「TV-Watch」2001年1月分

 わたしが見たテレビ番組の感想を適当に掲載していきます。雰囲気としては、喫茶店の隅で仲間が集まり、見たばかりの番組をネタにして、勝手な放言をしているという感じです。読んだ人は、メールなどで反論をよこしたりしないようにしてください。ただし、事実誤認があれば、それだけは指摘に応じて訂正するつもりです。それ以外のクレームはいっさい受けつけません。
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 2001/01/01 (Mon)

「NHKスペシャル ネットワーク市民が世界を変える」NHK総合 21時〜22時15分
 ノーベル化学賞を受賞された白川英樹さんと荒俣宏さんがゲストコメンテーターの21世紀予測番組。キーワードはネットワーク社会である。ネットワークの中に生きる人びとをここでは「ネットワーク市民」と呼んでいたが、その前に「ネチズン」があるんじゃないだろうか。言葉も概念も、かなり以前につくられているはずである。しかし、番組は、そこには言及しない。まあ、それはそれとして、目立ったのは荒俣さんの見識である。ナップスターの登場、グヌーテラの出現に対して、荒俣さんは言う。「そもそも文学や音楽の著作権が成立したのが産業革命以降のことである。それ以前は大量配布不可能なこれらの文化が、著作権を持つことなどありえなかった」と。なるほどである。産業革命ではじめてでてきた概念が、IT革命で消えていく。これは、なんら不自然ではない。革命とは、そういうものである。さすがは荒俣さんだ(その権利で生活しているわたしは本気で困ってしまうけど)。森首相など、自身がしきりと口にしているIT革命が、これほどの意味を持ったものだとは、たぶん気がついてもいないことだろう。この番組、ほかにもヘイトサイトの紹介など、おもしろい内容であった。もっとも、ヘイトサイトの解説は、ちょっと偏っていた。これは、もう少しきちんと紹介し直してほしいね。逆ヘイトサイトだってありうるのだ。たとえば、アイリス・チャンの著作なんか、偽写真、事実検証していない情報、意図的な風聞を満載してつくられていて、構造的にはヘイトサイトのそれとなんら変わりがない。当然、これがそのままアップされているサイトもあったりするのだろう。そういうところまで、きちんと見せた上で、コメントする必要があると思う。

 2001/01/01 (Mon)

「日本チョロ見えテレビ カメラが捉えた決定的瞬間」フジテレビ 25時50分〜27時50分
 そのあまりのばかばかしさに笑い転げてしまった番組。ノミの心臓のクローズアップ映像は圧巻であった。髪の毛が生える瞬間はいまひとつだったけどね。あ、雀の涙もよかったなあ。雀が涙を流す、その一瞬を捉えるためだけに8時間カメラをまわしつづけた執念に脱帽。センスのいい企画である。定期的にやってほしくなる番組だが、ネタがつづくかな? そこがちょっと心配。

 2001/01/02 (Tue)

「完全なる料理の鉄人〜新世紀決戦」フジテレビ 14時〜16時
 これは、いつ録画したんだろう。神田川さんの断髪式が2001年元旦となっていた。となれば、これは新年の1日か2日の朝にでも録画されていなければならない。本当だろうか。演出はいくらしてもいいけど、こういう部分は、常に正直であってほしい。ということで、きちんと録画日を表示していただきたかった。なお、試合は十分におもしろかった。久しぶりに見ると、この番組のコンセプトのよさがよく光っているね。

 2001/01/02 (Tue)

「新世紀ワイド時代劇 宮本武蔵」テレビ東京 14時〜23時55分
 どうしようもないカスアレンジ。戦国時代の最末期(江戸時代初頭)を舞台にした作品に現代まるだしのヒューマニズムやら、倫理観を持ちこむって発想がとてつもなく貧弱だよね。見ていて、爆笑しちまったぜ。井上雄彦さんとの才能差、すさまじいものがある。同じ題材、原作を得ても、脚色する者の才能の有無で、これほどに異なった作品ができあがる。ある意味、絶好の参考書になったんじゃないかな。才能のないライターを使っちゃだめだよ。

 2001/01/02 (Tue)

「新春! 熱闘! 朝まで麻雀スタジアム」テレビ朝日 25時〜27時
 ちらっと見たら、参加者(芸能人)が少牌をやっていた。おいおい、こういうレベルの麻雀を放送しているのかよ。ぐわっ、一盃口を崩してリーチかけているよ、こいつ。待ち牌は同じなのに(辺三索が嵌三索になっただけ)。なんか、横に指導者もついているし、初心者に麻雀を教えながら対局させるっていう企画なのかな。そんなの、誰も見ないぞ。……というわけで、早々に退散。なんだったんだろう、これは。

 2001/01/03 (Wed)

「NHKスペシャル 神々の座 世界百名山を撮る〜写真家 白川義員」NHK総合 21時30分〜23時
 2001年1月1日にNHK衛星第2で「エベレスト」が放送され、翌2日に「パキスタン・カラコルム」が放送された。この番組は、そのふたつをまとめたもの。かなり多くの部分がダブっているけど、こちらではじめて紹介されたカットもあったりする。地下大水脈のときもそうだったが、これだからNHKのドキュメンタリーは油断がならない。しかし、8000メートル以上の高度で飛行機の窓をあけて撮影した世界の山々の姿は何度見てもすばらしい。撮影も、まじに命懸けである。事実、白川さんは撮影中に事故で重傷を負い、頸椎にボルトが埋めこまれている。それでも、撮影に赴くというのは、業であるな(この番組の中でも2回、酸素マスクが外れて危険な状態に陥っていた)。その業の結果として、われわれは撮影された写真を見ることができる。わたし、白川さんの写真集は「仏教伝来」全3巻(1987年、学習研究社刊行)を所有しているが、それはもうすごいの一語に尽きる写真ばかりである。でかくて重いので、見るだけでもたいへんなんだけどね。この世界百名山も含めて、すべてをPDFデータで出版し直してくれないかなあ。テレビやパソコンのモニターで観賞するのは、とても楽ちんで、よい。

