話の一部を思い入れたっぷりに流す。でも、ERはそんなことしない。いま呈示されている映像が情報のすべてだ。それでわからないのなら、それでいいという演出。無駄が皆無である。すばらしい。そのため、リズム、テンポがまったく崩れない。ER全体を貫いている小気味よさは、こういう切れ味の鋭い演出から生まれてくる。これだから、ERはやめられないのね。月曜日の夜11時から50分間は電話にでないから、かけちゃだめだよ>各位。

 2001/04/02 (Mon)

「テライユキのデジタルドリーム3」フジテレビ 26時40分〜27時40分
 3Dヴァーチャルキャラクター、テライユキがナビゲータとなっていろいろなCG作品を紹介する番組の第3弾。紹介されるCGは、玉石混淆である。玉はハリウッド大作映画に用いられているCGや実験映画、アニメなど。石はもちろん、テライユキ。セクシーショット大放出なんてコーナーもあったが、どこがセクシーなのかまったくわからない、デッサン狂い満載のトホホ企画である(デッサンに関しては、ソネハチさんのレベルがひじょうに高い。しかし、この人にしても、手首から指先まではかなり弱い。歪んで見えるし、硬直している)。「この刺激に耐えられるか?」などとナレーションであおっていたけど、「この稚拙さに耐えられるか?」の間違いじゃないかなあ。3D女性キャラの悲惨な現状に対するわたしの意見は、「ダーティペアFLASH3 天使の悪戯」のあとがきに詳しく書いた。よろしければ、そちらを読んでいただきたい。
 なお、番組そのものは、けっこういい。CG情報網羅番組を定期的に放送するとは、フジテレビも目のつけどころがパナソニックである(なんじゃ、それ?)。この手の情報はすぐに古くなるので、年に4回くらいはレポートしてほしいね。テライユキ以外のキャラをナビゲータにして。

 2001/04/03 (Tue)

「ジャングルはいつもハレのちグゥ」テレビ東京 毎週火曜日18時〜18時30分
 アニメ新番組。頭から尻まで、ギャグ滑りまくり。これを見て、ニコとでも笑った人、いるのかなあ。

 2001/04/03 (Tue)

「スターオーシャン EX」テレビ東京 毎週火曜日18時30分〜19時
 アニメ新番組。情ない3D-CGメカ合成作品。とりあえずは、いきなりの説明ぜりふと、紋切り型表現の続出にうんざりしているところ。それ以外に語るべきこと、いまはなし。

 2001/04/03 (Tue)

「魔法戦士リウイ」WOWOW 毎週火曜日18時30分〜19時
 ひじょうに丁寧な造りで、好感の持てる作品。ギャグのリズムもよく、第1話としての進行、段取りも高いレベルで仕上げられている。1カットだけ、つながりの悪さに違和感をおぼえたが、この程度のささやかな瑕疵が気になるくらい、全体の質が良好だったということだ。この質が崩れることなく、最終回まできちんと保たれることを強く願っている。

 2001/04/04 (Wed)

「新白雪姫伝説 プリーティア」WOWOW 18時30分〜19時
 アニメ新番組。正統派の女児もの。ぎりぎりのところでパンツを見せない配慮も、女児もののセオリーそのもの(とはいえ、変身シークエンスは……)。はじまったばかりで、アイテムの数がはっきりしていないし、ヒロインの衣装デザインもいまひとつだけど、それはこのあと紹介されたり、改善されたりするものと予測される。テレビ朝日で18時、19時台に放送していたら、けっこう商売になったんじゃないかな(ただし、最低4クールはオンエアする必要あり)。WOWOWでは、さて、どうだろうか。

 2001/04/04 (Wed)

「シスター・プリンセス」テレビ東京 毎週水曜日24時45分〜25時15分
 おたく向け願望充足アニメ新番組。目的を定め、それを達成させるためだけに構成されている(ような気がする)。しかし、この場合、ひとつだけ問題が生じる。そう。作画品質だ。わずかでも質が低下したら、この手の作品は即座にそっぽを向かれる。そのあたりにだけ注目して、見つづけることにしよう。

 2001/04/05 (Thu)

「ジーンシャフト」WOWOW 毎週木曜日18時30分〜19時
 アニメ新番組。3D-CGとのマッチングは、新番組の中でいちばんいい。輪郭線を入れているからだろう。内容などは、まだ何もわかっていない。設定の詳細も不明。

 2001/04/05 (Thu)

「ロストワールド」NHK衛星第2 毎週木曜日23時〜23時45分
 コナン・ドイルの原作をけっこう大幅に脚色してつくられたテレビムービー。もっとも、原作をよく覚えていなかったので、あわてて家人に図書館でハヤカワ文庫版を借りてきてもらい、読み直した。チャレンジャー教授一行、本では地道に徒歩で台地の頂上に至るが、このムービーでは、さっさと気球で到達してしまう。あと、人間関係もテレビ向けに変更してある。おかしなターザンもどきのねーちゃんもでてくる。みんな、サービスカットね。その他内容については、後編を見てから書こう(書く価値があった場合は)。とりあえず、CGはちゃちだった。恐竜のデッサンもおかしかった。そういう意味では、かなりB級である。

 2001/04/05 (Thu)

「ノワール」テレビ東京 毎週木曜日25時15分〜25時45分
 アニメ新番組。どういう内容なのかは、まださっぱりわからない。でも、竹藪で銃撃戦をやっている。追うほうも追われるほうも素人ね。もしかしたら、スタッフが素人なのかもしれないけど。

 2001/04/05 (Thu)

「破邪巨星 グレートダンガイオー」テレビ朝日 毎週木曜日27時44分〜28時14分
 アニメ新番組。ゲッターロボだね、これ。ゲッターロボだよ。うん、ゲッターロボに違いない。ゲッターロボのような気がする。ゲッターロボだってば。え、そうじゃないの? うっそお。

