日々是口実

日々是口実

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 2002/07/31 (Wed)

 点検を兼ねて、昼間にちょっと5500で走ってきた。しかし、さすがに暑い。35度の気温は伊達じゃないね。
 で、帰宅してからは、ずうっとこもってビデオとアニメと仕事。ビデオは在庫処理がほとんどなので、あれこれ触れるような作品は皆無。したがって、ここに書くネタもなし。かなりトホホな状態である。

 ●パソコンのモニター。

 簡単に掃除したおかげで、ぱちっといって画面が弾ける現象は完全に消えたが、画面の状態そのものはどんどん悪化している。とにかく、ひたすら輝度が高い。調整は不可能。仕方がないので、2週間前に新しいモニターを、えいやとばかりに注文した。予算がないため、SONYやEIZOは無理。三菱の22インチである。しかし、この機種が完全に品切れ状態。ぜんぜん届かない。数日前、注文したヨドバシカメラに問い合わせたら、「7月末入荷予定です」と言う。でも、もう7月末なんだよな。っていうか、きょうで7月は終わりじゃないか。いったい、どうなっているんだろう。三菱さん、早く出荷してくれ! 目がまぶしいよお。仕事が遅れるよお。

 2002/07/30 (Tue)

 吾妻ひでおさんから「産直 あづまマガジン」の2号が届いた。めちゃくちゃおもしろい。しかし、SF用語の使い方など、吾妻さんは本当にSFのきもをがっちりとつかんでいるね。これだけ才能のある人が月産20頁だなんて、本当に惜しい。ってわたしが言っても説得力皆無だけど。

 ●「ガンダムA」の対談。

 旭日工房において、「OUT」1981年4月号に掲載されている富野さんとわたしとの対談の中で、富野さんが「『2001年〜』を越えたい」と発言されているという指摘があった。かけらも覚えていないなあ。対談や座談は、その場限りの一発ででてくる発言をもとにしているから、他人の発言内容に関しては、おおむね覚えていないのがふつうである。しかし、わたしがその言葉を聞いていた(もしくは、読んでいた)ことはたしかだね。覚えていなくて、申し訳ない。>富野さん。「ガンダムA」対談の「富野さんとは『2001年〜』の話をした事すら無いと思う」という部分は、「話をした記憶がまったくない」に変更しておく。

 ちなみにこのことを伝えたときの安彦さんの感想は、

 想像で、「僕が考えるに、その時富野氏は『これでクーブリックに張り合える、これでSFになる!』って思ったんじゃないかな?」って言ってたんだけど、それに近い発言は本当にあったんだね。ああ、よかった。

 というものであった。対談は「SFを考える」掲載後におこなったから、「これでSFになる」ではなく、どちらかといえば、「クーブリックに張り合える」のほう、「映像作品として『2001年〜』以上のものにしたい」というニュアンスの発言である可能性が高いけど、掲載誌がでてこないので、そこまではよくわからない。

 ところで、いい機会だから、述べておくが、雑誌等に掲載される小説家・評論家等による対談、座談は、実際に話されたことと大きく異なっていることがしばしばある。校正段階で、参加者がやたらと書き直してしまうからだ。参加者全員がすべての発言に大幅な修正を加え、まったく別物のやりとりに変貌してしまった座談会の例をわたしは知っている。まあ、これはもっとも極端なケースだが、それでも、(小説家・評論家による)ほとんどの対談、座談には、その場に存在しなかった発言が入っていると言っていいと思う。もちろん、今回の対談のわたしの発言にも、追記、修正、削除が多く施されている。対談、座談は、語られたことそのままの記録ではなく、語り合うことによって叩き台をつくり、それに手を入れることで構築される記事・原稿の一種だ。対談慣れしている小説家・評論家以外の人は、そこまでやらないようだが、小説家や評論家はかなり徹底してこれをやる。これは承知しておいていただきたい。対談・座談は創作物なのである。

 2002/07/29 (Mon)

 予報どおり、きょうも涼しかった。神金までスポルティーフで行き、フライトデッキ(サイクルコンピュータ)の調整をしてもらってからホームセンターに寄り、サスケ用のペットフードを買う。帰ったら汗びっしょり。やはり14時を過ぎたら暑くなってしまうのである。

 ●ギアナ高地の穴。

 きのう「この穴の情報ははじめてのような気がする」と書いたが、さっそく旭日工房のほうに投稿があり、25年ほど前の日テレの木曜スペシャルで取りあげられていたことがわかった。1964年に発見された穴だが、日本のマスコミの目は予想以上に鋭かったらしい。しかし、木曜スペシャルとはねえ。川口浩探検隊(テレ朝の水曜スペシャル)でないだけましだったかな。

 ●黄泉比良坂について。

 出雲大社のレポートを書いたときに、ここの読者の方から「黄泉は地下世界ではなく、現世よりも上方にあるという論がでている」というご指摘をいただいた。そのときは、それに関する資料がはっきりしなかったため、この欄では触れることができなかったが、きょう(29日)、産經新聞の朝刊に「新・日本学講座 関西発〈古事記の世界観と日本人 21世紀への問いかけ〉」と題された大阪市立大大学院の毛利正守教授の文章が掲載され、その中に、「黄泉は地下世界ではない」説の紹介が入っていた。当該部分を引用しておこう。

 この黄泉国は従来、「地下にある」と考えられてきた。しかし、最近の学界では「山にあるのではないか」との学説が注目を浴びている。黄泉比良坂及びそこでの二神の行動から導きだされた説だ。

 また、文末にある記者とのやりとりでも、この説に言及した部分がある。これも引用しておこう。

 ……「黄泉国が地下ではないかも」、とは興味深い見解だ。より詳しく

 毛利 そもそも黄泉(こうせん)と書くこと自体、中国では主に地下のことであり、『古事記』もこれを取り入れたわけである。しかし、黄泉国につながる黄泉比良坂があるが、葦原中国との関わりで上下どちらともつかない表現がみられるのだ。「遥かに望みて」という表現、その他から、山ではないかという説が出ているのである。


 おもしろい説だ。しかし、この文を読んだ限りでは、まだ「ではないか」の域はでていないように思われる。今後の成り行きを楽しみにしたい。

 2002/07/28 (Sun)

 きのうほどの猛暑ではないという感じ。先日行ったとき、買い忘れたものがあったので、またスポルティーフで府中の自転車ショップに行ってきた。どちらかというと、それを口実に自転車を乗りまわしているだけという気がしないでもない。何か理由がないと、外にでる気にならないんだよね。雷雨になるのではという予報だったが、気温が低かったため上昇気流が起きず、雷雲の発生が抑えられて、なんとか天気は1日もってしまった。あしたも、こういう天気だと助かるな。

「NHKスペシャル 巨大穴の謎に迫る〜秘境・南米ギアナ高地」2002年7月28日放送 NHK総合 21時〜21時50分

 ギアナ高地、そのいただきに、巨大な穴がいくつもあいているメサがある。その穴の謎を探るためにベネズエラの探検家兼研究者とNHKの取材班が挑んだドキュメンタリー。ギアナ高地関連の番組はビデオでけっこう持っているが、この穴の情報ははじめてのような気がする。実におもしろい。でも、どこからも恐竜がでてこない。残念だなあ。コナン・ドイルも、さぞかし無念に違いない。小動物でもいいから、生きている化石が見つかると、すごくうれしいんだけど。しかし、あのヘリコプターのパイロットは腕がいいね。あの穴の中に降下していくんだもん。いちばん目を瞠ったのは、実はそこだったりして(おいおい)。

 2002/07/27 (Sat)

「ガンダムA」届いた。なるほど。写真を小さくして、対談のほぼ全文を納めたのね。この写真を見て、「痩せたねえ」という感想を漏らす人が多い。だから、ここでずうっと「低インシュリン・ダイエットで痩せた。体脂肪率も18%になった」と書いているじゃないか。SF大会では、野阿梓さんから「大丈夫か? 悪性の癌なら、そう言ってくれ」とまで言われてしまった。大丈夫だよ。たぶん。いま、最大の病気はあせもである(しかし、ほとんど癒った)。

で、きょうは昼に神金さんでスポルティーフのブレーキ調整のあと、所用で新宿を(電車と徒歩)往復してきた。外は、ひたすら暑い。帰ってきて、原稿を書こうとしたら、持病の眠けがでてしまった。冷房が効いていると、よく寝られるなあ。でも、原稿はちゃんと書いた。

 ●きょうのテレビ。

 ずうっとツール・ド・フランスの山岳ステージを見つづけていた。アニメもドキュメンタリーも溜まっているんだけど、仕事をしながらの視聴だと、こういう番組がいちばんいい。レースの最終ステージは、あした(28日)。アームストロングの4連覇は、ほぼ確実って感じだね。

 2002/07/26 (Fri)

「ガンダムA」の発売日。でも、掲載誌が届かない。とりあえず、もう少し待ってみよう。ぬえに訊いてみたら、きょう発送作業がおこなわれたみたいだから。

 ●府中の自転車ショップ。

 スポルティーフで行ってきた。開店のために集めたのだろうか。系列店である新宿のジョーカーよりも売場面積は狭い感じだが、パーツの種類はずうっと多い。値段も一部商品はけっこう安くなっている。小物を少しだけ買って帰ってきた。陽射しが強いので、陽焼け止めを塗り、サングラスをかけての往復である。もちろん、水のペットボトルも忘れない。距離的にはちょい乗りなんだけど、恰好だけはツーリング並みだね。