 2001/01/03 (Wed)

「WBSスペシャル これが21世紀最新医療だ」テレビ東京 23時〜24時30分
 新しい治療法、検査法、医療器具、技術などにジャンル分けして、うまくまとめていた。新情報といえるものはほとんどなかったが、わかりやすく構成されていたので、後日の資料としては便利そうである。でも、途中の感情的なやりとりやコメントは無用だったね。民放は、どうしてもそういう夾雑物を入れこまないと我慢できないのかな。となれば、それも病気である。21世紀の最新医療で治療していただきたい。

 2001/01/04 (Thu)

「2001年 宇宙の世紀がはじまる」NHK総合 19時30分〜20時45分
 2001年からはじまる「NHKスペシャル」の新シリーズ「宇宙」の予告的番組(を兼ねたもの?)。おもしろかったのは、やはりA・C・クラークさんへのインタビューである。高い見識を持った人の意見は、傾聴に値する。それに比して、ナビゲータの宅間伸さんは、あまりよくなかった。ギャグは大滑りに滑っていたし、自身に知識がないため、どうしても台本を芝居として読んでいる雰囲気が抜けない。こういう民放のような人選は避けてほしかったなあ。

 2001/01/05 (Fri)

「海と日本〜マラッカ海峡 世界が出会う海の交差点」テレビ東京 12時〜12時55分
 タイトルのとおり、マラッカ海峡を紹介する番組。日本財団がスポンサーなので、一種の冠コンテンツであろう。でも、マラッカ海峡をテレビ東京の一般視聴者に紹介して、どういう意味があるのかがぜんぜんわからない。とりあえず参考にはなったけどね。で、マラッカ海峡といえば、名物は海賊である。「凶戦士愛」という作品に東南アジアの海賊を登場させたわたしとしては、そこをどう扱うのかに興味があったが、予想以上に詳しくレポートされていた。取り締まり側の立場からの報告なので、ちょっと宣伝くさかったけど。

 2001/01/05 (Fri)

「21世紀のデジタル・アート」NHK衛星第1 21時〜22時50分
「21世紀の」とタイトルにはあるが、おもしろかったのは、やはり過去の作品の紹介部分である。とくに、チェコの人形アニメと、それを応用してつくられたCGアニメのレポートはおもしろく見ることができた。で、いちばんつまらなかったのが、鼎談。言葉で語り合っても、映像作品に関するばあい、それほどの意味はない。内容も陳腐で、光る意見、主張はほとんどなかった。

 2001/01/06 (Sat)

「ITビジネスフロンティア」テレビ東京 毎週土曜日10時25分〜10時55分
 テーマをITに絞ったニュースの新番組。おもしろそうなテーマもあったが、ちょっとつくりが退屈。途中で新聞を読みふけってしまった。もう少し興味を持てるように構成してくれないかな。

 2001/01/06 (Sat)

「IT革命 日本の選択」NHK総合 16時15分〜17時30分
 IT番組がつぎつぎとでてきて、とても忙しい。でも、この番組の座談会はけっこうおもしろかった。人選がいいんだね。しかし、「子供が歩きはじめたらインターネット」というのには、ちょっと笑った。いや、たしかにそれはそれでいいんだけど……。それと、韓国のインターネット事情紹介があったが、これは重要である。韓国は遅いISDNには目もくれず、安価に既存の設備を利用できて、ISDNよりも10〜数十倍速いxDSLを選択し、国家がリーダーシップを発揮して一気にインターネットを普及させた。この活力は、やはりすごい。でも、日本がこのマネをするのは、むずかしい。日本の場合、ISDNはxDSLが知られる前に普及をはじめてしまっていたし、政府が強いリーダーシップを発揮することも国民が嫌う。後者については、朝日新聞のバックナンバーを読み返すだけで、それがわかると思う。政府がリーダーシップを見せようとしたとたん(それらしい発言がちらりとでただけで)、しゃにむに(かつ病的に)つぶしにかかっているはずだ。そして、多くの国民も、その異常さにぜんぜん気がつかない。というか、なるほどと思っている人が多くいたりする。こんな国では、韓国と同様の政策など絶対にとれっこない。そういう(ある意味、悲惨な)状況の中で日本はどのように対処していくか。その道すじを座談会ではもう少し示してほしかったね。

 2001/01/06 (Sat)

「ゾイド 新世紀/ZERO」TBSテレビ 毎週土曜日18時〜18時30分
 ゾイドの新シリーズ第1回目。やはり、この作品がいちばん3D-CGとの相性がいい。ちゃんと輪郭線を入れているからだろう。アニメとの融合に輪郭線は必需品である。それ以外には、まだ見るところがとくにない。バトル・ストーリーにしたぶん、より子供向けになったということか。手法としては、新シリーズの「遊戯王」と同じである。デュエルにつぐデュエルで、「遊戯王」は前のシリーズよりも、確実に子供の視聴率を稼いでいる。よく勘違いをしている人がいるが、「ガオガイガー」のような作品は、おとなも子供も楽しめるアニメではぜんぜんない。「ガオガイガー」の場合、エピソードの展開を見ていた子供たちが、5話を過ぎたところで、いっせいに離れた。業界ではよく知られた話である。そのぶん、あの作品はビデオ(LD)が売れた(フィギュアもかな)。もちろん、買ったのはスポンサーが視聴対象として希望していた世代の人びとではない。子供の人気を得るには、それなりの公式がある。そこから外れた作品は、ほぼ確実に無視される(といって、公式どおりにつくったからといって子供に見てもらえるとは限らない。これも重要)。評価をおこなう者は、その点に留意していなければならない。

