「TV-Watch」2000年10月分

 わたしが見たテレビ番組の感想を適当に掲載していきます。雰囲気としては、喫茶店の隅で仲間が集まり、見たばかりの番組をネタにして、勝手な放言をしているという感じです。読んだ人は、メールなどで反論をよこしたりしないようにしてください。ただし、事実誤認があれば、それだけは指摘に応じて訂正するつもりです。それ以外のクレームはいっさい受けつけません。

HOME
BACK NUMBER

 2000/10/01 (Sun)

「シネマ通信」テレビ東京 毎週日曜日9時〜9時30分
 番組改変で、こんな時間に飛ばされてしまった。暗闇の中で見る映画の紹介番組を朝に移してどうするのぢゃと言いたい時間帯である。すごく迷惑している。しかも、番組の中でナレーターが「今夜の勝手にシネマは……」などと言っていたりする。深夜枠のまま、シナリオを変えていないのである。てえことは、それすらできないタイミングでの急変更ということになる(あるいは、ただのドジだとか)。いずれにせよ、この番組にいちばん似合うのは「今夜の……」という言葉である。早急に放送時間帯を戻してくれないかなあ。家人も怒っているぞ。

 2000/10/01 (Sun)

「NONFIX 新宿歌舞伎町中国人不夜城ツアー」フジテレビ 26時40分〜27時40分
 タイトルから予想していたものとは、内容がまったく違っていた。まともな団体観光ツアーの話だった。この9月12日に中国からの日本観光団体ツアーが解禁になった。その団体客をあてこんでの大騒動を描いたドキュメンタリーだった。歌舞伎町は、その団体観光の焦点地域である。東京に住み、気軽に歌舞伎町に行ける身としては、あんなとこ、観光スポットでもなんでもない。ただの騒がしくて治安の悪い一角である。わたしなら、あそこよりも秋葉原を選ぶね。しかし、台湾や香港、中国からくる観光客にとっては、歌舞伎町は別格らしい。最高の歓楽街になっているというのだ。そこで、一攫千金を狙う人びとが、その数、数百万といわれる中国からの団体観光客を狙い、歌舞伎町の内部でいろいろと蠢きはじめた。みなさん、人生を懸けた大勝負である。だが、そうは問屋が卸さない。不法滞在者の増加を憂える日本政府の懸念のため、解禁が遅れに遅れた。それに伴い、どんどん計算も狂っていく。この先、どうなるのか予測がつかない。だが、金を余らせている中国人観光客の購買力は半端ではない。ひとつの店で、ひとりが数十万円をこともなげに使う。我慢に我慢を重ねて、かれらの来訪を待てば、必ずもとはとれる。そう信じて、かれらは必死で投資をする。あちこちに挨拶もする。ダイレクトメールも送りまくる。
 かくして、ついに団体観光客の第一陣が、9月13日に中国から日本へとやってきた。その顛末はどうなるのか? 実は、この大博奕、まだはじまったばかりである。本番はこれからなのだ。できれば、追加レポートも報告してくれないかな。なんか、すごくおもしろそう。

 2000/10/02 (Mon)

「闇の末裔」WOWOW 毎週月曜日18時30分〜18時58分
 今期の新番組である。導入としては、それなりにまとまっている。あからさまにありきたりな人間構成だけどね。地獄のシステム、風俗を人間世界のそれとシンクロさせるという手法は「幽遊白書」の二番煎じだと思うが、はっきりいって無理がある。こういう強引な設定からでてくる穴や矛盾をどのように隠して物語を展開していくのか、それがほんのちょっとだけ楽しみだな。

 2000/10/03 (Tue)

「ヴァンドレッド」WOWOW 毎週火曜日18時30分〜18時58分
 これもアニメの新番組。もりたけし節、炸裂である。リズムは快調。第1話としても、かなりまとまっている。「女神候補生」などと比べると、3Dアニメが、かなり2次元作画と融合してきた。でも、まだまだ実験レベルである。実用の域には至っていない。切り換わると、いきなり画面が不自然になる。もっともっと精進して、きれいに融合できるように工夫してほしい。あと2年くらいかな。技術として、まともに評価できるようになるのは。それまでは、すべて捨て石になる。評価はされないが、重要な役目だ。過渡期には、こういう作品が必要になるのである。

 2000/10/03 (Tue)