 ●「ER VI」 きょうの放送。

 また何か告知するかと思って見はじめたが、何もなかった。金を払っている視聴者に対し、もっときちんとした説明責任があると思うのだが、NHKにそういう意識はないらしい。さすがはNHKというべきか。

 2002/07/25 (Thu)

 台風の影響で、天候が不安定である。なんでも府中で大型の自転車ショップが開店するそうで、ちょっと行ってみたかったのだが、この空模様では、外出する気にならない。あした以降ということにした。

 ●ADSLモデム。

 アッカのADSLモデムが届いた。事情があってアッカはモデムをNEC製から富士通製へ無償交換すると告知していた。でも、うちの環境ではとくに不具合もなかったので、そのままにしていた。ところが、その期限が8月31日までとなってしまった。そういう期限がつくと、交換したくなるのが、人間の常である(本当か?)。仕方がないので、交換を申し込んだ。そうしたら、それがきょう、いきなり配達された。冗談ではない。モデム交換だよ。いま使っているのをパッケージングしてその場で返送しなければならないんだよ。それをするためには、事前配達連絡が必須となる。現に届いたパッケージにも2色で大きく

 必ず事前電話連絡

 と書いてある。にもかかわらず、それを無視して、配達トラックがとつぜんやってきた。それじゃ準備ができないだろ、佐川さん。本当にルーズだなあ。
 やむなく、配達員にはいったん帰ってもらった。で、すぐにモデムを交換し、NECのものを箱に入れた。佐川さん、午後になって受け取りにきたけど、「電話をしなくて申し訳ない」の一言すらない。なーにが“セールスドライバー”だ。どういう社員教育をしているんだろう。あきれちゃうね。

 で、新しいモデムだが、接続してみると、なんだか速い。調べてみると、7616Kbpsほどでているようだ。あら、びっくり。でも、新しくはじまる10Mサービスのチェックをしてみたら「10M対応ファームにしても速度は同じ」 という結果になってしまった(しかも、ファームウェアのバージョンは、すでに10M対応のものになっている)。やはり、これ以上を望むのなら、しかないらしい。光100M、早く安くならないかな。

 ●ドロップハンドルのバーテープ。

 ドロップハンドルのバーテープをひと月ほどの間に4回交換した。早く技術をマスターしたかったからである。4回目に、ようやく満足できる仕上がりになった。もちろん、まだまだプロのそれには及ばないが、仕事でやるわけじゃなし。これくらいできれば、いいんじゃないかな。でも、この練習、けっこうお金がかかるのが難点だ。つぎは、チェーン調整を狙ってみようか。

 ●赤い千尋、その後。

 友人から情報をもらった。どうやら、色温度の問題だったらしい。デジタルマスターの色温度が9300Kで、一般的な家庭用受像機(ふつうのテレビね)の色温度が5600〜6300K。デジタルマスターの高い色温度を調整せずにDVD化し、それを低い色温度の家庭用受像機で再生すると、画面が赤っぽくなる。そういうことなんだそうな。
 しかし、なぜジブリは一般家庭の環境では対応できない高画質モードの色温度でDVDをつくってしまったのだろう。ヨドバシカメラのプラズマディスプレイでも赤かったんだぜ。シアタークラスの環境で鑑賞しろとでも言いたかったのかな(わたしのパソコンモニターは色温度設定ができる。このパソコンのDVDドライブに千尋の板を入れて再生ソフトで見たら、劇場と同じ色で表示される可能性は高い)。ジブリは儲かっているから、庶民の感覚が通じなくなっているのかもしれないね。きっと、すべてのスタッフが、そういう高画質対応受像機を持っているんだ。そう考えれば、この姿勢がすごく自然に思えてくる。正直言って、かなり、うらやましいぞ。

 2002/07/24 (Wed)

 朝から、国会中継を見る。田中眞紀子議員の政治倫理審議会審査ね。例によって時間が足りないという理由で、どの人の追求も、みな途中から尻つぼみになっていく。時間制限はやむをえないと思うけど、もう少し現実的な質問時間を設定してくれないかなあ。朝まで生国会でもいいじゃないか。議員さんはくそ高い歳費を受け取っているんだから。
 でもって、午後からは新宿に行く。ヨドバシカメラでDVDソフトを買い、すぐに帰宅。雨が降るという予報だったのであわてたのだが、夜まで、雨はまったく降らなかった。

 ●アカイ アカイ。チヒロ ガ アカイ。

 先日発売された「千と千尋の神隠し」のDVD、画面が赤みがかかっているということで、話題になっている。ヨドバシカメラの映像ソフト売場にある「千と千尋」のディスプレイ台上にも「映像の色が映画上映時と異なり、赤みがかって見えると報道されていますが、これはスタジオジブリが決めた色で、正しい状態です」といった意味のことを記した紙が貼られていた。都合がいいことに、そのうしろに置かれた大型プラズマディスプレイで「千と千尋」のDVDがデモンストレーション用に流されている。なるほど。本当に赤い。まあ、作品というのは、つくった側がこうだと言えばそうなるのだから、その見解に異論はない。でも、この色合いを本当に“これでよし”としてジブリが決めたのなら、決めた人は先天的な色音痴か、色彩設計に対する感覚がおかしくなってしまっているのか、そのどちらかだね。そうとしか思えないよ、これ。

 ところで、わたしは、このDVDを購入していない。理由は手もとに置いておくほどの作品ではなかったから。あと「猫の恩返し」も見にいく予定がない。理由は素人声優稚拙な声演技をえんえんと聴かされていると、体調が狂ってしまうから。みなさん、よく平気であんなものを耳にできるね。感心してしまう。わたしは無理だ。

●プロアトラスW。

 サポートサイトFAQのところに、「Windows98/Me環境等で操作中に不正な処理やOS終了時のエラーが頻発する」という現象が掲載されている。この現象、うちでも起きる。対策として、「原因は調査中だが、ビデオアダプタのドライバをアップデートしたら症状が改善されたという報告がある。可能なら、ドライバの最新版を入れてみてほしい」といった内容のことが書かれている。でも、それは本末転倒だなあ。山のようにインストールしてあるわたしのソフト環境の中で、こういうことが起きるのは、プロアトラスWだけなんだよね。どう考えても、プロアトラスWが何かやっているという感じだ、ちなみにわたしのところで起きるのは、「OS終了時(再起動時)に固まってしまう」というやつ。ただし、1回だけプロアトラスWを起動し、地図を眺めただけでは、リセットしても固まったりはしない。1回、地図を表示し、そのあとでプロアトラスWを終了。しばらく何か作業してからまたプロアトラスWを起動、地図を眺め、その後リセットという手順を踏むと、ほとんど100%近い確率で、パソコンがフリーズする。プロアトラスを終了させるとき、メモリか何かがきちんと片づけられていないんじゃないかな。いずれにせよ、ドライバのアップデートをやるつもりは、いまのところない。プロアトラスWのサポートにも報告をしない。ここは、前のバージョン(プロアトラス2002 全国DVD)のインストール不具合を最後まで完全に修正できなかった会社である。ソフト開発に関する技術力は、相当に低いと見た。期待するだけ無駄であろう。それよりも、1回使ったらリセットを繰り返し、OSをXPにする日を待つといった対応のほうが現実的である。XPや2000といったマルチタスクOSでは、この現象が起きないみたいだから。

 *追記

 上記「プロアトラスW」の項目で「XPや2000といったマルチタスクOS」と書いてあるところ、最初は「完全なマルチタスクOS」と書いてアップしたが、「完全な」としてしまうのはどうかと思い、そこを削って再アップした。でも、「それだと、98やMeがマルチタスクOSじゃないってことになっちゃうよ」と友人に言われてしまったので、追記をすることにした。個人的に、わたしは98やMeをまともなマルチタスクOSとは思っていない。いくつか窓をひらいただけでリソースがなくなってしまうものを、そう呼ぶのは抵抗がありすぎる。というわけで、上記はそういう意味を含んでいる。ご承知おき願いたい。

 2002/07/23 (Tue)

 起きたら上半身があせも状態になっていた。寝汗がひどいので、むかしから、こうなりやすいんだよね。ちょうど蕁麻疹の薬をもらいに行く日だったので、そのまま皮膚科の診察を受けてきた。塗り薬をもらい、PARCOの山野楽器でCDを受け取って帰宅。暑い。ひたすらに暑い。冷房の効いた書斎に戻ったら、どっと眠くなってしまった。そのため、きょうも話題はなし。平穏な1日であった。

 *再放送情報(変更の可能性あり)

「ETV2002 遺跡発掘・ねつ造はなぜ見逃されたか〜考古学者たちの自己検証」8/19 NHK教育 24時55分〜25時40分

 2002/07/22 (Mon)