 2001/01/06 (Sat)

「NHKスペシャル 三蔵法師 祈りの旅 第一部 若き僧は歩き続けた」NHK総合 21時〜21時50分
 画家、平山郁夫さんが薬師寺の玄奘三蔵院に寄進された壁画を描く過程を軸にして、三蔵法師のインドへの旅を追ったドキュメンタリー。二部構成で、これが第一部(第二部は1月7日放送)。長安からウズベキスタンまで。いやもう実によくできている。見る前は環境ビデオになるかなと思ったけど、ぜんぜん違う。すごくいい。構成がうまいんだね。旅のルポになったかと思うと、壁画制作に移り、平山画伯のインタビューへとつづく。そして、また旅の映像に戻る。このリズムが抜群。市原悦子さんのナレーションも、耳に心地よかった。ビデオ視聴なので、これから第二部を見る。

 2001/01/06 (Sat)

「BS宇宙スペシャル 宇宙旅行へのカウントダウン〜知られざる革新技術」NHK衛星第1 21時〜22時50分
 民間による有人宇宙ロケット開発コンペ「Xプライズ」のレポートからはじまった宇宙旅行紹介番組。NHKの高柳解説委員、サンダーバードは宇宙テーマの人形劇じゃないよ。国際救助隊だよ。宇宙も使うけど、主眼はそこにはないよ。この人、テレビを横目で見ていたのかな。
 ま、それはそれとして、紹介されるプロジェクトは、どれも本当におもしろいね。実現するか否かはべつとして、みな楽しくやっているのがとてもいい。レーザー光線の反射を利用した無燃料宇宙機「ライトクラフト」は、おもちゃとしても使えそう。まず、おもちゃで売って資金を稼いでもいいような気がする。
 で、後半はさまざまな長距離宇宙航行システムのアイデアの列挙。∀ガンダムにもでてきたスペース・テザー・システム(投石機方式)も詳しく紹介されていた。ダビデがゴリアテを倒すのに使った、あの投石紐(sling)の応用ね。これ、ちゃんと開発する会社がアメリカにある。会長はSF作家のロバート・L・フォワード博士(主著書「竜の卵」ほか)。でも、わたしとしては、その前にスペース・エレベータを取りあげてほしかった。OTISエレベータが、建造可能って言っているんだもん。衛星軌道上までの移送システムとしては、これ以上のものはないと思うよ。これができてから、つぎは惑星間探査、恒星間飛行だね。

 2001/01/07 (Sun)

「片岡鶴太郎インドの旅 母なる大河ガンジスに祈る!」テレビ朝日 14時〜15時25分
 タイトルで想像していた内容とは大違い。単なるインド観光ルポである。それでも、レポーターが好奇心旺盛なためかけっこうあちこち寄ってくれるので、それなりに参考にはなる。でも、ガンジス沐浴、場所がよくないね。もっとディープなところで川に入ってくれないと感動がない。あ、命もないかもしれないけど。それと、女神を絵の素材に求めていたが、行先が違うんじゃないかな。それなら、カジュラーホに行くべきだよ。こういう国、わたしは絶対に行かないから、行ける人には、とにかくぎりぎりのところにまで入りこんでもらいたい。で、それを映像でたっぷりと見せてもらいたい。それが秘境に行くことのできる人の義務である(本当か?)

 2001/01/07 (Sun)

「北条時宗」NHK総合 毎週日曜日20時〜21時
 CGがひどい。鎌倉の大仏殿が壊れるシーンなんか、違和感ばりばり。嵐のカットも、ぜんぜんよくない。そういうところをもっと洗練させてくれないと、そこが気になって見つづけることがつらくなってしまう。連続ドラマの第1回って、そういうところも大事なんじゃないかな。作品そのものは、登場人物が馴染みのない人物ばかりなので、かえって新鮮。調べながら視聴するという楽しみもでてくる。

 2001/01/08 (Mon)

「テイルズ オブ エターニア」WOWOW 毎週月曜日18時〜18時25分
 アニメ新番組の第1回。原作はゲームみたいだね。シナリオに、かなり難がある。構成がばらばら。コンテでもまとめきれていないという印象。第1話は、もう少しきちっとつくってほしいなあ。みんなゲームで設定を知っているわけではないんだから。2話以降で立ち直れるかどうかを見ていこう。でも、シリーズ構成があの人では、ちょっと苦しいかも。

 2001/01/08 (Mon)

「爆転シュート ベイブレード」テレビ東京 毎週月曜日18時〜18時30分
 同じくアニメ新番組の第1回。べいごまがアニメになるとは、むかしの悪ガキたちも思っていなかったことだろう。わたしもびっくり。でも、これ、ネタとして厳しすぎるんじゃない? 架空設定構築のため、AIチップで対処したミニ四駆に対して、こっちは超常現象みたいだけど、無理があるなあ。ミニ四駆も十分に無理だらけだったんだよ。とりあえず、少しだけ様子は見るつもり。
 で、ベイブレードではウェイトに劣化ウランを使ってもいいの? オッケイなら、使いたいね。

 2001/01/08 (Mon)