「開運!なんでも鑑定団」テレビ東京 毎週火曜日20時54分〜21時54分
 おかしな時間にはじまるようになってしまった。冒頭を見逃してしまった視聴者がたくさんいるはずだ。テレビ朝日の愚挙のマネをしたのだろうが、これはまともな発想ではない。視聴者のリズムを完全に無視している。前に文句を言った「シネマ通信」の時間帯移動の不自然さと同じだ。視聴者無視のふざけた行為である。昨今、「アニメで『内臓破裂』という言葉の使用を許したテレビ東京のプロデューサーが担当から外された」という噂が、業界で流れている。かなり信憑性に乏しい噂だが、こういうことがつづくと、これもあるのかなと思ってしまう。それでなくても、ばかばかしい規制をアニメにだけかけているとんでもない放送局である。視聴者をないがしろにする態度、いいかげんにしてもらいたい。

 2000/10/03 (Tue)

「大学王」テレビ朝日 毎週火曜日24時54分〜25時24分
 新番組である。なんと言えばいいのだろう。企画書を見てみたいね。コンセプトをどうやって説明したのか。とりあえず、とてもおもしろい。冒頭の東大生インタビューもおもしろかったし(ちょっと画面に向かって突っこみを入れてしまったけど)、大学の研究室、教授紹介もおもしろかった。やっぱ、理科系の学生はちゃんと学問をしているなあ。最後のお笑いタレントによる大学入試体験レポートは、予備校入学から結果発表までをドキュメントとして放送していくみたいだから、これもまあ、少しおもしろくなりそう(タレントの出来が悪かったら、すごく興醒めになっちゃうぞ。これはタレントの今後次第ネタ)。情報提供とバラエティ性をどのように両立させていくのか、しばらく観察してみたい番組である。

 2000/10/03 (Tue)

「はじめの一歩」日本テレビ 毎週火曜日25時20分〜25時50分
 人気漫画のアニメ化。ボクシングのテレビアニメはむずかしいぞ。日本の作画レベル、中割りレベルで、あの激しい動きがきれいに再現できるとは、とても思えない。「あしたのジョー」では監督得意のハーモニーでごまかしまくっていたが、もうあんな古くさい演出が通じる時代ではなくなった。どのように処理し、視聴者を満足させてくれるのか。期待してみることにしよう。裏切らないでね。

 2000/10/04 (Wed)

「ギア戦士 電童」テレビ東京 毎週水曜日18時〜18時30分
 ギア戦士ってなんだよ、と思っていたら、たくさんギアを内蔵したおもちゃのことだったんだね。納得。  で、この第1話だけど、これもなかなかいい感じで仕上がっている。対象視聴者が誰かってことを忘れていないのがいいんじゃないかな。部分がどれほどよくても、全体構成に狂いが起きていたら、その作品の評価は一気に下がる。子供向けの作品は、まずわかりやすく、きちんとまとめるという点に焦点が置かれなくてはいけない。わたしはそのことを長浜忠夫監督から学んだ。演出に工夫を凝らすのなら、その上でおこなえばいいことだろう。そういう意味で、これは子供を対象としたロボットものの王道を踏襲している。この道を踏みはずさずにつづいていってほしい。そういう作品が、昨今、多いんだ。

 2000/10/04 (Wed)

「グラビテーション」WOWOW 毎週水曜日18時30分〜18時58分
 おお、これが噂のモーホーアニメかって感じで見てしまった。なるほど。いきなり男同士のキスですか。そうですか。好きにやってください。文字どおりの「やおい」にだけはならないようにね。しかし、作家がみんなああいうふうなら、ほんとにいいよなあ。もちろん、わたしの日常があまりにもださすぎるだけなんだけど。

 2000/10/05 (Thu)

「アルジェント ソーマ」テレビ東京 毎週木曜日25時40分〜26時10分
 これは評価に時間がかかる作品。とはいえ、視聴中止になる予感も。少しだけある。この制作チームの画面は、どうしてこんなに暗いんだろう。ポケモンくらいの明度で色指定してくれないかな。

 2000/10/06 (Fri)