 新宿で2件の打ち合わせ。西口と東口の滝沢(喫茶店)を一気に制覇する。暑かったので、かなり疲れた。ぐったりして帰宅。何もする気にならんぞ。

 ●困ったときのサスケ頼み。

 sasuke020722.jpg

 というわけで、サスケの写真を掲載しておく。ただし、最新のものではない。いまはもう少し大きくなっている。毎日、ふうちゃんに襲いかかり、ふうちゃんはうんざりしている。昨夜は午前3時まで暴れていた。昼間暑くて、ぐでぐでと眠りこけているため、冷房が入る夜になると、やたらと元気になる。困ったものだ。

 2002/07/21 (Sun)

 天気図を見る。おお、これはすごい。赤道近辺に3つの台風と、ひとつの熱帯性低気圧がずらりと整列している。これがいっせいに北上してきたら、いったいどうなるんだろう。伊勢湾台風の直撃を体験した台風マニアとしては、ちょっと、味わってみたい気分がある。

 ●ショートパンツで自転車。

 子供のとき以来じゃないかな、ショートパンツなんて履くの。しかし、さすがにこの暑さでは長ズボンがつらい。で、きのう買ってきたユニクロのショートパンツ(膝丈)を履き、駅前に行ってCDを注文してくる。しかし、それだけで外出というのもさみしいので、少し遠回りをしたら、道に迷ってしまい、大遠回りになってしまった。ああ、みっともない。思いつきで横道にそれるものじゃないね。
 ところで、ショートパンツで自転車はけっこう危険である。家の置場から自転車をだすとき、わたしはやたらとペダルに足をぶつける。きょうも脛をぶつけた。ぶつけたところを見ると、軽く当たっただけなのに、皮膚がはがれ、がにじんでいる。いまさらながら、素肌って弱いのね。今後は気をつけよう。

「NHKスペシャル 会社が信頼を失ったとき〜雪印・社員たちの苦闘」2002年7月21日放送 NHK総合 21時〜21時50分

 なんだ。「ER」の放送予定を勝手に変更したNHKの話じゃないのか。

 *再放送情報(変更の可能性あり)

「NHKスペシャル 変革の世紀 第3回“知”は誰のものか〜インターネット時代の大論争」7/22 NHK総合 24時15分〜25時5分
「NHKスペシャル ロシア 後編 プーチン 苦渋の決断」7/23 NHK総合 24時15分〜25時5分
「ETVスペシャル サイエンスワールド〜“すばる”宇宙の果てに迫る」7/28 NHK教育 15時〜15時45分

 2002/07/20 (Sat)

 梅雨が明けた。うれしいね。気持ちがいいので、思わずユニクロに行き、ズボンなどを買ってしまった(どういう関係があるんじゃ?)。

「熱血電波倶楽部」2002年7月3日放送 テレビ東京 毎週水曜日26時35分〜27時5分

 アニメ新番組。「陸上防衛隊 まおちゃん」「朝霧の巫女」の二本立てシリーズ。前は評価対象としていなかった構成の作品だが、いまは、評価をしていないので、触れておこう。とりあえず、まおちゃんがかわいかった。みそらちゃんもかわいかった。シルヴィアちゃんもかわいかった。

「トータリー スパイズ!」2002年7月6日放送 テレビ東京 毎週土曜日9時30分〜10時

 アニメ新番組。日本のアニメの作画、演出技術を欧米がマネするとこういうものになるというサンプル。制作している「Marathon」はWebで調べた限りでは、フランスの会社みたいね。フランスは、いきなり日本のテレビアニメの洗礼を受けておたく化した国のひとつだから、こういうものをつくってしまったんだろうか。ここを見ると、日本で放送されることをものすごく喜んでいるのがわかる。でも、このレベルじゃ、日本では受けないと思う。演出的には、おもしろいカットがいくつかあり、工夫のあとも少しだけど見せていたが、全体的な幼稚さはどうしようもない。わたしが見るのは、これ1回きりだろう。とりあえず、資料として参考になった。それで十分という作品じゃないかな。

「魔法遊戯 飛び出す!! ハナマル大冒険」2002年7月6日放送 TVK 毎週土曜日10時30分〜11時

 アニメ新番組……っていうのかな、これ。キッズステーションの「アニメぱらだいす」の中で、ひっそりと放送されている作品がU局にきただけってことのような気がするんだけど。とりあえず、あちらで1回目を見ていなかったから、見てみた。なるほど、こういう話だったのか。頭から見ても、ギャグが滑りまくっているぞ。大野木さん、もう少しなんとかしてよ。

「ER VI 緊急救命室」2002年7月19日放送 NHK総合 毎週金曜日23時〜23時50分

 シーズン遅れで放送されている地上波版である。見ていたら、冒頭いきなりテロップがでた。こんな内容である。

「放送を予定しておりました第126話『誰よりも君を愛す』と第127話『悲報』は、都合により放送をとりやめることにしました。第128話『耐えてこそ』繰り上げて放送します。放送をとりやめた『誰よりも君を愛す』と『悲報』は、以下のようなストーリーとなっています。『医学生ルーシー・ナイトと医師ジョン・カーターは、患者にナイフで刺され(以下略)」

 とんでもない話である。BSですでに見た人は、この飛ばされた2話が、どれほどすばらしい作品であったかをよく知っているはずだ。この傑作エピソードを見る機会を、視聴料を払っているにもかかわらず、地上波でしか見られない人は、NHKの一方的な決定で、勝手に奪われてしまったのである。テレビというのは、いろいろと理不尽なマネをするが、これは、そのトップクラスに位置するひどい仕打ちと言っていいだろう。
 知人が、さっそくNHKに電話をして理由を質した。オペレータの回答は、つぎのようなものであったという。

「ナイフでルーシーとカーターを刺した患者が、精神障害者だったために、放送を中止した。BS放送時は可能だったが、昨今の『統合失調症』時代に、放送することはできない」

 ふざけた言い分である。文化をないがしろにすることもはなはだしい、賎しさに満ちた回答だ。そもそもアメリカは人権大国である。人権に対する配慮はどの先進国よりも厳しいものがある。それはアメリカに作品を売りこんでみれば、すぐにわかる。そのアメリカで、なんの問題もなく放送されている番組を、視聴料を受け取っている放送局が握りつぶし、闇に葬り去ろうとする。こんなことを、視聴者は許してはいけない。民放では、スポンサーの意志で放送されるか否かが左右されることがある。これは、内容が即スポンサーの売る商品の売りあげに響いたり、企業イメージに影響したりするからだ。しかし、NHKはそうではない。特定スポンサーを持たないNHKは、自己の良識だけで作品を放送できる。誰がどう言おうと、それが高い信念に則って、堂々と築きあげられた作品ならば、はばかることなく放送できる。そういう放送局だ。そのNHKが、摩訶不思議な判断を振りかざして、名作を踏みにじった。視聴者の存在を無視し、いきなり放送を取りやめた。信じられないね、これ。NHKは、映像文化に対する日本の意識が、最低ランクのものでしかないということを世界に示した。文化後進国であることを、高らかに宣言した。なんと情ない放送局であろうか。わたしは恥ずかしくて、アメリカの人たちと、映像の話がまともにできない。国会議員だったら、絶対にどこかの委員会にNHKの会長を呼びだし、詰問をしている。場合によっては、引責辞任も求める。これは、それほどの文化汚辱行為だ。世界の笑いものになる出来事だ。わたしは、そう断言しておく。

 2000年の10月6日、来日されていたマイクル・クライトン氏が、慶應大学の三田キャンパスで講演をおこなった。そこでわたしは氏に対し、「ポケモン事件」を例にとって、こんな質問をした。

「メディアが必要以上に作品を規制し、映像表現や物語に制限を加えることについてどう思うか?」

 クライトン氏の答えはこうだった。

「演出を工夫することで、そういった規制には対応できる。われわれは工夫してつくっている」

 優等生的な回答である。いま、わたしはつづけて、氏にこう問いたい。

「現実はどうなんだ? 工夫していると言いながら、NHKには規制されてしまったではないか。日本のメディアによる異常な規制をなめて回答したんじゃないのか?」

 クライトン氏はどう答えるのだろう。ぜひ、その言葉を聞いてみたい。

 2002/07/19 (Fri)

 自転車雑誌発売日なので、駅前まで行く。帰ってきて、じっくりと読んでしまう。おかげで、ビデオの在庫処理がぜんぜん進んでいない。困った。そろそろ、つぎの締切も近くなっているんだよね。