「グラップラー刃牙」テレビ東京 毎週月曜日25時45分〜26時15分
 これもアニメ新番組の第1回。よくアニメ化する気になったねえ。しかも、画面比率が16:9のワイドだよ。デジタルBS用の企画だったのかな? 究極レベルの格闘技を扱っている(らしい)のに、技や動きはスポーツのそれから一歩もでていない。そこが少し気になる。人を殺すための技をちゃんと取材しておいたほうがいいよ。

 2001/01/09 (Tue)

「地球少女アルジュナ」テレビ東京 毎週火曜日18時〜18時30分
 またもやアニメ新番組の第1回。テレビじゃなくて映画のコンテだね、こいつは。「刃牙」みたいに16:9でつくればよかったのに。この作品は、スタジオぬえ関連作品なので、取りあげるのは今回だけとする。って、これでは何も書いていないのと同じだ。申し訳ない。

 2001/01/09 (Tue)

「地球防衛家族」WOWOW 毎週火曜日18時30分〜18時58分
 やはりアニメ新番組の第1回。でもって、こちらもスタジオぬえ関連作品。河森正治さん、いきなり仕事が重なっている。この不況下、とってもいいことだ。うんと働いてね。応援する。作品評価対象とはしない。

 2001/01/12 (Fri)

「ドキュメント地球時間 大統領とアメリカの危機 (1) ケネディ〜ジョンソンの時代」NHK教育 毎週金曜日22時〜22時45分
 戦後の代表的なアメリカ大統領を選び、かれらが直面した危機をレポートした3回シリーズのドキュメンタリー。1回目はケネディなので、言わずと知れたキューバ危機が中心となっている。東西対立の時代、そしてベトナム戦争である。この切り口がおもしろいね。うまい方法で大統領とアメリカを語っている。ハルバースタムの「ベスト&ブライテスト」をちょっとだけ思いだしてしまった。大統領の周囲にいた人たち(マクナマラやシュレジンジャーなどの大物ばかり)を丹念に取材し、証言と映像(ハルバースタムは文章)で当時の状況をダイナミックに再現していく。当然、アメリカで制作された番組だと思っていたら、これが大違い。なんとフランス製である。まじにびっくり。一発食わされたなあ。いやあ、まいった、まいった。

 2001/01/13 (Sat)

「ブロードキャスター」TBSテレビ 毎週土曜日22時〜23時24分
「あけおめ、ことよろ」と大きくナレーションで叫んでいた。テレビで、註釈なしにこの言葉を耳にするのははじめてのような気がする。もちろん、ネットではかなり前から使われていた省略挨拶だ。いつから使われているのかなと思い、古いLOGを調べてみたら、1993年の正月に使っている人がいた。てえことは、これがテレビで註釈なく使用されるようになるには8年ほどの時間が必要とされたのね。予想以上のタイムラグである。本当にテレビは遅れている。「〜萌え」もやたらと時間がかかったし。流行の場合、一般的には「テレビが扱うようになったら下火、新聞が取りあげたら、そこで終わり」という原則があるが、この手の言葉はどうなんだろう?

 2001/01/14 (Sun)

「巡礼・世界の聖地(1) ヨーロッパ、メキシコ編」TBSテレビ 14時〜15時24分
 タイトルどおり、世界の聖地をめぐる巡礼たちのルポ。今回はキリスト教、それも主としてカトリックの聖地を取りあげている。ナレーターはモルモン教徒の斉藤由貴さん。題材がカトリックなので、ちょっと違和感。でも、まっ、いいか。前半は巡礼者に焦点を置き、後半は聖地エルサレムとローマ(聖年祭)の紹介という構成である。ドキュメンタリーとして、とびぬけたところはない。着眼点はいいんだけど。次回は「メッカ、チベット、インド編」。なんと3つの宗教を一度にやってしまう。放送日は5月20日。間をあけすぎだよね。もう少し短い感覚で放送してくれないかな。

 2001/01/14 (Sun)

「NHKスペシャル 犯罪交渉人〜アメリカ・命をめぐる攻防戦」NHK総合 21時〜21時50分
 ネゴシエイター(犯罪交渉人)といえば、思いだすのはF・フォーサイスの小説だ。しかし、今回、番組で主役をつとめたアメリカのネゴシエイターは、でっぷりと太ったおばさんである。現実はこんなものなんだね。でもって、この番組に登場するネゴシエイターは誘拐専門の交渉人ではない。立てこもり犯罪(人質事件)が仕事のメインになっている。身分は警官と同じらしい(群の保安官事務所に所属)。警察バッジや拳銃もちゃんと携行している。ネゴシエイターの歴史や、ネゴシエイター研修生の訓練の様子などもひととおり見せてくれて、けっこう参考になった。日本も導入を検討しているらしいが(先進国でネゴシエイターがいないのは日本の警察だけみたい)、むずかしそうだね。うまくいくことを願っておこう。

 2001/01/14 (Sun)

「世界 わが心の旅 インド・砂漠のなかの宝物」NHK衛星第2 毎週日曜日22時〜22時45分
 洋画家、田村能里子さんの旅。インド北西部にあるタール砂漠が舞台。タイトルの宝物とは、絵を描くための素材、モデル……インスピレーションの対象のことらしい。砂漠の旅をつづけてきて絵描きになった女性というのは珍しいなあ。1983年に39歳だったということは、わたしよりも7歳くらい年上ね。でも、見た目はとても若々しい。エネルギッシュで、タフな画家である。モデルを探しているだけでも、砂漠との格闘になっちゃうんだもん。同じインドを旅して絵を描いているんだけど、デッサン力も、生き方も、絵に対する姿勢も、鶴太郎さんでは相手にすらならないという感じがした。旅人の選定にも、NHKと民放との差がでてしまったかな。