 2001/04/06 (Fri)

「電脳冒険記 ウェブダイバー」テレビ東京 毎週金曜日18時〜18時30分
 アニメ新番組。思わず、コレクターズとハルナちゃんの姿を探しちまったぜ(ユイはどうした?)。でも、どうしてこういうシステムがあるのに、わざわざ学校に通わせるんだろう。そのあたりがぜんぜんわからない。というか、現実世界に戻る必要すらないんだけどね。って、それを言っては獅子舞いだ。納得しておこう。なお、3D-CDのクオリティとアニメーティングは、今期アニメ作品の中で最低のレベルである。話にならない。

 2001/04/06 (Fri)

「メジャー。」フジテレビ 毎週金曜日25時30分〜26時30分
 どういう番組なのか説明しにくいので、フジテレビのサイトに行き、そこの惹句を見てきた。そこには「これは世間のありとあらゆることを数値化して、自分の位置を確認する『生活偏差値番組』です!」と書かれていた。そのまま引用しておこう。出演メンバーは関根勤さん、ピーコ、女子アナ数人という顔ぶれである。ある事柄について100人以上の人にアンケートをとり、どれがふつうで、どれがふつうでないかを探る。たとえば「4人前のカレーの材料費」なんてテーマがその対象となる。ちなみにうちは1600円くらいで、平均よりもちょっと高めであった。で、最低と最高の人はスタッフの訪問を受け、その実体をレポートされる。北海道だろうが大阪だろうが、とにかくロケに行く。こういう構成、文章で書くとそれほどでもないが、映像として見ていると、とてもおもしろい。人気を確保する決め手は、やはりテーマの選択であろう。興味深いテーマを選びつづけることができれば、けっこうつづけられそうな番組である。2クール程度は、ちゃんと放送してほしいね。

 2001/04/06 (Fri)

「Z.O.E.Dolores,i」テレビ東京 毎週金曜日26時30分〜27時
 アニメ新番組。親父絵に親父演出。でも、でてくるのは、娘人格のおかしな戦闘ロボ。もちろん、まだ設定、内容は不明。なんか、こういう新番組ばかりだなあ。

 2001/04/07 (Sat)

「仰天人間 バトシーラー」テレビ東京 毎週土曜日8時〜8時30分
 アニメ新番組。小学校低学年向きの作品らしい。わたしの評価対象外作品なので、見るのは今回限りとする。

 2001/04/07 (Sat)

「逮捕しちゃうぞ」TBSテレビ 毎週土曜日17時30分〜18時
 アニメ新番組。再開ものだけど。ディーンさん、ずいぶん気合入っているなあ。前のTVシリーズとは、かなりクオリティに差がある。これ、1話だけじゃないよね? でもって、OVA版のようにキャラを無駄に動かしていないところがいい。手足を細かく、くねくねと動かすことを高度なアニメーティングと勘違いしている人がいるが、それはただ画面を見づらくするだけ。1コマ打ちでない以上、節度を持ってキャラクターを動かしてほしい。この作品のように。

 2001/04/07 (Sat)

「電雷スペシャル 桜散る散るサクラサク 坂本ちゃん合格発表祭」日本テレビ 21時(21時30分)〜22時54分(23時24分)
 ひっぱる、ひっぱる。えんえんと合格発表を先延ばしにする。やたらとCMを入れる。同じ場面を繰り返す。だから、こういう番組はすべて録画して、よけいなところはぶっ飛ばす。でないと、時間がもったいない。でも、今回はそのまま見てしまった。ああ、うざったい。しかし、法政(経済)に落ちていたのには驚いた。これまでの模試の結果などで、そのくらいの力は十分にあると思っていたから。やはり、あのレベルから8か月で六大学合格まで持っていくのは、楽ではないってことか。東大を目指していたため、数学など私大入試とは無縁の教科にも力をそそいでいたことが影響してしまったのかもしれない。最初から早稲田に絞って8か月みっちりやらせたらどうなるのかを、べつの人でやってもらえないかなあ。「大学王」もそうだったんだけど、こういう企画、わりと興味があったりする。

 2001/04/07 (Sat)

「PROJECT ARMS」テレビ東京 毎週土曜日24時50分〜26時20分
 アニメ新番組。人気漫画の映像化(らしい)。作品の評価とは無関係だけど、画面が暗いので見るのがつらかった。このあと「ランク王国」で原作の絵をちらりと見たが、大友克洋さんふうのタッチで、そんなに暗い雰囲気ではなかったように感じた。となると、これは監督の意図であろうか。なぜ、このようにしたのかを、ちょっとだけ聞いてみたいね。何か効果があるようには、とても思えないから。

 2001/04/08 (Sun)

「NHKスペシャル 人体特許〜遺伝子情報は誰のものか」NHK総合 21時〜21時50分
 遺伝子病として喘息が受け継がれているトリスタン島の人びとのミサの様子がすごい。讃美歌が終わると、いっせいに咳が鳴り響く。しかも、それがぜんぜんおさまらない。その大もとは、その島に移民してきたふたりの喘息患者に行きあたる。そこでトロント大学の研究グループが島民の遺伝子を調べ、そこから喘息の遺伝子を見つけた。その遺伝子情報が、いま特許となっている。しかし、特許の権利保有者にトロント大学関係者はいない。資金提供したベンチャー企業が独占的に確保した。もちろん、遺伝子情報を得るための血液を提供したトリスタン島の島民も、この特許にはなんら関係を持たない。ま、これはそれほど問題になっていないらしいが、少数民族の遺伝子の無断採取、無断解析、無断特許申請は、すでに裁判の種にもなっている。同じく、難病の遺伝子特許なども、「医学の進歩を阻害する」という理由でいくつかが係争中である。こういう件は、人類全体の問題なんだから、ワシントン条約や南極条約なんかと同様の扱いをしていいんじゃないかな。要するに国際条約として特許申請を拒否するという姿勢である。アメリカ一国に人類のことを仕切られちゃかなわないもんね。