 ●第41回日本SF大会「ゆ〜こん」……にも行った出雲の旅レポート〈5〉。

 長くなってしまった出雲レポートも、これで最終回である。
 14日は、どうしても起きることができず、朝食をパスした。本来、わたしは朝食をとらない。食事は正午の昼食からである。したがって、これはいつもどおりということになる。で、8時半ころ、ようやく布団からでたのだが、腰に異常が発生していた。右側が痛く、立つことができない。立ったら、今度はしゃがむことができない。どうやら、寝ている間にぎっくり腰を起こしてしまったらしい(器用なやつである)。これはひじょうにまずいので、すぐに風呂に行った。患部を温めて対処しようと考えたのだ。この対応策は、まあまあ効いた。とりあえず、かがむくらいはできるようになった。しかし、まだかなり痛い。その様子を見て、翻訳家の嶋田洋一さんが脱衣場で声をかけてくれた。「いま、ちょうど仲間の整体師が入浴中している。かれに治療してもらったらいかがでしょう」と言われる。ありがたい言葉だ。さっそくお願いして、脱衣場の長椅子に横たわり、治療をしていただいた。いやあ、効く、効く。ものすごく痛い治療だけど、その痛みが消えると、腰痛も一緒に消滅している。本当に助かった。おかげで、完全に癒ってしまった。嶋田さんと整体師の方に深く感謝する。おかげで、このあとも支障なく行動することができた。まじな話、この治療がなかったら、どうなっていたかはわからない。それほど鋭い、魔女の一撃であった。

 okami.jpg pitaten.jpg

 腰痛も癒えたので、大会最後のプログラムである閉会式に出席した。この中で最大のイベントは、暗黒星雲賞の授賞式である。この賞もすっかりメジャーになってしまった。主催者は権威になることをいやがっているようだが、こうなっては、もう無理だろう。諦めて、権威になってほしい。  でもって、写真は、「松の湯」の女将が企画部門(松の湯)で受賞しているところである。この人は、開会式の挨拶で、SFファンのハートを鷲掴みにしてしまった。実にもう、ユニークで、おもしろい人である。しゃべりのセンスがいいんだよね。逸材はどこにでもいるということだ(本当か?)。
 写真、2枚目は、コスチューム部門で惜しくも2位になった「ぴたテン」の女の子たち。1位よりも、このふたりのほうがはるかに人気があった。どうして2位になってしまったんだろう。あまり、目につかなかったせいかな。それとも、組織票のせいかな。カメラを向けると、このふたりはすぐにポーズをとる。親の教育がよく行き届いている証拠であろう。SFのは、常にこうでなくてはいけない(本当か?)。

 ……というわけで、第41回SF大会「ゆ〜こん」は終了した。来年は栃木、そのつぎは岐阜である。われわれはもう1泊して東京に帰る。だが、その前にまだ見ておきたいところ、行っておきたいところがいくつか残っている。そこに行かなくてはならない。
 正午過ぎにホテルをでた。まずは昼食をとる。朝食抜きなので、かなりの空腹状態だ。何を食べるか? 考えていたら、回転寿司の看板が見えた。あれにしようと即決した。わたしは回転寿司が好きだ。ふつうの寿司屋と異なり、回転寿司なら、いくらかっぱ巻きだけを食べても、不審を抱かれない。わたしは、ひたすらかっぱ巻きが好きなのだ。ロスでも、ロンドンでも、香港でも、回転寿司の店に入ってかっぱ巻きを食べた。それがどうしたと言われると、困ってしまうけど。
 店は満員だった。しばらく待たされた。日曜日の13時ということを差し引いても、相当な人気店である。1皿100円均一が効いているのかな。理由は食べて、すぐにわかった。しゃりはいまいちだが、ネタがいい。ただし、魚介類を苦手とするわたしの評価だから、かなりいいかげんである。参考にはしないように。でも、かっぱ巻きもおいしかったよ。

 yaegaki.jpg kamosu.jpg

 食事を終え、最初に向かったのは、八重垣神社である。素戔嗚尊奇稲田姫を祭神とする由緒ある神社だ。八岐大蛇を退治した後、尊と姫がこの地に住まわれたという伝説を持つ。そのため、縁結び夫婦和合が神徳となっており、なぜか、脇にラセーレ八重垣平安閣という結婚式場が聳え立っている。結婚式場を持つ神社は多いけど、平安閣とは驚いたね。さすがは素戔嗚尊である。
 で、肝腎の本殿だが、実は改装中であった。写真でわかるように、ビニールシートで覆われ、屋根などはまったく見ることができない。しかし、この神社で重要なのは、本殿の外観ではない。その内部に保存されていた壁画だ。それが白眉である。これは、境内にある宝物収蔵庫に移されていて、誰でも拝観することができる。しかも、重要文化財なのに、その展示の仕方がすごい。拝観者の目の前に、でんと置かれている。手を伸ばせば、間違いなく届く位置だ(もちろん、そんな不届きなマネはしない)。すばらしい。平安期の傑作をじっくりと堪能させていただいた。
 壁画のあとは裏手にまわり、鏡の池を見た。紙片に硬貨を載せて、結婚運を占う池だが(早く沈めば、良縁あり)、覗きこんでびっくり。おたまじゃくしとイモリが群れをなしてひしめき、泳ぎまわっている。こういう状況は予想しなかったなあ。こんなんじゃ、紙を浮かべても、おたまじゃくしイモリに支えられて沈んでくれないぞ。つい、そんなことを思ってしまった。

 八重垣神社のつぎに訪れたのは、神魂神社(かもすじんじゃ)である。車で移動すると、すぐに着く。ここの本殿が、先に予告していた最古の大社造りの社殿だ。ここの本殿内部にも壁画が描かれているが、国宝のためか、公開はされていない。かわりに絵葉書を売っている。この神社は、本当にいい。見ていてほれぼれとする。そういう外観をしている。Uさんとふたりで、しばらく見とれてしまった。神社全体のたたずまい、雰囲気も最高。こういうのを眼福というのだろう。写真じゃ、そのよさがあまり伝わらないね。残念。

 kohun.jpg kojintani.jpg

 前の晩、野田昌宏さんに「“八雲立つ風土記の丘”は行っておいたほうがいいぞ」と言われていた。そう言われては、行かねばならない。神魂神社との距離は、わずかに500メートル。あっという間に着いた。さっそく「風土記の丘資料館」を見る。いや、すごい展示物だ。さすがは野田さん推薦の場所である。有名な「見返りの鹿(埴輪・重要文化財)」も、ここに置かれている。この鹿、正面から見た顔が野坂昭如さんにそっくり。口もとの歪みなどが酷似している。サングラスをかけさせたいところだね。
 展示物で感動してから、資料館の屋上に登った。そこから、岡田山古墳が一望できる。1枚目の写真が、それだ。2枚目は、そのあとUターンして出雲方面に戻り、見物してきた荒神谷遺跡である。銅剣や銅鐸がごっそりと出土したところだ。銅剣は国宝指定され、風土記の丘資料館などに移されてしまったが、発掘現場には出土したときの様子が復元され、そのさまをいまでも見ることができる。その出土記念日が、7月12日だったらしい。知らなかった。知ってたら12日に行っていたはずである。そういうイベント、大好きだから(単なる野次馬という説あり。有力)。

 ともあれ、これで、見たいと思っていたところは、すべて見ることができた。充実した旅である。そう断言していい。荒神谷からホテルに帰り、後泊して、翌日、東京に戻った。台風が近づいていたので、朝食後、すぐに出発した。行きは13時間かかったが、帰りは9時間で着いた。いやあ、台風の追い風って、本当にすごいなあ(本当か?)。

 レポート終了。

 ●付記。

 大会関係者のみなさん、同行してくださったUさん、お疲れさまでした。末尾ながら、この場を借りて、お世話になった方々に深くお礼申し上げます。

 2002/07/18 (Thu)

 曇りの予報だったが、いい天気だったので、昼食後に5500で一走りしてきた。多摩川かぜの道を府中まで。しかし、例によって風が強い。帰りは完全に向かい風で、風洞実験の気分である。一度でいいから無風の状態で、あの道を走ってみたいね。

 ●膝が痛い。

 SF大会会場で膝を傷めてしまった。立ちあがろうとすると、膝がみしりと音を立てる。鈍い感じで痛い。畳にすわると、こうなるのだ。だから、うちには畳の部屋がない。常に椅子生活である。これからは、どこに行くにも床机を持参したほうがいいかもしれない。

 ●第41回日本SF大会「ゆ〜こん」……にも行った出雲の旅レポート〈4〉。

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 ようやくSF大会のレポートである。時間になり、ホテル玉泉の大広間で開会式がはじまった。700人ほどが集まっているという。まずは大会委員長による開会宣言。その前に、映像演出もあったが、これは一発ネタだった。おもしろいけど、オープニングアニメではない。
 開会宣言のあとは、すぐに星雲賞の授賞式となった。すごいタイムスケジュールである。写真は、アート部門の受賞者、寺田克也さんの挨拶。大会参加されていないので、CGアニメによる肉声コメントが流された。って、口が動いているだけなんだけど。画面向かって左端には、コメントが文字でも表示されている。

 星雲賞のつぎが、ファンジン大賞の授賞式。いつもなら、最終日のラストに入るプログラムがどんどん登場する。こういう趣向も、けっこうおもしろいね。授賞式が終わると、大会の注意事項や暗黒星雲賞の紹介などがあって、いったん解散。わたしは、夕食まで何をしていたんだろう。実は、記憶がない。風呂に入ってビールでも飲んでいたのかな。記憶がないときは、たいていそういうことをしていたはずだ。リゾートコンの場合、ほぼ確実にそうなる。

 夕食は豪華だったようだ。暗黒星雲賞を受賞したほどである。しかし、わたしは魚介類が苦手なので、半分ほどしか口にしなかった。食事のときに小松左京さんから、もうひとつの合宿所、旅館「松の湯」にいる夢枕獏さんをこちらに拉致してこいという指令を受けた。小松さんに命じられたら、われわれのような下っぱSF作家は即動かなくてはいけない。それが業界の掟である。さっそく松の湯へと向かった。歩いて5分ほどの場所だが、もちろん、車で行く。松の湯に着いて、獏さんと会った。とりあえず一緒に温泉に入る。湯につかりながら、謎の小説の話をする。しすぎて、かなりの長湯になり、倒れそうになった。あわててあがり、22時半にホテル玉泉にきてもらうよう獏さんに伝え、開店前の「ロリコンスペシャルの部屋」で銘酒「吟こうぶり」とビールをごちそうになって、あたふたとホテル玉泉に戻った。ああ、忙しい。