 2001/01/15 (Mon)

「爆転シュート ベイブレード」テレビ東京 毎週月曜日18時〜18時30分
 螺鈿? 象嵌のことをいいたいのかな? よくわからない。あの剣は柄まで青銅製じゃないの? 握りだけ木製? とても、そうは見えないんだけど。ちなみに、それぞれの意味は以下のとおりである。三省堂の「大辞林」CD-ROM版から引用しておく。螺鈿と象嵌の区別もつかないスタッフが設定を担当しているとは思いたくない。それは、あまりにも恥ずかしすぎる。納得できる説明がほしいところだ。
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 らでん【螺鈿】漆工芸技法の一。貝殻の真珠光を放つ部分を磨り平らにして細かく切り、文様の形に漆器や木地にはめこんで装飾するもの。中国唐代に発達、日本へは奈良時代に伝来、平安時代には盛んに蒔絵に併用された。薄い貝を用いたものは特に青貝ともいう。摺り貝。
 らでんのたち【螺鈿の太刀】鞘に螺鈿をほどこした太刀。
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 ぞうがん【象眼・象嵌】(名)スル 工芸品の加飾法の一。地の素材を彫って、その部分に他の材料をはめこんで模様を表す技法。主に彫金で用いるが、木・陶磁・蒔絵などでも用いる。彫金では糸象眼・平象眼・布の目象眼・高肉象眼などがある。

 2001/01/17 (Wed)

「破壊魔定光」WOWOW 毎週水曜日18時30分〜18時58分
 アニメの新番組。1クール作品が多くなって、この時期に新番組が集中している。今期視聴番組一覧を、まただしておかないとだめね。一段落ついたところで、掲載しよう。でもって、この作品、丁寧に設定を説明していたら、変身してこれから敵と戦うってところで「つづく」になってしまった。第1話の構成としては、あまりいいことではない。しかし、いかにも漫画らしい設定は、なかなか笑わせてくれる。いろいろな意味で、わかりやすさ抜群である。とはいえ、作品の質は並。映像的にも、とくに見るべきところはない。

 2001/01/17 (Wed)

「真チェンジ!!ゲッターロボ 世界最後の日」テレビ東京 毎週水曜日24時45分〜25時15分
 OVAシリーズのテレビオンエア。しかも、途中からなので、ストーリーがさっぱりわからない。おまけに、ときどき動きが止まる。いわゆるテレ東チェックってやつね。ストロボ効果なんかが規定以上に入っていると、そこをカットされるってやつ。元日に放送された「スタートレック」にも入っていたらしい(わたしは見ていない、旭日工房の報告で知った)。もとのOVAを見ていないから、どういう部分がカットされたのかは不明。カットするくらいなら、放送しなければいいのにと、つい思ってしまう。

 *再放送情報

「NHKスペシャル 世紀を越えて エピローグ(2)」1/22 NHK総合 24時15分〜25時15分
「NHKスペシャル 世紀を越えて エピローグ(3)」1/23 NHK総合 24時15分〜25時15分
「地球に乾杯 巨大湖出現〜カンボジア・湖上に生きる人々(短縮版)」1/24 NHK総合 23時〜23時50分

 2001/01/20 (Sat)

「舞の海先生のヒマラヤがちんこ教室〜ブータンの子供達とシコふんじゃった!」TBSテレビ 14時〜14時54分
 もと関取の舞の海さんがブータンに行き、子供たちに相撲を教えるという番組。小錦はその名前でタレント活動することを許されなかったのに、舞の海ならいいのね。相撲協会は、こういう態度をとるんだ。ふーん。覚えておこう。ちなみに、協会は「小錦」が伝統的な四股名なので、渡すわけにはいかないと主張した。でも、小錦さんが生きている間に、その四股名を名乗れる相撲とりがいるとは思えない。それほどに、あの人は強烈な印象をファンに与えた。となれば、存命中に限り使用を許可するのが筋ってものじゃないかな。少なくとも、相撲協会はそれくらいの恩恵を小錦関からもらっていたはずである。
 で、この番組だが、「TELEPAL」の番組表では、こう表記されていた。
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 舞の海先生ヒマラヤが
 ちんこ教室
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 機械的に改行するのは、よくないよ。
 肝腎の内容のほうは、こういう民放のドキュメンタリーはこういう造りでしかないよという典型的な構成である。ほのぼのとした優等生的なエピソードが淡々とつづく。しかし、ブータンの小学校の授業にはちょっと驚いた。国語以外はすべて英語なのである。通信インフラがきちんと整備されたら、21世紀、この国はちょっとやるんじゃないかな。

 2001/01/21 (Sun)

「ザ・ノンフィクション 2001 平成の金の卵たち 旅立ち」フジテレビ 毎週日曜日14時〜14時54分
 定期的に放送されている中卒労働者のレポート。都内の日本料理店を舞台にした定点観測番組なので、最初から見ていると、でてくる顔ぶれになつかしさをおぼえるようになる。平成10年入店組は27人。2年後のいま、残っているのはわずかにふたり。もちろん、覚えている顔だ。絶対に残れないだろうと思っていたふたりである。こういうものなんだねえ。店の親方(社長)は、やはり中卒で、中卒が好きで好きでしょうがない人。職人修業であるから、当然、スパルタ教育になる。木の棒で頭を殴ることもある。これでいい。わたしも小学校時代は教師にぼこぼこに殴られて育った。殴られた本人が断言する。馬鹿ガキは殴んなきゃだめ。馬鹿だから、言葉が正しく理解できない。だから、言葉だけでしか注意できない相手はなめる。そういう馬鹿を躾るのは、制御された体罰だけだ。いま問題になっているのは、体罰ではない。制御できない暴力である。体罰そのものを一方的に否定する人がいるので、当然の軋轢の結果として、こういう制御できない暴力が発生する。教師はまずきちんと格闘技を習い、どれくらいの打撃で、人間はどの程度のダメージを受けるかを自分のからだで覚えたほうがいいね。って、すごく話がそれてしまった。番組の評価に戻ろう。このドキュメンタリーのいいところは、不自然につくりこんでいないところである。そのため、通常では考えられないことが起きたり、調理師試験の結果などが、ぜんぜんハッピーでなかったりする。つぎの放送は1年後くらいかな。同じ顔をまた見られることを願っている。