 2001/04/08 (Sun)

「オトナの試験 アニメーター」NHK総合 毎週日曜日22時50分〜23時
 アニメーターに何を試験するんだろうと思って見てみたら、でてきたのは、サムシング吉松こと、吉松孝博さん。すでにたくさんの実績を築かれた人気アニメーターである。その吉松さんが、新作のキャラデザインに関して、佐藤竜雄監督のオッケイをもらうまでという内容。てえことは「学園戦記 ムリョウ」の番宣じゃないか、これ。NHKも素直じゃないねえ。

 2001/04/08 (Sun)

「SHOWBIZ COUNTDOWN」テレビ東京 毎週日曜日24時〜24時30分
 先週からはじまったCNNのSHOWBIZ番組。前はテレビ朝日の「週刊地球TV」の中で放送していて、毎週楽しみにしていた。うちはCATVなのでCNNは簡単に見られるし、SHOWBIZもたしかにそこでオンエアされているが、やはり、地上波でこうやってまとめて放送してくれると、すごく助かる。で、今度のはスポンサーがTSUTAYA。おかげで国内ランキングなども入れられていて、実用度が増している。制作がテレビ愛知というのに、ちょっと驚いてしまった。

 2001/04/08 (Sun)

「こみっくパーティー」TVK 毎週日曜日25時〜25時30分
 先回謎だったオープニングの夢落ちのつづきが語られていた。でも、意味不明には変化なし。声だけで、どうして知らないタイトルの絵が正確に浮かぶのかがわからない。ギャグだから、そんなのどうでもいいじゃんと思うかもしれないが、前にも述べたとおり、この絵がなんのキャラで、この作品とどういう関係にあるのかは、作中でまったく示されていない。CMを見れば、おぼろにわかるけど、それは基本的に作品とは無縁だ。重要なのは作品の中で何が説明され、どのように表現されているかである(ギャグなら、きちんとギャグとして。提供スポンサーのタイトル売りこみなら、きちんとタイトル売りこみとして)。それを放棄してしまっては、作品は成立しない。単なるひとりよがりの自己満足アニメとなる。って、同人誌の話なんだから、アニメも同人誌の発想そのままにつくろうとしているのかな。だったら、コミケでテープを売るか、売場にビデオデッキを持ちこんで映像をたらたらと流していたほうがいいよ。
 なんて書いているが、実は、こういうマニアックな設定の作品、個人的にはわりと好きなのである。好きだが、それと評価は別物。このレベルでは、このように記さざるを得ない。いきなり、大化けしてくれないかなあ。

 2001/04/09 (Mon)

「爆転シュート ベイブレード」テレビ東京 毎週月曜日18時〜18時30分
 視聴中止。

 視聴中止について。

 先日、ある筋の人から「視聴中止って死刑宣告みたいなものでしょ」と言われた。とんでもない。そういう意味があるのなら、TV Watchに並ぶのは美辞麗句ばかりのはずである。しかし、現実は、そうなっていない。実は、この「視聴中止」とする理由、以前に述べたことがある。開設1周年記念(?)で、あれこれ脱線を書きまくっているので、これに関しても、いま一度、記しておくことにしよう。
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(前略)わたしは(よほどのことがない限り)「つまらない」「おもしろくない」という個人的理由では視聴中止にしない。わたしは自分の楽しみのためにアニメを見ているわけではないのだ。ある目的があって、アニメを見ている。だから、どんなに不出来な作品であっても、原則として視聴はつづける。これは、まだ「きらめきマン」を見ているということだけで明らかだろう。視聴中止にするのは、出来不出来云々ではなく、その作品に関して、さまざまな意味で、わたしが見る必要のない作品であると感じたときだけだ。それを感じない場合は、とにかく視聴を続行する。(後略)
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 以上である。わたしが評価可能な作品は、その評価内容にかかわらず、可能な限り視聴を継続させる(注・見ることに耐えられず、やむなく視聴を打ち切るケースがないとはいわない。というか、ときおりある。これは認めておく)。しかし、世間には、わたしの持つ基準では評価しきれない才能というものがある。そういう才能には、どうやっても評価をだせない。また、評価対象とする必要のない作品も存在する。視聴者層、制作目的が完全に定まっていて、評価行為自体が意味を持たなくなる作品だ。それらの作品は、最初から視聴しなかったり、途中から視聴中止となったりする。この視聴中止に、否定的なニュアンスはまったくない。ご承知おきいただきたい。よろしくお願いしておく。
 

 2001/04/09 (Mon)

「Smap Short Films」フジテレビ 22時15分〜23時9分
 つくられたことに意義のある番組。内容はともかく、こういう企画が通ったというのは画期的である。SMAP、すごい(出演したのは香取くんと草なぎくんだけだが)。一線級のCMディレクターによるショート・ショート映像作品競演というのは、アイデアとしてでてきても、いまのテレビ局の状況ではなかなか実現するものではない。それを可能にしたのは、SMAPの力だ。SMAPが主演するから、オーケイがでる。圧倒的な人気は、局の制約をも打破するということか。つぎはトップクラスのアニメ作家による競演という企画を通してほしいな。もちろん、キムタクと中居くん、稲垣くん主演の実写である。人選にもよるが、CM作家には負けないだろう。たぶん。

 2001/04/10 (Tue)

「ジャングルはいつもハレのちグゥ」テレビ東京 毎週火曜日18時〜18時30分
 視聴中止。

 2001/04/10 (Tue)

「スターオーシャン EX」テレビ東京 毎週火曜日18時30分〜19時
 視聴中止。

 2001/04/10 (Tue)