「極楽とんぼのとび蹴りゴッデススペシャル 加藤VS山本本気喧嘩マッチ」テレビ朝日 23時9分〜24時4分
 極楽とんぼの加藤と山本が喧嘩をするためにボクシングとパンクラスに入門、腕を磨いて試合をするという設定の連続バラエティの完結編。少しだけ格闘技がからんでいるから、経過を見ていたんだけど、最後は完全に破綻してしまった。腕の悪い構成作家に委ねた結果だろうか。あきれはてていた船木選手の態度は格闘家として正しい。でも、今後は映画俳優として生きていくみたいだから、もう少しバラエティのくだらなさにも馴染んでいこうね(ガッツ石松さんを見習えとまでは言いません。あれは馴染みすぎ)。でないと、スタッフ、困ってしまうから。

 2000/10/06 (Fri)

「Sci-Fi HARRY」テレビ朝日 毎週金曜日26時9分〜26時39分
 いきなりOPでうんざり。見るからにスタッフだけがいきがっている、ひとりよがり作品のつくり。と思ったら、中身はものすごくオーソドックス。というか古くさいくらいの手堅い演出である。黴が少し生えかけているね。なんのためにつくる気になったんだろう。そのあたりを、今後の展開で確認してみたい。

 2000/10/06 (Fri)

「勝負師伝説 哲也」テレビ朝日 毎週金曜日26時39分〜27時9分
 哲也麻雀であるな。こういうものをアニメでオンエアするとは、ちょっと思っていなかった。なんたって、主題歌が和田アキ子ってのがいい。リキ入りまくりの泥臭いプログラムピクチャー的構成だが、実はこういうの、けっこう好き。映像作品としての意味は皆無なので、評価はまったくできないんだけど。置鮎さんも、臭い芝居を目いっぱい表にだしてがんばっている。ところで、満州チビはでるのかな? って、これは作品が違うか。

 2000/10/07 (Sat)

「新・女神転生 デビチル」TBSテレビ 毎週土曜日7時30分〜8時
 切り口を変えたモンコレであるな。あまりこういう書き方はしたくないけど、後発の作品で中身がこれでは、これ以外に表現のしようがない。ま、これもしばらく静観というところである(こういうのばかりだね)。ちょっとせりふによる説明が多すぎる感じがしたが、対象年齢を考えたら、これはそれほど悪い評価にはならない。しかし、演出のリズムはひじょうによくない。もたついている。作画に難ありと見た。克服できるのだろうか。

 2000/10/07 (Sat)

「NHKスペシャル 地下大水脈に挑む〜アメリカ・フロリダ」NHK総合 21時〜21時50分
 衛星放送で使った素材を使いまわすだけだろうと持っていたら、巨大な湖があっという間に干上がってしまったというエピソードをしっかりとつけ加えている。憎いねえ。こういう隠し玉を用意しておくとは。さすがはNHKとうならされてしまった。ちょっとくやしい。

 2000/10/09 (Mon)

「ワールドプロレスリングスペシャル」テレビ朝日 23時9分〜24時4分
 全日本と新日本の頂上対決ってやつ。結局は佐々木選手が川田選手の顔を立てた。まあ、最初はこんなものでしょう。佐々木選手、帰宅したら北斗選手による竹刀制裁が待っているんじゃないかと心配になったぜ(嘘)。しかし、橋本選手の復帰戦は、ちょっと茶番劇がすぎたなあ。  ところで、9日は、晴れの特異日である10日を外した最初の体育の日。戸高選手のタイトルマッチ、K-1福岡と、室内格闘技系競技が1日中つづいていた。でも、どれもいまいちの試合ばかり。それを最後にプロレスが救ってくれた。2時間くらいかけて、全試合を一気に放送してほしかったな。

 2000/10/10 (Thu)

「ウッチャン・ナンチャンのこれでいいのだ英会話〜秋の英語スペシャル」テレビ朝日 19時〜20時48分
 意味不明の番組である。英語と英会話をテーマに、きちんとつくられているのではと期待して見たのだが、大間違い。英語や英会話とはあまり関係のない外国でのタブー話や、芸能人による怪しげな海外旅行失敗談ばかりで、なんの参考にもならなかった。こういうコンセプト不明の番組をつくってちゃあきません。もっと本当に参考になる英語番組を放送してください。まじにお願いしちゃう。わたし、英語で苦労しまくっているから。

 2000/10/11 (Wed)