 2001/01/21 (Sun)

「1万人が選んだ美味しいラーメン屋ベスト45」日本テレビ 15時〜16時25分
 1万人のアンケートで選んだ、東京近郊ラーメン屋さんのベスト45。こういう番組は危険である。見ているだけでは我慢できない。ああっ、ラーメン食べたい。あした起きたら、駅前に行ってしまいそう。しかし、この番組、けっこう有名で評価の高い店が、すごく順位が低かったりするというシビアな選定である。どういう基準で1万人を選んだのかな。それが、とても気になった。当然、それで偏りがでたりするもんね(店の情報を知るためにホームページで検索してみたが、評価は人によって千差万別。まるで参考にならない。映像作品は嗜好を排除し、論理で評価できるが、味はだめ。誰がやっても、結局は好みが結果を決めてしまう。それに気がつかないで書いている人が多かったので、ちょっとうんざりした。そういうことは書く前に自覚しておいてほしいな)。なお、1位は恵比寿「山頭火」の塩ラーメンであった。場所といい、塩ラーメンであることといい、わたしが行く店ではない。

 2001/01/23 (Tue)

「プロジェクトX 挑戦者たち ゴジラ誕生〜特撮に賭けた80人の若者たち」NHK総合 毎週火曜日21時15分〜21時58分
 きっと危険物になるなと思って見ていたら、やはり危険物であった。いろいろ思い入れが強いからねえ。
 昭和49年11月3日。世田谷の砧区民会館で、わたしはイベントをひらいた。映像音楽評論で知られている門倉純一さんが、わたしに声をかけた。「『ゴジラ』が20周年を迎えるんだ。しかし、誰も何もしようとしない。やってくれるのなら、東宝の協力を得られるようにできるのに」。
 当時、「ゴジラ」の人気はどん底状態だった。子供向けにアレンジしすぎて、ゴジラ映画は「お子様ランチ」と言われていた。門倉さんの言にわたしは答えた。「じゃあ、俺がやるよ」と。開催期日を初代「ゴジラ」封切記念日の11月3日に決め、箱(ホール)を探した。やはり東宝ゆかりの世田谷がいいだろうということになり、成城大学横の砧区民会館まで申し込みにいった。11月3日は開催申し込みがけっこう多く、10人近い利用希望者の間で抽選ということになった。他の希望者は、複数の代表者をだして抽選に臨んでいた。わたしはひとりでくじを引いた。いやあ、本当にあるんだね。気合で当たりをもぎとるのって。どうして、これが宝くじだとうまくいかないんだろう。
 開催が決まり、パンフレットをつくることになって東宝本社に行った。スチール写真を借りるためである。門倉さんの根回しが効いていたのか、すぐに倉庫に通された。スチール倉庫は特撮おたくにとっての宝の山だった。「ゴジラ」だけでなく、それ以降の特撮作品すべての貴重なスチール写真が無造作に置かれていた。時代がよかったのか、特撮映画ということで軽視されていたのか、理由は不明だが、写真は「好きなものを好きなだけ持っていっていいよ」と言う(言ったのは、田中文雄さんだったような気がする)。いまじゃ、ありえないことだね。ごっそりとスチールを借り、それを複写してパンフレットをつくった。うん、やっぱり時代がよかったんだな。
 門倉さんの仕切りで豪華なゲストがそろい、多くの人の尽力もあって、イベントは成功に終わった。ゴジラ不遇のあのとき、このイベントを開催できたことは、わたしの誇りであるといっていい。声をかけてくれた門倉さんには、深く感謝している。
 ところで、東宝、ぜんぜん反省がないって感じだね。あのとき、あれほどゴジラ人気が落ちこんだのはなぜだかわかっているんだろうか。「ガメラ」がすぐれたスタッフを得て、初代「ゴジラ」以上に高いレベルで作品を構築しているのに比べて、ゴジラのプロット、設定の安易さはどういうことだろう。このままでは、また同じことが繰り返される。一連の新「ガメラ」シリーズを見て、関係者は何も感じていないのかな。「ゴジラ」に初代「ゴジラ」を超える作品がないのは、不幸なことである。こんなにいい素材なのに。ああ、くやしい。
 

*再放送情報

「プロジェクトX 挑戦者たち ゴジラ誕生〜世界のヒーローを生み出した男たち」1/25 NHK総合 24時15分〜24時58分

 2001/01/23 (Tue)

「開運!なんでも鑑定団」テレビ東京 毎週火曜日20時54分〜21時54分
 競馬評論家の諸星さんという人がディズニーアニメ「白雪姫(1939年)」のセル画を出品。値段(2400万円)よりもなによりも、戦前の作品の実際に使用したセル画と背景画が、あのレベルで保存されていることにびっくり。おまけに、この諸星さんの運の強さ、勘のよさにもびっくり(陶芸のプロや目利き自慢らがすべて外した茶碗の価値をちゃんと見抜いた)。すごい人がいるなあ。でも、いちばんよかったのはディズニーアニメの紹介で、アリスのふくらはぎがアップで映しだされたこと。ふくらはぎはアリスに限るぜ。というか、アリスちゃんはふくらはぎに限るぜ。