「開運!なんでも鑑定団 春のスペシャル」テレビ東京 20時〜21時54分
 ここのところ低調な印象を受けていた鑑定団スペシャルだが、今回は、すごくよかった。ドイツの博物館の日本コレクション鑑定も、ポスターコレクションの鑑定も、クラシック・オーディオ機器鑑定も、とてもおもしろく見ることができた。やはり、いいものをたっぷりと見るってのは、からだにいいね。番宣もろもろの有名人お宝鑑定スペシャルなんてやめて、特番ではいつもこういう企画を放送してほしい。久しぶりに堪能させてもらった。

 2001/04/11 (Wed)

「パチスロ貴族 銀」フジテレビ 毎週水曜日26時40分〜27時10分
 アニメ新番組。力入りまくり博奕アニメの新手が登場って感じだ。子供向けのおもちゃならいざ知らず、おとなを相手にこういう大仰な設定(つまり、嘘っぽいってこと)が、はたして通じるのだろうか。なお、パチスロの技術開陳などについては、まったく興味のない分野なので、それがまともなのかどうかもわからない。アトランティックシティのカジノでは、スロットマシン一筋だったんだけどね。

 2001/04/12 (Thu)

「ハワイトレッキング紀行 宇宙にいちばん近い島〜ハワイ島」NHK衛星第2 19時30分(20時15分)〜20時50分(21時35分)
 ハワイの島々のうちの4つ、カウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島の4島を女優、タレントがトレッキングしてさまざまに紹介していく4回シリーズ番組の最終回。しかし、自民党総裁選の影響で、45分遅れの放送となり、この回だけ録画に失敗してしまった。たまに外出すると、こういうことが起きる。しかも、場所がハワイ島で、マウナケア山頂のすばる天文台などが紹介される回だ。うーん、残念。再放送を望む。
 で、番組だが、4回とも、とくにおもしろい内容ではない。ただ、ハワイに関するいろいろなことが、たらたらと見ているうちに、少しずつわかってくる。体調が悪いと寝てしまうが、そうなったら、また機会をみてたらたらと見直せばいい。そういう番組である。

 2001/04/12 (Thu)

「アニメコンプレックス NIGHT」TVK 毎週木曜日25時30分〜26時
 アニメ新番組。先週からはじまるように予告されていたが、様子がおかしかったので、保留していた。でもって、今週から「鋼鉄天使くるみ2式」と「花右京メイド隊」がはじまっている。「アニメコンプレックス NIGHT」としては先週が新番組だったが、内容的には、今週から新しいタイトルを流したということだろうか。局や制作会社に、どういう都合があったのかは、よくわからないけど、まあ、どうでもいいや。で、肝腎の作品のほうだが、2本とも典型的な願望充足アニメである。ただし、「2式」は女の子をくるみのご主人様にしたらしく、そのあたりの意図がまだ判明していない。女の子に美少女メイドがついても「なにそれ」でしかないもんね。しかし、これについては、そのうち事情がわかってくるものと思われる。たぶん。
 それよりも、問題は「花右京」のほうである。正直言って、1話でちょっとげんなりしてしまった。充足させる願望がすごく中途半端になっている。おたく相手に願望充足で商売する場合、18禁のエロエロにするか、「シスプリ」のように徹底した健全型にするか、ふたつにひとつになるのだが、これは、そのどちらでもない。挿入を伴なうセックスシーンを入れずに、風俗嬢の集団をただごちゃごちゃと描いているだけだ(メイド隊は金で雇われていて、未成年の主人に対し、ディープキス、泡踊り、口唇性戯をおこなっている)。これ、いったいどういう作品にしたいのだろう? まさか、ハーレムに咲く美しき純愛なんてことはないよね。それは勘弁してほしいなあ。

 2001/04/13 (Fri)

「電脳冒険記 ウェブダイバー」テレビ東京 毎週金曜日18時〜18時30分
 視聴中止。

 2001/04/13 (Fri)

「金曜特集 悠久の中国 やきもの大紀行〜伝統を受け継ぐ名工たち」NHK衛星第2 19時30分〜21時50分
 北京在住の若手陶芸作家(日本留学経験があり、日本語も少し話せる)が、中国全土8か所の窯元を訪ね歩く紀行番組。文化大革命という愚行で、一時は衰退の一途をたどっていた中国の陶芸も、改革開放の風潮で復興のきざしを見せている。その現況のレポート。内容的には興味深いが、題材が題材なので、演出に起伏はほとんどない。そのため、わりと環境ビデオ的に見てしまった。加藤登紀子さんのナレーションがたるたるとしていて、また心地よいのよ。録画しておいて少しずつ眺めていくのに向いている番組ね。もちろん陶芸ファンなら、一気に見てしまうんだろうけど。

 2001/04/13 (Fri)

「シネマDo」テレビ東京 毎週金曜日24時45分〜25時15分
 先週からはじまった映画紹介番組。様子を見てみるということで、ここで扱うのを1週見送った。「シネマ通信」のかわりという感じだが、内容はいまひとつ、ふたつ、みっつよくない。IVYとかいう、まともに日本語も使えない女性(日本人ではないのだから当然である)をナビゲータに起用しての映像作家インタビューはとくに退屈。エンターテインメント性も大幅に後退し、しゃれた雰囲気に仕上げようとしたらしいコンセプトは、完全に滑っている。はっきりいって、構成を1からつくり直したほうがいいね。テレビ東京にはいい意味での泥臭さというものがある。それをむりやり払拭しようとしても、益になることは何もない。これなら、「シネマ通信」を復活させてくれたほうがよほどましである。

 2001/04/13 (Fri)