「WBA世界ライト級タイトルマッチ 畑山隆則 vs 坂本博之」TBSテレビ 19時54分〜21時9分
 いや、すごい試合だった。KO以外では終わらせないという気魄が両選手にあったね。本来、タイトルマッチというのは、常にこうでなくてはいけないはずなんだけど、なぜか、こういう試合にはなかなかお目にかかれない。坂本選手、倒れるときは、まさに弁慶の仁王立ちとはこうだったんだろうというような凄絶さがあった。死んでも倒れないという決意の中で、肉体が限界を越え、腰が落ちていく。そして、仰向けにどうと昏倒する。この試合、今年のベストバウトでいいでしょう。もう認定してしまったりする。

 2000/10/12 (Thu)

「クローズアップ現代 大宇宙の神秘を探れ」NHK総合 月−木 19時30分〜19時55分(NHK衛星第1 21時30分〜21時55分)
 スーパーカミオカンデによるニュートリノ観測の現況レポート。精神的に貧しい国の、その貧しさを露骨に見せてくれた番組である。票にもならない。はっきりと目に見える政治的実績にもならない。そういうプロジェクトに、国会議員や行政がどのように対処してきたのかが如実にわかる。たしかに、貧乏がアイデアを生み、世界を驚愕させているのは事実だ。事実だが、情ない。超借金大国が見栄を張ってつづけているODAなんかやめて、もっと国力の充実と文化の育成にお金をそそがなきゃだめだよ。そのためにも、日本は貧しい国だってことを、もっと世界にアピールしてほしいな。そういう意味では、この番組はとてもよかった(おいおい)。

 2000/10/14 (Sat)

「無敵王トライゼノン」TBSテレビ 毎週土曜日17時30分〜18時
 渡部高志監督は、ご自身でホームページ を運営されている。わたしは以前、そこのBBSに「テレビ東京のアニメ規制に対してどのように思うか聞かせてほしい」といった意味合いの文章を書きこんだことがある。残念ながら、監督からの返事はなかった。当然だろう。当該局で番組を制作している当事者が、うかつなことを書くわけにはいかない(だったら、訊くなよ。>わし)。しかし、今回、トライゼノンを見て、おおと思った。ここに、監督の返事がある(ような気がする)。冒頭からいきなり飛びだしたパンチラシーンは、まさしくテレビ東京でできないことをここでやるぞという鮮やかなメッセージになっている。TBS、がんばれ。渡部監督、がんばれ。くだらない規制が、どれほど作品から夢と活力を奪いとっているのかをはっきりと示してくれ。百の抗議よりも、ひとつの卓越した作品で意志を示す。これこそクリエイターのあるべき姿である。はじまったばかりなので作品評価はまだできない状況だが、監督の回答、勝手にわたしは受け取った。今後の展開を楽しみにしている。
  

 2000/10/15 (Sun)

「NHKスペシャル 世紀を越えて テクノロジー あくなき挑戦(4) ロボット・どこまで人間に近づけるのか」NHK総合 毎週日曜日21時〜21時50分
 オリンピック中断があったので、久しぶりの放送である。タイトルから見て、フレーム問題や記号着地に対する言及があるかと思って見ていたが、そういうものはまったくなかった。残念である。ロボットを人間に近づけようとするのなら、この問題は避けて通れない。というか、この問題がすべてであろう。番組の内容は鉄腕アトムをつくるのではなく、鉄人28号やガンダムをつくれるかというテーマにシフトしていた。これは人間に近づけようという努力ではない。人間の動きだけを模倣させようという方向である。この線で開発をつづけるのなら、わたしは、まずパワードスーツをつくってほしい。テクノロジーの最先端は、兵器からはじまる。これは永遠のセオリーなのだ。

 2000/10/16 (Mon)