 2001/01/23 (Tue)

「グレゴリアン〜ロックとポップスを歌う聖歌隊」NHK衛星第2 26時〜27時
 グレゴリオ聖歌の歌唱法を用いてロックやポップスを歌っている聖歌隊「グレゴリアン」の……これはなんだろうね。ミュージック・クリップなのかな。なかなかにシュールな番組である。実は、放送を楽しみにしていた。わたしはグレゴリオ聖歌が好きで、CDも持っている。眠りたいけど、眠けがいまひとつ足りないときなんかに聴くと最高(こらこら)。U2の「終わりなき旅」ではじまり、エリック・クラプトンの「TEARS IN HEAVEN」、ウルトラボックスの「VIENNA」、メタリカの「NOTHING ELSE MATTERS」、サイモン&ガーファンクルの「SOUND OF SILENCE」などの曲が、スペインにあるキリスト教三大聖地のひとつサンティアゴ・デ・コンポステラの街路、教会、聖堂の内外を背景に、つぎつぎと歌われていく。いやあ、心があらわれるようだぜ。でも、クラスやセックス・ピストルズ、マリリン・マンソンの曲なんかもやってほしかったなあ。次回に期待したい。

 2001/01/27 (Sat)

「地球に好奇心 月の砂漠 ラクダ飼いの詩〜インド タール砂漠」NHK衛星タ第2 19時30分〜20時45分
 年に1度ひらかれるプシュカールのラクダ市をレポート。町中がラクダだらけである。その数、1万頭。人間も多い。ラクダの売買や、その観光のため、20万人がここに集まってくるという。しかし、シビアな駆け引きだね。不況ということもあるらしく、ラクダが高値で売れない。ひたすら値切り倒してくる。市の最終日まで粘り、とにかく安く買い叩こうとする。売るほうも必死なら、買うほうも必死だ。知人にインド人との取り引きの苦労話を聞いたことがあるが、これを見たら、なるほどねと思ってしまった。こんな商売をいつもしている連中にかかったら、日本人はひとたまりもない。見ているだけで疲れてしまった。月の砂漠に抒情はないってこと。やれやれ。

 2001/01/27 (Sat)

「NHKスペシャル 激動 地中海世界(1) コーカサス回廊をこえて」NHK総合 21時〜21時50分
 地中海を取り巻く国々をめぐる4回シリーズの1回目。まずはイスラエルを紹介しはじめた。ユダヤ人を取り巻く状況を紹介しつつ、グルジアの現況へと移っていく。シュワルナゼ大統領、たいへんだねえ。何度も暗殺されかかっている。暗殺計画がでるということは、国家の諸問題と本気で戦っていることの証しである。当り前の話だが、国家的規模で何かを変えようとしたら、必ず軋轢が生じる。それは改善も改悪も同じ。
 ところで、地中海世界って対象地域がすごく広いのね。世界地理をさぼっていたから、驚いちゃったぜ。

 2001/01/27 (Sat)

「土曜プレミアム 脅威の生命 スーパーヒューマン(1) 外傷からの回復」NHK教育 毎週土曜日22時〜22時50分
 こちらは6回シリーズの1回目。制作はBBC。2000年に放送された「未知なる生命 ヒト」シリーズの続編である。前回もすごい映像を見せてくれたが、今回もなかなかのものである。再現映像など交えて、大きな外傷を受けた患者が、驚異的(奇跡的)な回復を見せた例をつぎつぎと紹介していく。中には、一例報告じゃないかというケースもあるような気がする。みんな、けっこうな重傷なんだよ。それでも、癒る人は癒る。急いで治療するよりも、少し放置しておいたほうが早く癒ったりする。そういった研究成果、現状をレポートしている。6回すべての放送を楽しみにしている。

 2001/01/27 (Sat)

「BSマネーワールド」NHK衛星第1 毎週土曜日22時〜23時
 特集はデジタルカメラ。デジタルカメラはどんどん売れゆきを伸ばしている。売上高に関しては、すでに銀塩カメラに並んだといっていい。わたしはもう銀塩カメラを使う気にならないね。いちいち現像、焼き増しなんてしていられないよ。芸術をやっているわけではないのだし。
 というわけで、デジタルカメラの歴史と現状を経済市場という切り口で伝えている。しかし、NHKのこの手の番組の常として、放送される内容に新味はまったくない。新しい情報も皆無。これは、しょうがないかな。新製品情報番組じゃなくて、マネーワールドなんだもん。

 2001/01/28 (Sun)

「おジャ魔女どれみ# 最終回」テレビ朝日 毎週日曜日8時30分〜9時
 呪っていた女王がどうなってしまったのか、わからない。つぎのシリーズの伏線だろうか。それとも、そこまで入りきらなかったのだろうか。あと、最後に魔法使いの坊や4人組が尋ねてきてもよかったんじゃないかな。
 ま、それはさておき、一段落ついた。これでもかという感動言葉攻撃に、やや臭みを感じてしまったが、幼児虐待の報道がつづいているいま、これくらいやってもいいのではという気もちょっとだけする。本来の視聴対象である子供たちには、この程度、強く訴えておいてもいいのだ。ときおりネットなどで、とうのむかしに成人式をすませた男性たちが、視聴対象者が誰であるのかも忘れて、あたかも自分の好みに従ってアニメをつくれというようなことを書き、意味不明評価をしていることがあるが、これはもちろん、大間違いである。小学校低学年以下を対象とした作品には、そのための作法、構成というものがはっきりと存在する。評価は、その範囲を逸脱しておこなってはいけない(と、自戒をこめて記しておく)。