「チョナン*カン」フジテレビ 毎週金曜日25時30分〜25時45分
 SMAPの草なぎ剛さんが出演するへんな番組。タイトルはかれの名前の韓国語読みらしい(「なぎ」のフォントがJISコードにないから、この表記は便利)。見るつもりはなかったのだが、先週放送された「メジャー。」が今週も放送されるものと思い、ついチャンネルをセットしてしまった。「メジャー。」って単発番組だったのね。
 それで、この番組なんだけど、チョナン・カンさん、韓国人と韓国語でごくふつうにやりとりしている。どういう仕掛けなのだろう(韓国語がまじに使えるとは、かけらも思わないところが、元テレビ屋の習性)? 視線の感じではとくにカンペがあるという雰囲気もないし、何かを読んでいるにしては、口調があまりにもなめらか。丸暗記してきたとなると、分量がありすぎる。アフレコかな? しかし、それにしては唇の動きが自然だ。でもって、これがどういう番組かが、まったくわからない。15分番組は、あまりにも短い。今回は、本当にイントロだけね。うーん、来週も見たほうがいいかなあ。とりあえず、流暢な韓国語の謎だけは解明したい。今期新番組の中で、いちばんのびっくりである。

 2001/04/14 (Sat)

「ゴーゴー五つ子ら・ん・ど」TBSテレビ 毎週土曜日7時〜7時30分
 アニメ新番組。評価対象外作品なので視聴はしない。

 2001/04/14 (Sat)

「NHKスペシャル 知られざる大自然 北方四島」NHK総合 21時〜21時50分
 制作はNHKだが、撮影スタッフはロシアのテレビ局。いろいろ微妙な立場にある地域の珍しいレポートである。ま、領土問題は領土問題として、こういう調査や記録をおこなうのは、必要なことであるといえよう。すべてが解決するまで何もできないというのでは、学問的な空白地帯ができてしまう。言いたいこと、書きたいことはさまざまにあるものの、今回は、北方四島の美しさをめでるだけということで納得しておきたい。ロシアにまともな国力がないから、四島はさほど開発されることなく、自然環境をそのまま保ってきた。それを喜んでいる人も、たぶんたくさんいる。あとは、ロシアの国力が回復しないようつとめるのが重要ね。そういうことになったら、あの国はろくなことをやらない。

 2001/04/14 (Sat)

「ウイークエンドスペシャル 緊急報告 アメリカ経済(2) マンハッタンに衝撃が走る」NHK衛星第1 22時〜22時50分
 13日に(1)「シリコンバレー 揺らぐ繁栄」が放送された2回シリーズの番組。(1)は、おもしろかった。ITバブルの初期に大金を得て引退した人びとの悠悠自適の様子、それとは対照的に倒産して資産売却に追われている新興IT企業の実体、解雇された人たちが失業パーティで職を追い求めるさまなど、個人的に参考となる話題、映像が多くあって、まじまじと見てしまった。でも、(2)は少し退屈。内容的には、こちらのほうが重要な情報、高い密度を持っているのかもしれないが、一般の視聴者であるわたしが、えんえんとアメリカのエコノミストや堺屋さんの話、失業者のぼやきを聞かされても、はあ、そうですかとしか言いようがない。ブッシュさんも、えらいときに大統領になったねえ。4年後を狙い直すゴアさんは、むしろ得をしたのかもしれない。

 2001/04/15 (Sun)

「新日本プロレス 大阪ドーム大会完全版 SPECIAL」BS朝日 13時〜17時25分
 4月9日に開催された新日本プロレス、大阪ドーム大会の試合を4時間半かけて、すべて放送する番組。テレビ朝日地上波では放送されたなかった前半の試合が、とてもおもしろい。以前は、こういう試合、どうやっても見られなかったのだが、BSデジタル放送がはじまって、ひととおり観戦可能になった。これは実にめでたい。大歓迎である。それと、試合前後のインタビューもきちんと流してくれるのがいい。プロレスに選手インタビューは欠かせない。このパフォーマンスも試合のうちである。すべてが見られて、大満足。

 *再放送情報

「NHKスペシャル 人体特許〜遺伝子情報は誰のものか」4/17 NHK総合 24時15分〜25時5分
「水の世紀が始まった」4/27 NHK総合 25時5分〜26時40分
「ドキュメント地球時間 ウォーレン委員会 ケネディ大統領暗殺の真相は 前編」4/28 NHK総合 25時45分〜26時30分
「ドキュメント地球時間 ウォーレン委員会 ケネディ大統領暗殺の真相は 後編」4/29 NHK総合 26時10分〜26時55分

 2001/04/16 (Mon)

「マヤ文明 定説の崩壊〜血の色に秘められた真実」BS-i 20時〜22時
 今週1週間のこの時間帯は、この手の番組がずらりと並んでいる。実にいい。初回はマヤ文明のレポート。オープニングから、いきなりおどろおどろしいナレーション(タイトルもだけど)。うーん、BSであっても、民放のドキュメンタリーだねえ。マヤのピラミッドの詳しい説明からはじまり、地下洞窟、天文台、マヤ文字、南米各地のマヤ関連遺跡の紹介と内容がつづいていく。なかなかに快調なリズムで、映像もナイス。CGがうまく使われている。これ1本で、かなりのマヤ通になれちゃうって感じね。もちろん、よくトンデモ本で紹介されている「宇宙船に乗った人物像」というのもでてくる。説明は、「生命の木と王の図」という極めてまっとうなもの。そうだよね。マヤの象形文字や図版は相当に解読が進んでいて、抽象的な画題の意味もおおむねわかってきているらしい。そういう状況で、もはや「宇宙船」なんて飛躍した想像は世間に通じない。この徹底特集、アステカやインカもやってくれないかな。

 2001/04/16 (Mon)