「犬夜叉」日本テレビ 毎週月曜日19時〜19時30分
 おもしろいねえ。もちろん原作はまったく読んでいないけど、よほど原作の素性がいいのだろう。オリジナルアニメを応援したいのだが、やはり、トップクラスの週刊誌で激烈な戦いを生きぬいている漫画は、構成がすばらしい。そのあたりのオリジナルアニメではちょっと追いつけない位置に達している。放送回数を区切らずに、漫画連載がつづく限り放送してくれないかな。この作品の場合、漫画が終わっていないのに、アニメが終わってしまうのはとても残念なことになりそうな気がする。  ところで、どうして犬夜叉の声を勝平くんにしたんだろう。いや、勝平くんに不満があるわけではない。かれは、とてもうまい声優である。若手、中堅クラスではトップクラスに入る実力の持主だ。問題は、時間帯である。犬夜叉の直後には、同じ勝平くんが主役の声をつとめる名探偵コナンがある。ま、高校生に戻ったときだけでてくる声なんだけど。でも、主役の声であることは間違いない。作品個々として考えれば、こういう重複はどうでもいいことである。キャラクターに最適のキャスティングをするだけでいい。しかし、わたしなら、やっぱりこの手の重複は避けようとするなあ。最初の放送って、けっこう意味があると思うから(よく知らないのだが、金田一少年の最初の映画版って、勝平くんがやっていたんじゃないかな。それがテレビ版ではキャスティングが変更されたような気がする。このあたりのいきさつには何があったんだろう?)。

追記。
 情報が入った。山口勝平くんと日高のり子さんは、原作者である高橋留美子さんのご指名だったらしい。となれば、話はべつである。原作者のイメージは他の何よりも優先される。やむを得ないキャスティングあったといえよう。

 2000/10/17 (Tue)

「プロジェクトX 挑戦者たち よみがえれ!黄金の堂〜薬師寺金堂」NHK総合 毎週火曜日21時15分〜22時
 感動の45分間である。日本一の宮大工、西岡常一棟梁が、宮大工に関しては素人同然の若者たちを集めて、薬師寺金堂を再建した。その過程の物語だ。物語自体は、ひじょうによく知られている。わたしは「BE-PAL」で西岡棟梁のいろいろなエピソードを読んだ。しかし、そのさまを映像でみると、また違った感覚をおぼえる。手練の技を目にしながら、弟子たちの話を聞く。実にすばらしい。過去に、ここでも何回か書いた。日本は、職人をないがしろにしすぎている。文化勲章などの授賞者を見れば、一目瞭然だ。ふざけたことは、もうやめなさい。大学教授といえども、西岡棟梁の前では素人でしかなかったのである。顕彰するのなら、まず職人から。そうでなくてはいけない。

 2000/10/18 (Wed)

「シドニー・パラリンピック開会式」NHK教育 18時〜20時45分
 オリンピックに比べると簡素な開会式だが、かえって、そのほうがいいように感じられる。聖火の点火の趣向もおもしろかった。それでも、けっこう長くかかってしまったのは、選手入場のせいである。腕だけでからだを支え、パフォーマンスをしながら、入ってくる選手がいるんだもんね。びっくりしちゃうよ。
 ところで、わたしはパラリンピックの開催に対して、諸手をあげて賛成しているわけではない。競技のうちのいくつかは、明らかにオリンピックに組みこむことができる。オリンピックの公開競技としておこなわれた女子800メートル車椅子などもそうである。なんらかの条件を与え、同じ競技を健常者とともに競い合う。これが理想であろう。区別する必要はまったくない。リハビリの意味合いが強かったパラリンピックが、今日では、純粋に競技として戦われ、出場選手に標準記録も課せられるようになってきた。となれば、つぎはオリンピックとの融合であろう。できれば、その方向に進んでいってほしい。きちんとしたルールがあれば、障害の有無など関係ないはずである。日常生活においても、それが目標とされているのだから。

 2000/10/18 (Wed)

「ためしてガッテン 知らなきゃ損する! 手巻き寿司の鉄則」NHK総合 毎週水曜日20時〜20時45分
 おお、そうだったのか、と目からうろこが落ちていく。おでんの煮方といい、ギョウザの焼き方といい、この番組は、本当に役に立つ。炊きあがったごはんが冷めないうちに酢を馴染ませ、そのあとでほどよく冷やす。こんな簡単なコツが、一般人には伝わっていない。いつものように机を叩いておこう。ガッテン、ガッテン、ガッテン。

 2000/10/19 (Fri)

「コレクター・ユイ 最終回」NHK教育 毎週金曜日18時〜18時25分
 いい終わらせ方だった。先の読める展開だったが、これはこれでいい。少しおたく向けに振った演出になっているものの、この作品は一所懸命描いた似顔絵を送ってきてくれる子供たちのためにつくられている作品だ。そして、そのレベルに見合った、きちんとした話の展開を得ている。ここが重要である。誰のためにつくっているのかを忘れ、自己満足に陥っている稚拙な作品しかつくれないスタッフは、おのれを振り返り、深く反省してもらいたい。でも、バグルスに侵されたコレクターたちがユイに力を与えるのは、ちょっと問題あったね。あれじゃ、ユイも感染しちゃうよ。子供たちだって、そう思ったんじゃないかな。ここだけは、もう少し工夫してほしかった。