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 ホテル玉泉では、「小さなお茶会」がひらかれていた。野田昌宏さんと小松左京さんの企画がひとつになり、22時半まで企画参加者たちとの談話がつづく。22時半までは、誰も乱入できない。われわれは自室に戻ってメールチェックその他。しかし、22時半になっても、獏さんがこない。どうしたのかと思っていたら、しっかりとお茶会の会場のほうに入っていた。あせって自室からお茶会会場に行き、合流する。話題は……なんだったっけ? 沖縄の海底遺跡のことだったかな。とにかく、写真はそこでの小松さんと獏さんである。でもって、区切りがついたところで、野田さんの提案で一堂ぞろぞろと「ワールドコン誘致の部屋」へと移動した。2007年のワールドコンを日本でひらこうと運動している人たちの部屋だ。そこで、アニメプロデューサーで誘致委員会委員長の井上博明さんから誘致活動の現状についてのレクチャーを受けたところで、小松さんはお休みの時間となった。わたしと獏さんは、またまた野田さんの提案で、松の湯でおこなわれている「宇宙開発の部屋」へ行くことにした。本当に忙しい。

「宇宙開発の部屋」は満員だった。そこに野田さんと入る。少し遅れて、獏さんがきた。獏さんには、ここでどういう話題が語られていたのかを、わたしが小声で説明した。ひじょうにやばい話題だったらしい。その内容をここに書いたら、たいへんなことになるという。だが、残念。わたしは話の中身をほとんど忘れてしまった。うーん、何が語られていたんだろう。小惑星探査計画のなんとかだったかな? 興味のある方は、笹本祐一さんか野尻抱介さんに尋ねていただきたい。このおふたりなら、よくご存じのはずである。たぶん。

 で、その会場に獏さんを残し、わたしと野田さんは、途中でホテル玉泉に戻ってしまった。野田さんも、お休みの時間である。缶ビール1本とともに、野田さんを部屋に送り届け、わたしは……どこへ行ったんだろう。また記憶がない。たしか、「ゆ〜こん亭3」に入ったような気がする。そこで、籔中さん、蛮ちゃんを相手にずうっとビールを飲み、午前3時過ぎに自室に戻って布団に入った(はずだ)。ここ10年ほどのSF大会で、こんなに遅くまで起きていたのははじめてじゃないだろうか。後泊することになっているから、こういうこともできる。
 寝たら、すぐに朝になった。

 以下つづく。

 2002/07/17 (Wed)

 起きたら晴れていたので、久しぶりに自転車でそのあたりをまわってこようと思っていたら、雨が降ってきてしまった。当然、外出は中止。そのままヒッキーとなった。

 ●第41回日本SF大会「ゆ〜こん」……にも行った出雲の旅レポート〈3〉。

 16時少し前、ホテル玉泉へと到着した。倒れることはなかった。すぐにチェックインし、部屋に荷物を置く。置いたら、温泉である。風呂に入らなければ、温泉ではない。くたびれた肉体も、入浴ひとつで甦る。実際、いい湯であった。露天風呂もゆったりしていて、湯温もほどよく、のんびりとつかることができた。高級旅館だね、ここ。いい気分で脱衣場に戻る。すると、体脂肪率を測定できる大型の体重計が目に入った。さっそく、測定してみる。うぎゃあ。しっかり体重が増えているではないか。徹夜なので、数時間おきに食事をしてきたせいに違いない(そういえば、西宮名塩SAの食事はひどかった。和風カツ丼を食べたのだが、たれが甘ったるくて、しかも、くどい味。途中でギブアップしてしまった。よくこんなメニューが撲滅されずに提供されているなあ)。しかし、体脂肪率はなんと16.7%になっている。すばらしい。なぜ体重が増えていて体脂肪率がこんなに減っているのかは不明。だが、これはかなり高級な体重計、きっと正しい数字に違いない。ちなみに、自宅に帰って計ったら18%だった。一応、この2か月で、2〜3%は減少しているらしい。ほとんど毎日ビールを飲んでいることもあって、体重は2キロほど増えてしまったけど、体脂肪率は理想としている15%まで、あと少しとなった。この勢いで体重も減らしてしまおう。でも、ビールはやめられない。

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 部屋に戻ってすぐに、籔中博章さんから電話があった。一本木蛮ちゃんともども、夫婦で先ほど着いたところだという。すぐに部屋にきていただく、ついでにビールもプレゼントしていただく。ああ、幸せ。そうこうするうちに、夕食となった。会場である杵築の間に行くと、武田康廣・菅浩江御夫妻が愛娘、悠乃ちゃんを連れてあらわれた。武田さんが悠乃ちゃんの面倒をみている。その写真を撮りながら、「“ボリス・カーロフと少女”に匹敵するいいカットだなあ」と言ったら、「わしはフランケンシュタインか」と武田さんに突っこまれてしまった。いいねえ。こういう場でないと、このネタが通じない。これだから、SF大会はやめられないのである。

 で、食事だが、刺身醤油がやけに甘い。仲居さんの話だと出雲特有の醤油で、関西の方には好評だが、関東の客には敬遠される味だという。だったら、べつにふつうの醤油を用意しておいてくれないかなあ。仕方がないので、翌日スーパーに行き、キッコーマンの丸大豆醤油(携帯パック)を買ってきて対応した。味の違いを克服するのは、なかなかにたいへんである。

 食事のあとは、またお風呂。だが、そこでついに体力が尽きた、20時ころ、布団にもぐりこんだら、もうおしまい。気がつくと翌日になっていた。

 そして、7月13日。いよいよ、SF大会の当日である。ただし、すぐにははじまらない。開会式は15時からとなっている。そこで、その前に松江城を見物してくることにした。早朝はが鳴り、雨がどしゃ降りという荒天模様だったが、9時前後には晴れ間がでてきて、まあまあの天候となった。行くなら、いまである。

 ホテルと松江城はけっこう近い。すぐに着いた。駐車場に車を置くと、そこに自転車の一群がいる。8割がキャノンデールなどのMTBで、2割がプジョーなどのロードレーサーという集団だ。話を聞いていると、どうやら、この駐車場に集合し、これからツーリングに出発するところらしい。気合が入っている。とはいえ、道路は早朝の雨の余波でびしょ濡れ。みなさん「泥よけがほしいよお」とぼやいている。それでも、SPDやSPD-Rペダルにクリートをぱちんとはめこみ、颯爽とでていった。だけど、そのあと松江はまたすごい雷雨になったんだよね。この人たち、このあとどうなったんだろう。他人事ながら、気になってしまった。

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 松江城は、こぢんまりとした城だが、内部の展示はけっこうおもしろかった。天守閣からの眺めもよい。脇に松江郷土館(興雲閣)がある。白亜の建物の中に、郷土資料が展示されているところだ。そちらもじっくりと見学してから、昼食に向かう。あ、その前に城横の茶店で、桜餅と薄茶のセットをいただいたんだ。それから、JR松江駅近くに行き、島根和牛を使ったステーキ丼を食べた。食べているうちに、また雷雲がやってきて、どしゃ降りになる(でも、すぐにやんだ)。食後、スーパー(サティ)で醤油その他を買い、大会会場のホテルへと戻った。たった数日前のことなのに、もう記憶が怪しい。困ったものである。

 以下つづく。

 2002/07/16 (Tue)

 一夜明けて、ぺちゃんこ状態である。しかも、起床時間にまだ台風がいすわっていた。目が覚めたら、台風一過の青空を期待していたのに。でも、午後には晴れてくれたから、よしとしておく。

 ●ピグマリオ。

 和田慎二さんから、小包が届いた。何かと思ったら、「ピグマリオ」リニューアル版、全12巻セットである。おお、これはすばらしい。ぺちゃんこから回復したら、じっくりと読むことにしよう。でも、あとがき漫画は、一気に全12巻ぶんを読んでしまった。このリニューアルは快挙だね。こういう執念を、作家はみんな持つべきである。作品は我が子同然なんだから。

 ●ホームセンター。

 出雲で目についたのがホームセンターである。それも大型店ばかり。印象としては、1キロごとにあったような気がしている。なぜだろう、あんなにあって、共倒れにならないのかなあ。ちなみに、ホームセンター好きのわたしとしては、どの店にも入りたくて、うずうずしてしまった、

 ●出雲そばのだし。

 Uさんから、「スルメではなく、アゴ(トビウオ)じゃないかと、そば好きの友人に言われた」という伝言が届いた。でも、ガイドブックを読んでみても、つゆのだしについては何も書いてない。どなたか、ご存知の方がおられたら、あの独得の風味のだしが何からとられたものかお教えいただきたい。よろしくお願いする。