「WBA世界ミニマム級タイトルマッチ 星野敬太郎 vs チャナ・ポーパオイン」テレビ東京 20時56分〜21時54分
 こりゃ、どうしようもない。ボクシングは殴ってなんぼ。星野選手、殴らないんだもん。うまい試合なんか要らない。巧みなブロックなんか、見たくない。殴って殴って、ひたすら殴って相手を叩きつぶすボクシングをやってくれないかなあ。試合の間中、ずうっと「星野、殴れ! とにかく殴れ!」と叫んでしまった。しかし、星野選手、本当に殴ろうとしない。がっかりである。判定に文句は言えないね。

 2001/04/17 (Tue)

「暗号」BS-i 12時〜14時
 保留。持病の大後頭神経痛が発症し、キーボードが打てなくなってしまった。打つと頭に響き、激痛が走る。それはもう本当に痛い。いま、懸命に治療中だが、20日午後9時現在、回復の見通しは立っていない。癒り次第、つづきを書く予定である。よろしくぅ。

 *再放送情報

「マヤ文明 定説の崩壊〜血の色に秘められた真実」4/23 BS-i 12時〜14時

 2001/04/17 (Tue)

「暗号〜デジタル社会の攻防戦」BS-i 12時〜14時
 いい番組だ。暗号は昨今のトレンドなので、地上波のテレビでもいろいろと特集されてきたが。どれもいまひとつ物足りない内容ばかりであった。しかし、これは2時間たっぷりと暗号を語っていて、内容の充実度は満点である。よけいな演出も皆無で、暗号の歴史から、暗号の用途、暗号の未来までが実に気持ちよく展開されていく。その範囲は、ネットワーク・セキュリティから、個人認証システムまで、とても広い。電子政府への課題も示されているし、さすがは2時間ドキュメンタリーといったところか。こういう企画も、地上波のそれとなると教養のかけらもないタレントをレポーターに使ったりして、いきなり質が落ちてしまう。最近、ようやく民放デジタルBS放送の価値がわかってきた。鈍くて、ごめん。

 2001/04/18 (Wed)

「謎の海底遺跡(1)ニライカナイの幻」BS-i 20時〜22時
 毎度お馴染み、与那国島の海底遺跡の番組である。この遺跡、わたしの知人にも自然石であると断言する人が少なからずいる。わたしとしては、ぜんぜんどちらともいえない(石や地質に関する知識なんて、ないもんね)。というわけで、このネタ関連の番組は必ず見るようにしてきたが、どれも断片的な紹介ばかり。参考になるものがほとんどなかった。しかし、これはいい。この番組は2時間ずつ3回の計6時間にわたって、この海底遺跡のことだけを追求している。2000年暮れから2001年元旦にかけて放送されたものの再放送らしいが、当時はうっかり見逃していた。今回はじっくり見る。わたしとしては、この遺跡、ぜひ人工のものであってほしい。しかし、さしたる根拠もなく、むりやり人工のものと決めつけられても、納得はできない。徹底的な科学的検証を経て、人工物であると証明されてほしい。そういうことである。その結果として、これが自然の産物であると証明されたとしても、それはそれでやむを得ない。現象解明とは、そういうものである。

 2001/04/18 (Wed)

「パチスロ貴族 銀」フジテレビ 毎週水曜日26時25分〜26時55分
 視聴中止。

 *再放送情報

「謎の海底遺跡(1)ニライカナイの幻」4/25 BS-i 12時〜14時
「謎の海底遺跡(2)科学が迫る1万年の記憶」4/26 BS-i 12時〜14時
「謎の海底遺跡(3)巨石のメッセージ」4/27 BS-i 12時〜14時

 2001/04/22 (Sun)

「歴史再現ワイドショー 関ヶ原決戦の日」TBSテレビ 14時〜14時54分
 雑誌「再現日本史(講談社)」が新創刊されたことによる提携番組(らしい)。雑誌は、毎週買ってしまっている。けっこうおもしろい。その創刊号のテーマが関ヶ原決戦なので、この番組も関ヶ原決戦である。でもって、CGアニメで決戦を再現させている。CGは、あまりうまくない。しかし、こういう目的に使うのなら、これで十分であろう。これが独立したアニメ作品としてつくられていたら、大顰蹙だけど。しかし、演出はひどかった。ワイドショーをモチーフにつくっているのだが、ワイドショー的あざとさは皆無。NHKがこの手法を使ったときと、まるで差がない。ということは、とても中途半端な演出ということになる。民放なんだから、もっと大胆にやってくれないとだめだよ。これじゃ、永久にNHKに勝てないね。
 ところで、小早川秀秋の裏切りが勝敗の要となったこの戦いのナレーションを小早川正昭さん(元日テレ、現フリーのアナウンサー)にまかせていたんだけど、これって受けを狙ったのかなあ。少なくとも、わたしには受けたぞ。

 2001/04/22 (Sun)

「情熱大陸」TBSテレビ 毎週日曜日23時〜23時30分
 プロレスラー、小川直也の密着レポート。ZERO-ONEで三沢と戦うまで。ボクシングの練習風景を見られたのがいいね。いろんな番組にゲストとしてでているけど、こういうところはなかなか見せてくれない。明治大学での柔道の練習風景もおもしろかった。あと大阪ドーム乱入の裏側とか、キックボクシング道場での練習とか。しっかし、ぜんぜんレスリングの練習はしていないなあ。どういう方針なんだろう?