 2000/10/21 (Sat)

「NHKスペシャル 巨大生物を育てる奇跡の海〜カナダ・バンクーバー島」NHK総合 21時〜21時50分
 おいしい餌がたくさんあるところでは、どの生物も異様にでかくなる。そういうことね。そうやって巨大化した生物が、またおいしい餌になって、他の生物を太らせていく。いや、でかくなりすぎた生物は大味なんじゃないかな。このあたり、どうなんだろう。巨大なタコがでてきたけど、見た感じではすごくまずそうだったなあ。

 2000/10/22 (Sun)

「鉄甲機ミカヅキ 序夜」フジテレビ 毎月1回 16時〜17時25分
 死ぬほどつまらない導入部。そもそも、子供をださずにつくれないのだろうか。あと、端役にも、それなりの芝居のできる役者を使ってくれないかな。このままだと、話数を重ねても、当初の意欲にかなう画期的な作品なんてのはできっこないね。結局、子供だましレベルの作品になってしまう。

 2000/10/22 (Sun)

「学校の怪談」フジテレビ 毎週日曜日19時30分〜19時58分
 どういう内容になるんだろうと思っていたが、感じとしては、ほのぼの系のちょっと明るい作品という印象を受けた。ぬ〜べ〜のようなスーパーマンはでてこない雰囲気である。これで、どのように作品テンションを維持していくのか、ちょっと楽しみ。しかし、学校の怪談なんて、小学校、中学校、高校、大学と、わたしの学生生活ではひとつも存在しなかったぞ。日本人の超常現象好きにも困ったものである。ただの思い違いにすぎないことばかりなのに。とはいえ、OVAの「ダーティペア FLASH2」では学校の怪談を扱ってしまった。おかげで、あまり派手に文句は言えない。言ってるけど。

 2000/10/22 (Sun)

「NHKスペシャル 世紀を越えて テクノロジー あくなき挑戦(5) インターネット・公開技術の衝撃」NHK総合 毎週日曜日21時〜21時50分
 Linuxの話ね。著作権の無法地帯、中国には最適のOSである。お金を払わず勝手に使っても、怒られないんだもん。当然、これを使って、金儲けをしようと考える。でも、本当にお金になるんだろうか。結局、使うほうは、その金をなんとか払わないようにすませるだけじゃないのかな。中国って、しみじみとそういう国だという感じがする。
 ま、しかし、そんなことはどうでもいい。番組は、中国がLinuxをどう利用しようとしているのかをコンパクトにうまく紹介している。たぶん、それなりにうまくいくことだろう。中国だから。
 ところで、わたしは、OSなんてなんだってかまわないという立場になっている。重要なのは、わたしが使っているアプリをすべて、どれだけ安価に提供してもらえるかどうかだけだ。いま、Windowsを使っているのは、わたしが使うアプリがWindowsでしか全部そろっていないからである。これが、Linuxで安くそろうのなら、すぐにでもLinuxに移行する。シェアウェアでも、パッケージソフトでも、なんでもいい。OS殺すにゃ刃物はいらぬ、安いアプリがそろえばいい。それだけのことだ。とはいえ、IMEひとつとっても、わたしの要求はわがままだよ。ATOKはクリアーしていないと思う。たしか、未変換状態で全角250文字以上の入力が可能になっていないはずだ(なっていたら、訂正します)。理想は500文字。WXG4も、ここまでは達していない。ほかのアプリも、わたしの好みで仕様が決まっている。そのようにカスタマイズできるかどうかが選定の決め手となる。もちろん、わたしが欲しているアプリは、そういうものだけである。Linuxのエヴァンジェリストさん。MSの悪口やら、Linux讃美の能書きを垂れているひまがあったら、とにかくどんどんアプリをつくってください。百の言葉よりも、ひとつのアプリのほうが重要です。いや、ひとつじゃないな。数千、数万のアプリが重要です。ひたすらつくって、発表しましょう(Linuxの精神に則るのなら、無償提供になるのかな?)。