 2001/01/29 (Mon)

「クローズアップ現代」NHK総合 月−木 19時30分〜19時55分(再放送 NHK衛星第1 21時30分〜21時55分)
 タイトルは「IT天才を探せ〜始まった未踏ソフトウェア創造事業」となっている。経済産業省が、おもしろいことをはじめた。5年間で年間10億円、つまり計50億円をユニークなソフトの開発者にプレゼントしようという企画だ。支払われる金額はソフト開発者によって異なっているみたいで、紹介されていた人たちは1200万〜3700万円といった額であった。このお金で開発に専念してもらい、かつて存在しなかった画期的なソフトを日本において生むだしてもらおうという目論見である。このお金は、ソフトが完成しても完成しなくても返却の必要はない。ただし、成果がなければ、支給は1年で打ち切られる。経過報告はホームページ上にリアルタイムで公表され、開発者は常に監視の目にさらされる。この税金を使ってのプラン、当然、賛成反対の意見が乱れ飛んでいる。でも、これ、無駄な河口堰建設なんかよりは、ずうっとまともな計画なんじゃないかな。とりあえず2年は様子を見て、そのあとうまくいっているようだったら、当初の予定どおり5年間やってみるというのがいいのではないだろうか。って、わたしが言ってもしようがないか。

 2001/01/29 (Mon)

「エジプト古代ロマン(1) 甦るクレオパトラの都」NHK衛星第2 19時30分〜20時40分
 エジプトはアレクサンドリアの海底で、6年前に発見された旧アレクサンドリア遺跡の調査を中心にクレオパトラの生涯とその歴史を描いたひじょうに見応えのあるドキュメンタリー。すごくいい。遺跡が10メートルの海底にあったため、調査に時間がかかっているが、成果は着実にあがっている。クレオパトラの映画は、これをみてから観賞すべきだと思う。本当に、うまくまとめられているね。ナイスだ。

 2001/01/30 (Tue)

「エジプト古代ロマン(2) 調査・発掘 ツタンカーメン王の謎〜古代エジプトの遺跡 発掘の記録」NHK衛星第2 19時30分〜20時50分
 先に放送された「甦るクレオパトラの都」と併せ、「エジプト古代ロマン」という共通タイトルでふたつの番組をひとつにまとめているが、1と2で作品の性格はまったく異なっている。何も、無理してまとめることはなかったんじゃないかな。2は早稲田の吉村作治教授によるピラミッド発掘調査のレポートなんだけど、これはいままで定期的に放送されてきた吉村隊発掘調査番組の総集編のようになっている。ナレーターもこのシリーズでお馴染みの相川浩さん。当然、この発掘調査はまだ終わっていないから、ラストはまだまだつづくとなる。いつものシリーズとして放送したほうがよかったんじゃないかな。

 2001/01/31 (Wed)

「ためしてガッテン 知って楽しい! 驚異のボウリング上達法」NHK総合 毎週水曜日20時〜20時45分
 いやあ、これ、すごく参考になった。むかしスキーで転倒し、アイスバーンで肩を強打して負傷したため、右腕がうまく動かないんだけど、これなら、再びボウリングをやれそうな気がする。機会があったら、挑戦してみたい。スキーと同じで、ボウリングも基礎技術習得段階にちゃんとした指導者につくことが重要なんだね。またまた勉強させていただきました。

 2001/01/31 (Wed)

「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」日本テレビ 毎週水曜日21時〜21時54分
 石橋貴明とヒクソン・グレイシーのハンディキャップ・マッチ。前にやったときは、腕を使わないという条件で42秒で負けたらしい。しかし、その試合がはじまるまでにえんえんと前座の試合がつづく。とりあえず、それらの試合の感想についてはパス。メインイベントにつてのみ書いておく。ヒクソンって本当におちゃめ。ふつうにエンタテイナーとしてやっていけるんじゃないかな。最後に逆立ちまで見せてくれたし。いまはハリウッドで映画を撮るとか撮らないとかで少しもめているという噂を聞いたが、真剣格闘路線とお笑いエンターテインメント路線。両立させていっていいと思うよ。とはいえ、お笑いの人でも、もう少し強い人と試合してほしいな。具体的な名前は浮かんでこないんだけど。あ、錦野旦はどうかな(おいおい)。

 2001/01/31 (Wed)

「FNSソフト工場 幻の海底都市発見!? 100万円懸賞金付き遺跡探索ツアー」フジテレビ 26時25分〜27時20分
 8年前、奄美諸島の喜界島沖で、5人のダイバーが人工の遺跡とおぼしき巨岩の塊を見たという。沖縄といえば、海底の巨石文明のものとおぼしき岩の連なりが与那国島で発見されている。それと同じようなものが喜界島にもあるのかということになり、島の有志がおかねをだし合って、それを探索する懸賞金付きツアーをおこなった。これは、その記録である。参加したのは、ボランティアのダイバーが80人。かれらがここぞというポイントを決め、海上、海中を探しまわった。テレビ局はヘリコプターを飛ばし、空中からの探索もおこなった。
 しかし、遺跡は見つからない。どうなるのかと思って見ていたら、結局、失敗に終わってしまった(台風もきてしまったし)。うーん、がっかり。民放のドキュメンタリーは、こういうラストになるから困るんだよなあ。でも、失敗ということで、やらせはなかったことだけははっきりしている。テレビの場合、そのことも考えなくちゃいけないから、見るほうもたいへんである。

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