 2001/04/26 (Thu)

「小泉内閣 新閣僚会見」NHK総合 16時55分頃〜18時45分頃
 会見場で、首相の靖国神社公式参拝についてと新閣僚自身が参拝するのかどうかを、すべての新閣僚に質問している記者がいる。朝日新聞の記者だ。質問はこれだけ。ほかには何も訊かない。もちろん、訊くのはいっこうにかまわない。時と場合によっては、こういう質問にも少しは意味があったりすることもあるだろう。しかし、この未曾有の国家的経済危機の状況で発足した新内閣の閣僚に対して、これしか訊くことのない記者って、いったいなんなんだろう? 嘘じゃないよ、本当に、朝日の記者は、誰に対してもこれしか質問しないのだ。繰り返し、繰り返し、新閣僚がでてくるたびに、これだけを訊く。そして、それで質問はおしまい。よく自分が恥ずかしくならないね、この記者。自分の判断でそうしているのか、社命なのかは知らないが、わたしなら、社命としてこれを強制されたときは、それだけで辞表をだす。いまの時期、新内閣の一員に訊かなくてはならないことは、ほかにいくらでもある。また訊くべきである。いや、一国民として、ぜひ訊いてほしい。テレビ東京は、いい質問をしていた。経済問題を選び、担当閣僚にきちんと尋ねていた。何が重要で、何を問うべきかを考えず、ただひとつだけ、靖国神社参拝のことのみを執拗に訊きつづける朝日の記者は、あの場において奇異な存在でしかなかった。わたしの目には、はっきりとそう映った。ジャーナリズムとは何かを完全に忘れているね、この新聞社は。

 2001/04/26 (Thu)

「人間ドキュメント かんな削り日本一〜腕に覚えあり」NHK総合 毎週木曜日21時15分〜22時
 大工さんが集まって、かんな屑の薄さを競う大会がある。日本記録は、厚さ3ミクロン。角材を削り、かんな屑をだす。途中で切れていたり、傷が入っていたらだめ。ひじょうにシビア。チャンピオンと、それに挑む大工さんを軸に番組は進む。挑む大工さんは、数奇屋造りの名人。茶室を専門としている。しかし、この不況でここ2年、茶室の注文はない。そのため、建材を工場で仕上げて、現場で組み立てるユニット工法の雇われ棟梁で糊口をしのいでいる。が、このままでは腕が鈍る。そこでモチベーションと技術を保つために、このかんな削り大会に挑戦することにしたという。挑戦の第一歩は、かんなの刃を砥ぐことからはじまる。これがすごい。誤差0.5ミクロンの精度で刃を仕上げていく。そして、大会で角材を削る。いやあ、手に汗を握っちゃうね。すさまじい緊張感。これがまた心地いい。チャンピオンが7ミクロンをだす。挑戦者は8ミクロン。そこへべつの大工さんが5ミクロンをだしてくる。挑戦者、差を縮めようとする。ところが、ここでアクシデント。刃がコンマ数ミリほど欠けてしまっている。やむなく、予備のかんなを使う。一方、チャンピオンも7ミクロンから先に進めない。何度も削っていると、刃が鈍くなってくる。そこで、あらためて砥ぎをかける。これが裏目にでた。会場に用意されていた水に砥石の粒が入りこんでいて、刃が希望どおりに仕上がらないのだ。それぞれに、あせるふたり。時間が過ぎていく。そして、タイムアップ。優勝者は5ミクロンの人(ふたりいた)。しかし、試合が終わっても、チャンピオンはかんながけをやめない。角材を削りつづける。7ミクロンで終わっては、自分の矜恃が許さないというのだ。削りに削って、チャンピオンは3ミクロンを達成する。これはもう勝負とは無関係の世界だね。自分の誇りを保つためだけの戦いである。かくて、大会は終わりを告げた。見ているほうも疲労困憊(ってほどじゃないか。でも、疲れた)。つぎの大会は秋である。再び大工さんたちの精進の日々がはじまっていく。うーん、オリンピックの種目にならないかなあ。

 2001/04/26 (Thu)

「ノワール」テレビ東京 毎週木曜日25時30分〜26時
 視聴中止。

 *再放送情報

「NHKスペシャル 北朝鮮 白頭山(ペクトゥサン)〜知られざる“聖なる峰”」4/30 NHK総合 24時5分〜24時55分
「BS朝日スペシャル 甦る白鳳大伽藍 薬師寺 千年建築に挑む」5/7 BS朝日 21時〜22時50分

 2001/04/27 (Fri)

「ドキュメント地球時間 チャレンジャー号 73秒後の悲劇」NHK教育 毎週金曜日22時〜22時45分
 スペースシャトル、チャレンジャーの事故を描いたイギリス製のドキュメンタリー。わざわざ説明するまでもない。よく知られた、あの事故である。この事故が偶発的なものではなく、起こるべくして起きたということを取材と証言で証明していく構成。多くの建造スタッフ、エンジニアが、打ちあげ用ブースターに用いられているOリングの「気温が低くなると機能が大幅に低下する」欠陥を指摘し、飛行延期、あるいは中止を求めていた。しかし、その言葉ははっきりとした意思表明としてはNASAに伝わらず、チャレンジャーは打ちあげられてしまった。ま、関係者それぞれに、それぞれの言い分があるのかもしれないが、言い分そのものは、あまり意味を持たない。現実に事故が起きてしまったのだから。番組は、なぜあの低気温の日に打ちあげをおこなうことになったのか、そのいきさつをきめ細かく描写している。さまざまなトラブルや行き違いが、チャレンジャーの打ちあげを、あの日、あの瞬間へと導いていく。このシークエンスは、ドラマじゃうまくつくれないね。嘘っぽくなってしまう。ドキュメンタリーのもっともおもしろい部分が、ここにある。

 2001/04/27 (Fri)