 2000/10/23 (Mon)

「生きもの地球紀行 ライオン・トラ・ヒョウ・チーター 究極のネコたち・驚異の狩り」NHK総合 毎週月曜日20時〜20時45分
 いやあ、でかいネコっていいね。犬もネコも、基本的にはでかいのが好き。ふうちゃんはネコとしては大きいほうなんだけど、希望としては、もうふたまわりほど大きくなってほしかった。山猫サイズね。リンクスなんて、いいなあ。肉食を極めるためだけに進化してきたネコ科の猛獣。そのかっこよさの源は、そこにあったんだ。ネコに味噌汁かけごはんなんか、やっちゃだめってこと。でも、それでネコが生きられるってことは、トラやライオンも味噌汁かけごはんでオッケイなんじゃないかな。肉食オンリーであるがゆえに絶滅の危機に瀕しているネコ科の猛獣たち。味噌汁かけごはんを国家プロジェクトとして試してみるのも、悪くないと思う。いや、本当にまじで。

 2000/10/24 (Tue)

「だあ! だあ! だあ!」NHK衛星第2 毎週火曜日18時〜18時30分
 どういうことなんだろう。傑作映画の8ミリフィルム版が手に入ったといって、お寺の境内で野外上映している。この映画、せりふがない、字幕だけのいわゆる無声映画である。それなのに、なぜかBGMが鳴りまくっている。でもって、スピーカーのケーブルが主役のねーちゃんによって抜かれ、音がでなくなったといって大騒ぎになる。フィルムを調べ、それがこんがらかって、上映者があせりまくる。じゃあ、これは8ミリのトーキーなのか? だったら、どうしてせりふだけが字幕になるの? ああ、わからん。設定がどうなっているのか、見当すらつかない。わかる人がいたら、教えてくれえ。

 2000/10/24 (Tue)

「機巧奇傳 ヒヲウ戦記」NHK衛星第2 毎週火曜日18時30分〜19時
 新番組である。原作に名を連ね、シナリオを担当している人は、業界内で(才能、仕事に関して)いい話をまったく聞かないライターである。逆に、悪い評判なら、いくらでも耳にする。もっとも、直接、知らない人なので、それが事実かどうかは不明だ。しかし、サンライズの勇者シリーズなどで、「こりゃ、ひでえシナリオだ。めちゃくちゃだよ」と思った作品が、この人の担当だったことが何度かあった。したがって、シナリオの腕については、風評はそれほど外れていないと言っていいだろう。「ヒヲウ戦記」は、時代考証担当者を立てて江戸時代を描いている作品だが、いまのところ「その考証ってやつ、どこに使われているのかね」と言ってしまうくらい不可思議な設定しか目にしていない。物語の展開や構成のレベルも不明である。風評どおりになるのか、監督が設定、シナリオをなんとかねじ伏せて作品の質を高めていくのか。それを楽しみにして以降を見ていくようにしたい。でも、せめてからくりの動作くらい、もう少しリアリティを持たせてほしいな。これじゃ、本当にでたらめだよ。
 付録。
 今期視聴アニメリスト。2000/10/27 現在
 月曜日 モンコレ、闇の末裔、犬夜叉、名探偵コナン
 火曜日 最遊記、遊戯王、だあ!だあ!だあ!、機巧奇傳ヒヲウ戦記、ヴァンドレッド、はじめの一歩
 水曜日 ギア戦士電童、グラビテーション、ONE PIECE
 木曜日 ポケモン、アルジェントソーマ
 金曜日 メダロット魂、まりんとメラン、Sci-Fi HARRY、勝負師伝説哲也
 土曜日 真・女神転生デビチル、無敵王トライゼノン、ゾイド、ハンター×ハンター
 日曜日 おジャ魔女どれみ#、学校の怪談

 2000/10/27 (Fri)

「フライデー・スポーツナイト」フジテレビ 毎週金曜日25時45分〜26時45分
 評価するほどの番組がない。谷間のような時期である。なぜだろう。
 で、この番組だが、本来はSRSの時間帯である。そのタイトル名が変わっている。さては田代まさしさんが盗撮問題で降板したことにより、番組も大幅に変更されたかと思ったら、大間違い。単なる夜のスポーツ番組の総称であった。したがって、SRSはそのままである。タイトルCGもナレーターも変わってはいない。MCだけがフジのアナウンサーによる持ちまわりになっただけ。おかげでギャグは滑りっぱなしである。アナウンサーといえども、将来に備えてお笑い修業はきちんとしておいたほうがいいよ。志村けんさんに入門したら、いいんじゃないかな。