 ●第41回日本SF大会「ゆ〜こん」……にも行った出雲の旅レポート〈2〉。

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 大鳥居をくぐると、そこは意外にも下り坂になっていた。思わず、Uさんとともに「おお」とうなる。言うまでもなく、出雲大社の祭神はオオナムチこと大国主命である。大国主命は高天原の神々に屈伏し、黄泉の国、つまり冥界の王となって、この世から去った。冥界と聞けば、われわれの頭にまず浮かぶのが、「黄泉比良坂(よもつひらさか)」であろう。冥界へと下っていく坂道だ。この出雲大社の坂は、それを連想させる。ふつう、神社はここに下り坂を置かないもんね。なるほどとうなずかせる配置だ。本当にそうなのかどうかは知らないけど(おいおい)。

 そして、坂を下ると、ふたつめの鳥居がある、くぐるとすぐに小さな橋が架かっている鳥居だ。しかし、この鳥居と橋は工事中。残念ながらくぐれない。鳥居の脇をまわって三つめの鳥居、青銅鳥居をくぐる。すると、目の前に拝殿が出現する。なぜか、拝殿の前にも工事中のような場所がある。防水シートベルトコンベアー。そう。こここそ、あの世紀の発見のあった場所。三本組の巨大な柱の遺構が出土したところである(たぶん)。この発見により、古代の大社が、間違いなく日本最大の建物であったことが確認された。となれば、拝殿よりも先に、ここを拝まなくてはならない。

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 てなわけで、遺構の中をじっくりと眺めてみた。詳細については、「NHKスペシャル」で詳しくレポートされている。このサイズで本殿を復元してほしいとわたしが主張している柱の跡だ。出雲大社本殿がこうなっていたとわかった以上、その復元を試みるのが、後世の者のつとめであろう。NHKスペシャルでも映しだされた復元図が境内に掲げられているが、あれでは我慢できない。やはり、本物をこの目で見たい。まじにつくってくれえ。
 などとぼやきつつ、本殿を見る。いわゆる大社造りだ。後のレポートで書くが、この大社造りは現存するもっとも古い形式のものではない。実は出雲には、これよりも古い形式の大社造りの本殿を持つ神社があり、そちらも国宝に指定されている。もちろん、わたしはそちらも拝観してきた。詳細については、14日のレポートをお待ちいただきたい。

 で、この日は宝物館を見てから、SF大会の会場へと向かった。玉造温泉のホテル玉泉である。大会は翌日(13日)からだ。今夜は前泊である。すでにUさんは数十時間寝ていない。わたしは車の中で40分ほど寝た。でも、眠い。眠いが、温泉だ。ビールも待っている。豪華な夕食も用意されている。ここで倒れるわけにはいかない。
 しかし……。

 以下つづく。

 2002/07/15 (Mon)

 出雲のホテルを今朝8時10分ころにでて、17時半少し前に帰宅した。やはり、出雲は遠い。しかし、車で行ってよかった。おかげで見たいと思っていた場所、遺跡、神社のほぼすべてに行くことができた。その中には、徒歩や、バス、電車では行くのがむずかしいところがいくつかあった。車なら、カーナビをセットして、走りだせば、すぐに到着する。いい時代になったねえ。大会レポートは、ぽつぽつと載せていく予定である。

 ●第41回日本SF大会「ゆ〜こん」……にも行った出雲の旅レポート〈1〉。

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 車で行くことにしたので、大会の1泊だけでなく、前後泊もすることになった。したがって、ホテルには大会前日の17時くらいに着くようにしようと思い、12日の午前零時半(11日の24時半)に我が家を出発した。16時間も見ておけば楽勝だろうと考えたからだ。実際には、楽勝すぎて、13時前にはホテルのある玉造温泉のすぐ近くまできてしまっていた。そこで、ホテルに入る前に出雲大社参詣をすませてしまうことにし、一気に大社の駐車場へと滑りこんだ。しかし、13時とはほどよい時間である。さっそく駐車場の前にあった出雲そばの老舗に入った。ガイドブックにも載っている「八雲」という店である。写真で見ても、いかにも老舗という雰囲気がある。割子そばの5段を注文し、食べた。が、わたしには5段は手強すぎた。4段で挫折。今回の旅の同行者であるUさんに6段ぶんを食していただいた。このそば、少し味に癖がある。Uさん曰く「だしをスルメでとっているんじゃないかな」とのこと。魚介類の風味が強いのは苦手である。だし汁をあまりかけないで、食べるようにした。

 で、名物堪能もすんだので、いよいよ、出雲大社に足を踏みいれることとなった。駐車場のすぐ横から大社境内に入る道がある。でも、ここは使わない。大社には、一般の家でいえば正門にあたる「大鳥居」がある。駐車場からだと、ゆるい坂道を少し戻らないと、それをくぐることができない。だが、家は正門から入るもの、神社は一の鳥居から入るもの。これ、常識である。したがって、われわれは歩いてそちらにまわり、大鳥居の前へと立った。ほとんど徹夜の身にだらだら坂はちょっとつらい。しかし、礼儀は尽くさねばならない。せっせと歩を進め、大鳥居をくぐった。すると、そこには……。

 以下つづく。

 2002/07/11 (Thu)

 SF大会に向け、出発である。帰宅するまで、更新はお休み。帰宅後に大会特集をする予定だが、ビデオ在庫処理もあるだろうし、多難である。

「笑っていいとも!」2002年7月11日放送 フジテレビ 月〜金 12時〜13時

 放送中に東野幸治さんが「ぜんぜんきれい」と言ったことについて、ピーコが「“ぜんぜん”は否定を伴なうのよ。そんな間違った言葉を使わないで」と噛みついた。もちろん、間違っているのはピーコのほうである。「ぜんぜん」は、肯定否定、どちらをも伴う副詞だ。ホントかよと思う人は、高島俊男さんの「お言葉ですが…」の第2巻、「『それはさておき』の巻」を読んでいただきたい。文庫は持っていないのでわからないが、単行本のほうなら、37頁「松井? うん、全然いい」の項目に、その意味が詳しく書かれている。森鴎外も、芥川龍之介も、山本周五郎も、金田一京助も、「ぜんぜん」を肯定として用いていたことがはっきりとわかる。否定主体で使われるようになったのは、つい最近のことだ(戦後あたりかららしい)。にしても、どうして、テレビはこういうピーコのような教養なしを平気で番組に起用するんだろう。ピーコもピーコで、教養なしを自覚して、こういうことには関しては黙っていればいいのに、なぜかすぐに口をだしてしまう。本当に分をわきまえない人だ。

 2002/07/10 (Wed)

 台風、真っただ中である。しかし、こちらの予定に支障はないようだ。原稿も無事にあがったし(奇跡だ)、体調もまあまあである。でも、すごく疲れた。これから、出発準備をはじめなくてはならない。ビデオ録画の用意もしなくてはならない。あう。録画済みテープの在庫整理も少ししておきたい。出雲まで車で行くんだよね。何時間かかるんだろう。

 とりあえず、いまはわやくちゃ。短くて、ごめん

 2002/07/09 (Tue)

 ●台風の雨。

 長野でも豪雨になるのかな。その場合、川の氾濫も予想できる。となると、いま華々しくおこなわれているダム論議にも影響がでてくるかもしれない。毎年、梅雨の末期には豪雨がくる。悲惨な水害も多発する。このタイミングで脱ダムを主張する知事を不信任した長野の県議会、さて、どのような経緯をたどるのか、選挙ウオッチャーとしては、そのことも考慮して様子を見ていきたい。

「NNNニュースプラス1」2002年7月9日放送 日本テレビ 月〜金 17時〜19時

 特集が「自転車の歩道走行 是か? 非か?」となっていたので、見た。いつもはテレ東フジのニュースを見ている時間帯だ。
 で、特集だが、あまり意味がなかったね。こんな答えがはっきりしていること、わざわざ視聴者に意見を問うて瞹昧にレポートする必要はどこにもない。「法律どおりやれ」の一言ですんでしまう。

 自転車は軽車両である。軽車両は車道の左端を走る。これが法律の規定。歩道は、車道走行が困難なとき、自転車通行可の歩道に限り、その車道側を徐行して走ってよいとなっている。これも法律の規定。しかし、車道の左端走行を保つのはひじょうにむずかしい、理由は違法駐車車両があるから。したがって、法律に従い、これもすべて検挙し、排除する。実に簡単。なお、自転車が車線変更するときは、事前に手信号で合図することになっている。これも規定にある(やるときは、ちょっと恥ずかしいが、やると、本当に安全だよ)。

 とまあ、こんなふうに法律が完全に守られれば、自転車は、けっこういまの状況でも安全走行が可能である。これがおこなわれていないのは、自転車のライダーに法律が徹底周知されていないことと、警察が違法駐車を放置していることが主な原因だ。自転車は暗くなったらライトを点け、歩道で人を追い抜くときは「すみません」と声をかける(ベルは鳴らすべきではない)。抜き終わったら、わたしは「ありがとう」という言葉もつけ加えている。人によっては「どういたしまして」という声を返してくれたりする。一方の自動車は、まずなによりも違法駐車をしないこと。基本的には、それしかない。そして、警察は路肩に停めている車をすぐに移動させる。ぜーんぶ、いまの法律の範囲内での対処法ね。理想は欧米のように自転車専用道をつくることだけど、その前にできることもたくさんある。まずは、やるべきこと(法律を守る。これだけ)をやってから、先に進んでもいいんじゃないかな。