「ウィークエンドスペシャル ITは中国を変えるのか」NHK衛星第1 毎週金曜日22時〜22時50分
 変わらないように必死で対抗してるじゃないか、あの国は。と思いながら見はじめた。先日も、中国はインターネット・カフェへの介入強化を決めたばかりである。新聞、テレビ、ラジオ網を国家が独占して情報を管理をしている国に、インターネットが無規制で入りこんでしまったら、そりゃ困るわな。この番組でも、そのあたりの規制のすさまじさをひととおり紹介している(政府批判記事の掲載禁止とか、プロバイダの完全認可制とか。ニューヨークタイムズなんか、まともにアクセスできないようになっているらしい。同じことを日本でやったら、大騒ぎになるんだろうけど、それを現実にやっている中国に対して、日本で情報規制強化などに異を唱えている人びとや報道機関が文句を言ったり、抗議をしたりしているという話はまったく耳にしない。不思議だ)。でも、この番組、かなり中国寄りにつくられている雰囲気なので、そのあたりを厳しく追求しているという姿勢はあまり感じられない。たしかに、パソコンやインターネットは中国において普及しつつあるのかもしれないが、それは完全に国家権力のコントロール下での「ある意図を有した」普及である。そこを、もっともっと大胆に描かなくちゃ「ITは中国を変えるのか」というタイトルの意味がないような気がする。そういう意味では、ちょっと物足りない番組であった。
 ●参考資料
 中国政府は国内約460万人が利用するインターネット・カフェの規制強化に関する法令を11日、主要紙に掲載して布告した。(中略)新華社電は規制の狙いをポルノやとばく、迷信に関する情報が社会に与える影響を防ぐためと伝えた。しかし、公安、情報産業、文化各省などが合同で策定した法令は、共産党独裁の骨格である憲法への抵触事項や機密漏えい、民族対立の扇動にあたる情報の閲覧、ホームページの作成にネット・カフェを提供することを罰金などの罰則付きで禁じている。法令の布告を受けて、全土の警察などでは向こう3カ月にわたるネット・カフェへの集中摘発を開始し、違反があれば片端から店をつぶす構えだ。(後略)
 産經新聞 2001年4月12日 東京朝刊記事より引用。

 2001/04/28 (Sat)

「真・女神転生 デビチル」TBSテレビ 毎週土曜日7時30分〜8時
 視聴中止。

 2001/04/28 (Sat)

「地球に好奇心 密林の巨大遺跡〜カンボジア・クメール帝国の謎」NHK衛星第2 毎週土曜日19時30分〜20時45分
 期待して待っていた番組である。期待は裏切られなかった。いやあ、地雷だらけのこういう場所に、よくぞ行って、これだけの映像を撮ってきてくれた。それだけで、絶賛してしまう。内容もすばらしい。生命を懸けて、こういう作品をつくってくれる人たちのおかげで、わたしのような者は自宅でのったりとくつろぎながら、カンボジアの密林地帯と、そこにある遺跡の詳細を堪能することができる。ただひたすら感謝するほかはない。ポル・ポトと共産勢力の暴挙により、カンボジアは多くのものを失った。しかし、舞踏家を根こそぎ惨殺されて振付を失った伝統舞踊も、生き残った人びとの手により、華麗に甦った。そして、密林には、いまでもアンコール・ワット、アンコール・トムに代表される数々の石造遺跡が厳然として存在している。クメール帝国とカンボジアの栄光の歴史に、深く敬意を表したい。ただし、ポル・ポトの時代を除く。

 2001/04/29 (Sun)

「NHKスペシャル 宇宙 第1集 ふりそそぐ彗星が生命を育む」NHK総合 21時〜21時50分
 これも期待していた番組。「生命〜40億年はるかな旅」など、SF作家や関係者からいろいろと批判もでていたりするNHKのこのシリーズだけど、映像、演出において、そのレベルがひじょうに高い位置にあることを否定することはできない。また、ちょっとしたネタでも丹念に海外ロケをおこない、映像を確保して流れの中にうまく組みこんでしまうところが、このシリーズの特徴でもある。でも、まさかボルドーのワイン醸造所があのように扱われるとは思わなかった。この意外な映像のはめこみが、視聴者に強い印象を与え、大きな影響を世間にもたらす(よくも悪くもね)。月に1回の放送らしいが、今後の展開を楽しみにしたい。21世紀は、やっぱり宇宙だよ。

 2001/04/29 (Sun)

「北京千年・水と石の都〜歴史家ジニーさんの古都探訪」NHK衛星第2 21時30分〜22時30分
 初期の北京がどういう都市であったのかを調べるため、17年間、調査をつづけている女性歴史家のジニーさん(アメリカ出身の中国史学者。いまは日本人と結婚し、日本に帰化している)がナビゲータをつとめる歴史紀行番組。金の時代の城壁遺跡紹介からはじまり、遼の仏塔、独楽寺、白塔寺へと画面は移っていく。文化大革命があったわりには、けっこう残っているなというのが最初の印象。あの時代にも、少しは理性を保っている人がいたらしい。おかげで、中国古代の土木技術の優秀さが、いまでもきちんと伝わっている。仏像もいまに伝わっている。紅衛兵の目を逃れ、それらの文物を地中に埋めて保存してくれた人びとに感謝したい。

 2001/04/30 (Mon)

「仰天!七千段 世界遺産〜中国泰山紀行」テレビ朝日 10時30分〜11時25分
 こちらも中国紀行。旅人は、大鶴義丹さんと藤谷美紀さん。場所は世界遺産の泰山。タイトルも、人選も、ナレーションも、演出も、すべてが民放のそれである。地元の人やら子供たちやらと触れ合って、通りいっぺんの感想と感激をやたらと撒き散らす情緒的なシーンも、ちゃんとある。しかし、いちばん耳障りなのが、創作満載のナレーション。でたらめもいいかげんにしてもらいたいね。演出でやらせていることを、本人の自発的行為や、偶然そうなったかのように語るなよ。その一言一言で、スタッフの番組に対する姿勢が明らかになる。しかも、肝腎の泰山は、途中まで雨と霧の悪天候。景色も建物も、その多くがかすんでしまって、ほとんど見えない。単なる娯楽紀行番組としても、成功しているとは言いがたい内容であった。

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