 2000/10/28 (Sat)

「NHKスペシャル 英語が会社にやってきた〜ビジネスマンたちの試練」NHK総合 21時〜21時50分
 多国間取り引きをしている会社とか、外国企業に買収されてしまった日本企業などで、英語が社内公用語になりつつあるところが多いというレポート。当然の成り行きである。しかし、単に英語能力だけを高めて意味はないと、番組では言う。ディベートする力とか、自分の意見のバックボーンとなる教養とか、そういうものがない限り、語学力はなんの意味も持たない。日本語で相手を説得する能力を持たない人は、英語でも同じ結果に陥る。むろん、日本の教育にそういうカテゴリーはない。あるのは、協調性を保ち、和を考えて、楽しくやりましょうという、世界ではいっさい通用しない、間の抜けた方針だけだ。
 放送のあと「学校で学ぶ英語は、英語である必要がない代物なんだよね」と言ったのは、わたしの息子である。要するに、学力の順位付けや受験の合格者選別に用いるためにだけ教えているので、対象としての教科はなんであってもかまわないということなのだ。学生たちが学んでいるのは、英語という名称のクイズと、その解答である。したがって、クイズ形式が維持されるのであれば、習う教科は英語である必要がかけらもない。スワヒリ語でも、タガログ語でも、バーリ語でもオッケイということになる(語学である必要もないんだけど)。それがたまたま、いまは英語になっているというだけのことだ。したがって、これを何年学んでも、英語が使えるようにはならない。コミュニケーションの道具にはなってくれない。2年前まで熾烈な受験戦争に身を置いていた人間には、それがはっきりと理解できている。理解できていないのは、文部省のお役人とか、頭の悪い首相とか、そういう人たちだろう。
 しかし、本当にそういう会社でサラリーマンをやっていなくてよかったなあ。いまさら英語なんて学び直せないよ。記憶力だって皆無になっているのに。

2000/10/29 (Sun)

「知ってるつもり?! 弘法大師 空海」日本テレビ 毎週日曜日21時〜21時54分
 大仰なナレーションに、浅い内容。ほぼ常識となっている話を、いかにも新発見のようにわめきたてる、うるさいだけの番組じゃないかなと予想して見ていたら、そのとおりだった。新しい知識など、かけらも披露されていない。空海関連の本を数冊読んだら、でてくるエピソードばかりである。しかも、欠落が多い。これはという映像もまったくない。いいねえ、テレビ屋さんは。こんなものを番組ですと言って放送できるんだから。しかも、スタッフは、ギャラや給料までもらえてしまう。もっと斬新で、教養あふれた切り口をプロデューサー、ディレクターは持ってくれないかな。って、それができたらテレビ屋はやっていないか。

 2000/10/30 (Mon)

「ドキュメント Dash Dash 女格闘家 傷だらけの青春」TBSテレビ 毎週月曜日25時20分〜25時50分
 全女出身で、いまはGAIAに所属している女子プロレスラー、山田敏代選手のレポートである。陳腐なタイトルだが、中身そのままだとも言える。それくらい山田選手のからだは、ぼろぼろ。わたしもわずらっている頸椎の椎間板ヘルニアがいちばん大きな負傷らしい。全身が痺れ、あと少し患部がずれていたら下半身麻痺もありえたという状況である。それなのに、軟骨の代わりにセラミックのボールを椎間板に入れて、いまもプロレスをつづけている。大丈夫か、おい。ノーザンライトあたりをくらったら、セラミックボールなんか砕けちゃうんじゃないの。ったくもうプロレスラーってやつは、ちょっとどうかしているぜ。
 ところで、山田選手は母親、弟とともに、代々木上原で居酒屋を経営しているらしい。番組内で紹介されていたが、なかなかに居心地のよさそうな店だ。インターネットで検索したら、すぐに場所がわかった。ちょっとうちからは行きづらいところだが、機会があったら、行ってみようと思う。山田選手がいると、いいな。

TOP
HOME
BACK NUMBER