 ところで、先進国で自転車の歩道通行をよしとしているのは日本だけらしい。むかし、スキーをするためにバンクーバーへ行ったとき、現地ガイドさんから「レンタサイクルがありますが、絶対に借りないようにしてください」という注意を受けた。日本人は平気で歩道を走ってしまうからというのが、その理由だった。「歩道を走り、通行人に怪我でもさせたら、たいへんなことになります」と、ガイドさんは言う。口調からして、歩道を走るのは日本人だけという印象を受けた。自転車の歩道走行って世界的に恥ずかしい行為なんだよね。国土交通省警察庁は自転車の歩道走行を許している現状をおおいに恥じてほしい。それは手抜きの対応策である。

 2002/07/08 (Mon)

 大型台風が近づいている。まもなくSF大会だというのに、まずいタイミングだ。たしか神戸の大会が台風通過直後に開催されたんじゃなかったかな。あのときは、ひやひやさせられた。今回もさっさと通りすぎてほしい。できれば、11日のうちに。わたしは締切でヒッキーだから、そのあいだなら、いくら悪天候になってもかまわないよ(ああ、ジコチュー)。

 で、ひたすら執筆中である。これを仲間うちでは「尻火(けつひ)」という。尻に火がついた状態だから。

 ●緊急おまけ。

 ちょっとさびしいので、ふうちゃんサスケの写真を入れておく。タイトルは「同じポーズ」

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 2002/07/07 (Sun)

 執筆の合間を縫って、市長選挙に行く。家をでようとしたら、ぱらぱらと小雨が降ってきた(すぐにやんだけど)。しかし、これはという人が皆無の選挙だね。あまり魅力はないかもしれないが、行政や経済に自信のあるタレント学者、評論家さん、調布市長選は狙い目だよ。次回は絶対においしい選挙になるはずだから、やってみない?

 ●選挙結果。

 現職が落選した。新市長、お手並み拝見だけど、さて、どうだろう。見苦しい人権屋でないことを祈っているが、望みは薄そうである。せめて、どこかの市長のように恥ずかしい発言、賎しいマネだけはしないでね。市長の恥市民の恥になるんだから。早く任期が終わらないかな

「NHKスペシャル ドキュメント ロシア」2002年7月6日、7日放送 NHK総合 21時〜21時50分

 前編の「プーチン 権力への階段」と後編の「プーチン 苦渋の決断」という二部構成で描かれた、ロシア権力構造のいま。
 正直言って、プーチン大統領って、すごくあぶない指導者だと思う。あまりにも切れすぎるから。このドキュメンタリーも、そのプーチンの政治家としての鋭い切れ味をはっきりと見せている。プーチンに比べたら、ブッシュ大統領は凡人以下という感じだ。たぎる野望を裡に秘めた、こういう傑出した人物が、いまのロシアにあらわれたということが何を意味するのか、日本の政治家はちゃんと考えているのかね。フレデリックー・フォーサイス「イコン」を書いたとき、プーチンはまだ影も形もなかった。もしも、「イコン」をその後の世界情勢の変化に合わせて改稿するとなると、フォーサイスはプーチンをどのように扱うのだろう。わたしは、それをいちばん知りたい。後編末尾のプーチンの演説は、聞いていて背すじがざわついた。この言葉の裏に、どういう思惑、戦略があるのか、想像するだけで、気の弱いわたしは、ちょっとぶるってしまう。外務省、状況が状況だけど、ロシアから目を離しちゃだめだよ。

 2002/07/06 (Sat)

「円盤皇女ワるきゅーレ」2002年7月4日放送 キッズステーション 毎週木曜日23時30分〜24時ほか。

 アニメ新番組。数カット、おもしろい演出があった。でも、あまり親切ではない第1話なので、構成その他については、まだ何も語れない。もうしばらく様子を見てみよう。

「古舘の買物ブギ! ダイエット常識のウソ〜低インシュリンダイエットの大間違い」2002年7月6日放送 テレビ朝日 毎週土曜日20時〜20時54分

いやあ、久しぶりに大でたらめ番組を見てしまった。番組表のタイトルを目にして、低インシュリンダイエットのどこが大間違いなんだろうと思って見てみたら、「ごはんなどの炭水化物をとるなと言っているのが大間違い」「高カロリー食品をいくら食べても痩せると言っているのが大間違い」などと古舘伊知郎アナが叫んでいる。これは、すごい。もちろん、わたしもこういうダイエット法の隅から隅までが大正解などとはまったく思っていない。人には個人差があり、万人にオッケイなんていうダイエット法などあるはずがないのだから。でも、だからといってでたらめを主張し、それを放送してしまうのは、よくないよね。

 たとえば、ここに永田孝行という人の「食べてやせる! 低インシュリンダイエット」という文庫本がある(KKベストセラーズ ワニ文庫 ISBN4-584-30740-7)。この永田さんというのが、低インシュリンダイエットの嚆矢となった人らしい。書店に行くと、この人の本がいっぱい置いてある。同じ内容のものばかりあちこちからよくだすなあと思うが、商売だから、まあ、こんなこともあるのだろう。これだから、手ひどい反撥をくらうという見方もある。わたしも、そのとおりだと思う。いくらなんでも、もう少し節操というものを持ったほうがいいよ。……って、いきなり脱線してしまった。話をもとに戻そう。この本のことだ。108頁に、ゴチック体の活字で大きくこう書いてある。

「炭水化物は人間にとって必要なエネルギー源です。低GI値の炭水化物をきちんととりましょう」

 また、120頁には、やはりゴチック体で、こう書いてある。

「いくら低GI値でもたくさん食べれば太ります」

 前者については、そのあとに、いかに炭水化物が人間にとって重要なものかということが縷々述べられている。
 後者についても、説明として「低GI値のものでも、たくさん食べて、いままで以上の食事量をとってしまっては、ダイエットの効果はなくなってしまう」という、至極当り前な文章がくっついている。

 要するに、古舘アナが「間違っている」と大声で叫んでいたことは、低インシュリンダイエットの本にも「間違っているから、やるな」とちゃんと書いてあることなのだ。「やるな」と言っていることを「やれ」と言っているように改竄し、「間違っている。おかしい」とわめくのは、まともな番組のすることではない。どうして、テレビ朝日は、こんなでたらめ番組をつくり、放送してしまったのだろう。しかも、すぐにばれる内容だ(本をひらけば、正反対のことが、はっきりと書いてあるんだもん)。これが「低インシュリンダイエットを誤解して、間違った食事をとると、効果はありませんよ。逆にからだを壊したり太ったりしますよ」と啓蒙する内容だったら、わたしも納得する。まさしく、そのとおりだから。でも、この番組はそうじゃない。ゲストのひとりに「低インシュリンダイエットって胡散臭いと前から思っていたのよね」なんてことまで言わせている。これだと「ためになる番組」じゃなくて、「ためにする番組」だよ。わたしが永田さんなら、得たりとばかりに訴訟を起こす。これは、勝てる喧嘩だ。しかも、相手はテレビ朝日。いいねえ。最高の宣伝になる。ちょっと成り行きを楽しみにしたい。まじに騒ぎにならないかな。

「ETVスペシャル サイエンスワールド〜“すばる”宇宙の果てに迫る」2002年7月6日放送 NHK教育 20時〜20時45分

 ハワイのマウナケア山にあるすばる望遠鏡で観測した星のデータをもとに、宇宙の果てを考察する番組。ただし、中森友香さんがナビゲータをつとめていることでもわかるように、専門的な内容ではない。でもって、裏番組のテレビ朝日のほうを優先してしまったため、録画して、見るのはあとまわしになってしまった。後日、視聴し直し、紹介するに足るものだったら、また書くことにする。

 2002/07/05 (Fri)

 手続き忘れがあって、あわてて銀行のATMに行く。仕事の遅れはどんどん致命的になりつつあり、予断を許さない。いわゆる正念場ってやつね。

 ●散弾銃の所持。

 栃木県の宇都宮市で、仲の悪かった隣家の男に主婦が散弾銃で射殺され、その親戚の主婦ひとりも撃たれて重体になるという事件が起きた。容疑者は自殺している。

 これを報道したスーパーニュース(フジテレビ)のキャスターである木村太郎さんが、「銃はこんなに簡単に所持できるのか? 厳しく規制されているはずなのに」という疑問を呈されていた。結論から言うと、簡単に所持できる。少なくとも、わたしが所持していたときはそうだった。ただし、わたしが簡単に所持できたわけではない。簡単に所持してしまう、あぶない人が少なからずいるということだ。木村さん、キャスターとしてあれこれ言うのなら、一度、銃の免許をとってみればいい。そうすればその実体を目にできる可能性が生じる。わたしは、本当にびっくりした。免許取得、銃の所持には、実地試験が伴う。受けにいったら、とんでもない人がいた。その人は、教官の指示を平気で無視する。射撃のあとの銃の手入れの講習も堂々とさぼる。休憩時間には、「俺は地元猟友会の会長と知り合いなんだ。免許なしで何度も一緒に猟に行き、銃は扱いなれている。こんな講習、形式だけだ」と公言してはばからない。口調は乱暴で、性格は猛々しく、やたらと他の講習者にすごむような声をかける。この人がやくざだったとしても、わたしは驚かないね。外見や言葉遣いはそうとしか思えないんだもん。

 で、この人がどうなったかというと、もちろん、講習終了証をもらい、猟銃の所持許可を取得した。銃の購入時には身許調査がおこなわれることになっているが、この人の場合は、猟友会の会長から警察や公安によろしくという挨拶でもあるのだろう。警察は猟友会と協力して銃の検査や管理調査をやっているから、会長の言葉はそのまま鵜呑みにするはずだ。わたしは講習者の中に、試験官をもぐりこませておくべきだと思った。そうすれば、試験官不在の際の講習者同士のやりとりで、誰があぶない人かは、すぐにわかる

 木村さん、机上の理想論でコメントを述べないほうがいいと思うよ。現行制度には大穴があいている。

 2002/07/04 (Thu)

 ●コスモスの人。

「ウルトラマン コスモス」の主演男優さん、“傷害罪については嫌疑なしで不起訴、恐喝罪は「被害者が処分を望んでいない」と起訴猶予処分になる”らしい(一部、産經新聞から引用)。なぜ、そうなったかというと、この事件自体があったのかどうかも疑わしくなってきたから。わたしは先に、「2年前の事件だし、もとは向こうの泥棒行為からはじまっていることなので、そんなに神経質になることはないと思う」と書いたが、まさにそういうことだったのね。誰だって何十万円も盗んだ泥棒を見つけたら「てめえ、金返せ。ざけんじゃねえ」くらいのこと言うし、胸ぐらくらいつかむよね(って、泥棒に会ったことがないので、経験ないけど)。問題は、そういうことをした泥棒側が、「ひどい目に遭ったよお」と訴えてしまったこと。おかげで、それにほいほいと乗っかった警察が男優さんを逮捕し、テレビ局もあせって事実関係をきちんと確認せずにさっさと番組を打ち切ってしまった。やれやれである。だから、こんなことで大騒ぎしちゃだめなんだよ。

 しかし、コスモスのスタッフも、これでわかったんじゃないかな。暴れまわる怪獣を退治するんじゃなく、やさしく保護するなんてのに、なんの意味もないことが。欺瞞・偽善は世間じゃ通じないんだよ。怪獣はスペシウム光線八つ裂き光輪で皆殺しにする。これが怪獣ものの原則ね。でもって、徹底的に暴れまわった後、最後は無惨に切り裂かれたり、爆発して粉微塵になったりする。これが怪獣のレゾンデートル。大暴れしているのに、いい子いい子されたんでは怪獣の矜恃がひどく傷ついてしまう。人権屋の尻馬に乗って、偽善に走るのだけは、やめたほうがいいよ。今度の逮捕騒動の顛末と同じで、すげーみっともないから。

「ドラゴンドライブ」2002年7月4日放送 テレビ東京 毎週木曜日18時〜18時30分

 アニメ新番組。むちゃな設定である。ゲームのそれを強引にドラマにしている感じがひしひしと伝わってくる。でも、おもしろくなるのなら、なんだっていいや。ジャンプの人気漫画が原作みたいだし。とりあえず1回目は、本当に、どこにでもあるお定まり展開の典型的第1回になっていた。

 だめ男(母性愛にあふれた、気の強い彼女あり)が、だめアイテムを手にし、なぜか超絶パワーを発揮して勝ってしまう。「やるじゃない、この子」と、謎の関係者の目がきらりと光る。

 完璧だね。ある意味、すごいと思ってしまう。ふつうは、この王道をあれこれアレンジするんだけど、これはいっさいしていない。びっくりである。このまま、王道だけを突っ走っていってくれると、考察する側としてはうれしいな。レア・サンプルだから。

「ETV2002 イムジン河〜私を変えた歌」2002年7月4日放送 NHK教育 22時〜22時45分

 34年の月日を隔ててCD発売された「イムジン河」について、さまざまな人たちが思いを語る。そういう番組だった。しかし、言葉でこの曲に関して語る部分は、それほどの感銘を受けない。それぞれの人びとがそれぞれの意志をこめた歌詞で「イムジン河」を歌う。その時間がしみじみと胸を打つ。都はるみ(李春美)さん、キム・ヨンジャさんの歌が本当にすばらしい。政治的な批判、思想を歌うのではなく、自分たちが歌うべき歌として「イムジン河」をただ歌う。そこがひたすらいいんだね。歌は歌。どんな背景があろうとも、それは歌うためのもの、聴くためのものだ。こんな当り前のことに、あらためて気がつかされてしまった。まだまだ未熟である。

 *再放送情報(変更の可能性あり)

「NHKスペシャル ヒートアイランド〜今 東京に何が起きているか」7/9 NHK総合 24時15分〜25時5分

 2002/07/03 (Wed)

 きょうもずうっと執筆。むし暑くて、やたらと眠い。気力は順調に低下中。
 で、昼すぎに右前腕上部に違和感をおぼえた。腱鞘炎である。テニスエルボー用のサポーターをはめて対処した。これも、ときどき起きるんだよね。打鍵の力が意味もなく強いから、いろんなところにしわ寄せがくる。肩だけはたすきがけでなんとかなってるけど、肘と指は打つ手がない。仕事はからだに悪いなあ。

「フィギュア17 つばさ&ヒカル 最終回」2002年6月26日放送 テレビ東京 毎週水曜日26時35分〜27時30分

 1時間スペシャルの最終回。頭からラストまで、構成がきちんと練られていたみたいで、伏線の使い方がとくに光っていた。映像的には並みレベルであったが、作画は丁寧だったし、ストーリーにも好感が持てた。個人的には、突然死した同級生の死因がなんだったのかが気になっている。これにもちょっと伏線がほしかったね。喘息持ちだったとか。

「Witch Hunter ロビン」2002年7月2日放送 テレビ東京 毎週火曜日25時25分〜25時55分

 アニメ新番組。しこった(しこつけちょる)造りにならなければ楽しく見られるかもしれない。だが、その可能性は低そう。たぶん見るのをやめてしまう作品じゃないかな。まだわからないけど。

 2002/07/02 (Tue)

 終日、仕事。しかも、またひとつ原稿を受けてしまった。短いやつだけど。

「SAMURAI DEEPER KYO」2002年7月1日放送 テレビ東京 毎週月曜日25時55分〜26時25分

 アニメ新番組。あたしゃ、だめだね。こういう設定、こういう構成は、まるでからだに合わない。退屈して、途中で眠くなってしまった。背景紹介など、あれこれの手続きを大幅にはしょっているのかなあ。事件が起きれば「つかみはオッケイ」じゃないんだよ。わたしが言うと、ぜんぜん説得力ないけど。

「G-on らいだーす」2002年7月2日放送 WOWOW 毎週火曜日18時30分〜19時

 アニメ新番組。うん、これはすっきりとつくられた第1話だ。眼鏡っ娘勢揃いによる学園アクションものというべたべたのおたく狙い作品で、映像的には特筆すべきところはないが、リズムがいいので画面が気持ちよく流れていく。こういう作品に、これ以上を望む必要はないだろう。問題があるとしたら、これ以下になってしまったときだね。って、ちょっと前までとは異なり、いまはすごくてきとーに書いているので、気にしたり、参考にしたりしないように。これまでどおりに扱っているのはドキュメンタリー作品だけである。

「最終兵器彼女」2002年7月2日放送 ファミリー劇場 毎週火曜日19時〜19時30分ほか

 アニメ新番組。加瀬ちゃんの監督作品である。書きにくいなあ。とはいえ、以前は、そう思ったとしても、客観性を保つために私情を排除して考察をおこなってきた。いまはそうする必要がない。とっても楽である。
 で、作品だが、人気漫画が原作ってのは、やはりすごいね。出来不出来以前に、作品としてのインパクトが違う。おもしろくなるかどうかは不明だが、そのあたりはじっくりと見ていきたい。

 2002/07/01 (Mon)

 1日中、ひたすら執筆。これからは、しばらくこういう記述ばかりになりそう。書くほうも読むほうもつまんないけど、これはどうしようもない。1日100枚くらい書ければ、すぐに終わるのだが、そんな奇跡は、かつて一度もなかった。今後もないはずである。したがって、いまはただこつこつと一文字ずつ書きつづけるだけ。ああ、つらい。

「ETV2002 遺跡発掘・ねつ造はなぜ見逃されたか〜考古学者たちの自己検証」2002年7月1日放送 NHK教育 22時〜22時45分

 藤村某という人がやってきた石器捏造&発掘のレポート。この人のことを「神の手(ゴッドハンド)」と読んでいたのは、正しかったのね。発掘関係者の一瞬の隙を衝いて石器を埋めこむ手ぎわは、本当に神技である。番組ゲストの学者も「手品、マジックである」と言っていたけど、まさしくそのとおりだ。その妖術に幻惑され、ついには教科書の書き直しという事態にまで陥ってしまった。番組では、その捏造検証レポートと、今後の対処レポートの両方を入れている。残念ながら、日本原人の研究は1からやり直しになってしまったが、これをいい機会として、より大きな成果を得られるように関係者には努力していただきたい。ただ、これまでやってきたように、遺跡を観光地化し、饅頭せんべいを売りだしたりするのはやめてほしいね。そういうことをすると、また学術研究が歪んでいってしまう可能性がある。これは当該自治体の問題なんだけど、きっとそれについては、あまり反省していないんだろうな。